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ナイルパーチの女子会
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ナイルパーチの女子会の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全88件 1~20 1/5ページ
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自分は女ですが、この本を読んで、女はやっぱり怖くないと実感できた作品でした。 この感情は男性には理解できないと思いますが。 そもそも女同士の友情に美しいものなんかないんですよ。お互い嫌だなと思う部分もあるし、軽蔑するような気持ちが湧き上がる時もあります。完璧な人はいないのでね。 それでも翌日には楽しく共感性を持ってランチできるし、困っている時は助け合えたりもする。 ね、やっぱり男性には分らないですよね。 とにかく自分は友達って色々あるけど最高だなぁと思うし、植物にお水をあげるようにこまめに手を入れて関係性を継続させる努力、お互い成長できるよう本音を言うことを恐れない勇気を忘れないようにしたいと思えました。 | ||||
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原作を読んでみたくなって購入しました。 これから読むのが楽しみです。 | ||||
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入りはおもしろくてスラスラ読めました。登場人物全員くそ。 途中からだらだと同じことの繰り返し。胸くそ悪いまま終わりました。 柚木さんの作品、何冊か読んでますが今後読むことないかも。 | ||||
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主人公2人もやばいけど、真織が一番怖い。女友達が1番信頼しているって。終盤の杉下の言い分はあながち嘘じゃない。友達なんていれば良いし、いなくてもこの世で生きていける。現実、本当の友達か否かは、自身の悩みを真摯に受けて助けてくれるかどうか。はっきり言ってそれは稀であろう。いつ何時もお世辞を言いながらマウントしたいのが人間でしょう。友達ってどうでもいいと思う。 | ||||
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いやあ、すごく面白かった! 人との距離の取り方がおかしい女子の壊れるさま、それに巻き込まれる周囲、そして収束するさまが鮮やかに描かれます。ツイストも含んでおり、予想外の結末でありました。 ・・・ 一般に女どうしの仲は難しいと言われることは多いですよね。 実際には星の数ほどケースバイケースだと思うのですが、女性はより過去の発言やその場の状況を詳しく覚えていることの方が多く、人間関係については非常に分析的(この発言が次の〇〇を引き起こした、だれだれがこういったから私はこういい返した、みたいな)になる気がします。人が複数発話しており、大枠では同じ方向なのに、いきおい頑張って微分するもんだから全く違う方向を向いているみたいになり話がこじれる。ってまあ、9割方うちの嫁のことなんですが、そんな気がします。 で本作、人との距離がうまく取れないエリート女子の志村栄利子とぐうたら主婦生活のブログが受けている丸尾翔子とが邂逅することから話が展開していきます。 ・・・ 肌感覚では7割がた栄利子のぶっ壊れ具合に興味を持っていかれます。思い込みの激しさやこうするべきという「あるべき論」が強すぎて、けっこう読んでてあてられます。 また、中盤以降栄利子をどん底に落とす派遣社員の真織も、かなりイっちゃっているキャラであることが判明。脆さや無常であることを理解しつつも女子との関係の大切さを認識し、夫より女子との関係を最優先、関係の変化を受け入れつつ生き抜くというスタンスは「そつない」を越えて一種の諦観にも見えます。でも、やっぱり依存しあえる女子の取り巻きを必要としているところが脆く(ゆえに怖く)感じました。 ちなみに自分自身は丸尾翔子にえらく共感しました。友だちいないし、実家の家族きらいだ(った)し、多少人生トラブって、最後はつれあいの言葉に救われるという。もうこれ私のことかと笑。 ・・・ 外国人の嫁をもらって一層思いますが、知り合って25年以上たってもやっぱり分からないところあるし、これからも分からない部分はあろうかと諦めています。これ、国籍や言葉の問題ではなく、人それぞれが違うのだからもう当たり前なのかな、と。 でも、「人は分かり合えない」とニヒルになるのではなく、そうかもしれないけど分かり合えるように努力する。そのために言葉の投げかけを絶やさない。と、こういうことなのではないでしょうか。 もちろん、言うは易し、です。でも、自分もそうですし、作中の栄利子の両親、または、翔子の父親、みんな喋らない。表現しない。でもね、表現しないと伝わらないんです。私も不機嫌になるとダンマリしてしまいます。だけれども、そういうときこそコニュニケーションを取る必要があるのだろうと思います。 まあね、嫌なことがあったら言わないと分からんと嫁にも言われます。じゃあ不満を言ってみようかとぶちまけると三倍くらいの勢いで言い返されるってことがざらにあり、やっぱり不満があるときはダンマリにしとこう、って日もありますよ。ただ、こうした口喧嘩は私には一種のコニュニケーションであり(気持ちよくないですよ)、それが幾星霜たって紡がれた絆(結果論ですよ)になるのかなあと思います。 ・・・ ということで、初柚木作品、たっぷりと堪能しました。ただ、少しだけ終わり方がきれいすぎたかな?って思いました。最後の最後で栄利子が妙に物分かり良くなった。一体あれは何が原因だったのか? まとめますと、人との距離感・つながりの息苦しさを非常にうまく描かれている作品であると感じました。また因襲的な考えにとらわれて苦しくなるという点で「傲慢と善良」を想起しました。 本作、人との距離の取り方に自信のない方、女子のドロドロが見たい方、それ以外に普通にエンタメ小説を読みたい方などにはお勧めできると思います。 | ||||
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読み進めることが怖くて苦しくて1週間以上も時間がかかりました。書名からおしゃれな洋菓子店で楽しく女子会する話かと思ったけど全く違いました。 主人公の2人の女性はどちらも30前後。ひとりは人気ブロガーで夫がいる。もう1人は独身で大手商社でバリバリ働いている。共通するのは人付き合いが下手。両親との関係もギクシャクしてたり、友人は居ないし。女子会に憧れるふたりが出会ってから悲劇が生まれる。 彼女こそ何でも話せる親友だと思い込んだとこからズレはじめる。親友だからこそ相手の欠点は叩いても治さないといけない。私しかそれは出来ない。そういう思いが相手も自分も家族も追い込んでいく。 自分の姉もこのタイプだ。家族なんだから言いたいことは我慢せず言うべきだという。それで他人の家に土足で乗り込んで言いたい事を言い放ってこちらの心をズタズタにして去っていく。違うんだよな。相手のことを思いやる心が必要なのに。 ナイルパーチは淡水魚だが凶暴で肉食。生態系を破壊しつくす。ちょうど彼女達のように。結末自分を取戻しかける話で終わる。どうか幸せを見つけて! #高校生直木賞 受賞。選んだ高校生も凄いな。 #直木賞 #山本周五郎賞 | ||||
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今創ってる演劇作品のメインとダブるキャラだったので、どんどん惹かれていき読み進めました。途中からは胸の痛みや吐き気さえ催すほど。だけど読むのをやめられなくて。自分自身の中に登場人物のどちらの部分も見つけてしまってうんざりさせられました。読後はしばらく後遺症に苦しみます。 | ||||
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おそらくテーマは女子なのだと思うが、主人公が狂気に駆り立てられるきっかけにネットがあった。ネットがなければ知り合うはずもない関係が簡単に結びつけられるからこそ、想像が掻き立てられて、不安を煽ってしまうのではないかと思った。同時に、相手を思いやること、これを履き違えることの怖さも感じた。二つとも最近なお盛り上がるテーマであり、読んでいて怖かったです。 | ||||
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もしくは『Sex and the City』のオマージュか?という印象。ようするに有り触れたエピソードを盛り上げて、かつ共感でリアリティを持たせつつ徐々に歪んでいく展開にさせたように思える。 これがホラー小説なら今度は翔子がストーカーとなって栄利子を縛り付け、ちぐはぐな家庭に入り込んで両親に気に入られ、彼女の居場所をどんどん奪っていくところだけど、目指すラストが「一歩踏み出す」という前向きなものだったので無難にまとめた印象。 とりあえず、Z世代に青春送らなくてよかったと実感。親友の定義が ・「一日に五回はメールのやり取りをする」 ・「週に三回会う」 ・「一緒に旅行する」 なんて絶対無理。 中学生のまま感覚が止まってる。 栄利子も翔子も自分と似た部分はあるけど、もともと読者にそう思ってもらう為に正反対で両極端なキャラ設定にしたのでしょうね。だけど何方の女性も最後は家族と向き合う事で前に進んでいける辺り、結局は定番の『青い鳥』枠を出ない終わり方。 同じ中途半端な終わり方でも、ドラマ版の方がコンパクトにまとめてマイルドになっていた分だけ見ていて安心できた。栄利子と圭子の過去もぼんやり匂わせるだけである程度引っ張る展開も緊張感があり、謎めいた栄利子の目的が洗脳ではないかとミスリードさせる面白さもあった。真織のキャラも滅茶苦茶一歩手前に留め、むしろ栄利子の境遇に対して優しいとすら思える。脚本家のアレンジが実にお見事。 設定は全然違うけど、湊かなえの『母性』を思い出させる雰囲気がある。あれは家の中での家族関係の話だけど、誰かが悪いわけでもなく思い入れがちぐはぐに絡まって、最後に解決したのは別離できないという諦めと時間だった。 | ||||
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「お嬢様」って蔑称なんだなって思った。 | ||||
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主人公がなぜこんなにこの女性に執着してるのかとか、普通の感覚では理解できないことが多すぎて中盤は狂気のホラー小説としてしか読めなかった…。女ってものはそんなにシビアな立ち位置なのでしょうか?と私は考えてしまいました。批判に溢れた描写がツラかった。そして小説を読み慣れてないのもあり8時間もかかりました…しかし8時間をかけて読む内容なのか…という気持ちもあります。確かにわからなくはない、というポイントも少しありましたがどの登場人物にも共感はなかったです。 | ||||
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読み終わった後も、 何かと引きずる作品。 著者の作品の一つである、あまからカルテットのような、理想的で羨むような関係の女たちを描いた作品とは正反対のような、表裏一体のような作品。 私自身、この物語の主人公どちらにも共感してしまう場面があり、読むのが辛くなって途中でうとうとと寝てしまったら、そのままとてつもない悪夢を見てしまったくらい心を抉られていた。 真織が言っていた、修復したり調整しながら関係を根気強く続けていく?、みたいなことが結局のところなんだよなー、と思ったり。 女同士の関係性はもちろん、 親との関係にも色々と考えさせられた。 親からの呪縛から解き放たれるには、ある程度の距離感と自分の軸の確立が必要であるよな、などと思い、どの人間関係にも距離感の大切さを感じた。 読んで終わり、という作品でなく、 ずしんと何かを残す作品。 著者のこの重みのある作品も、 軽快な作品も好きなので、今後も注目して作品を読んでいきたいなと思った。 | ||||
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重苦しい話だなと思いつつ途中まで楽しく読んでいたものの、派遣社員の女の子が豹変してからあり得ない展開に。 なぜ主人公も大人しく従ってしまうのか。 エンタメ小説とは言え、全くリアリティを感じられず白けてしまいました。 山本周五郎賞、直木賞候補の触れ込みから興味を持ち読み始めたのでがっかりでした。 | ||||
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頑張って最後まで読んだ 正社員でも派遣でも真面目に働く女性には勧められない 前から著者の描くエリート女性像に疑問があったが、女は女と見下しているのは著者本人ではないだろうか | ||||
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読んでて非常にきついです。でも読み切りました。ドラマも観たいなと思いました。 わたしはえりこなんじゃないか、翔子なんじゃないか、いやでもわたしはこんなことしない。たぶん…ページをめくってもめくっても平穏は訪れません。中盤から終盤のえりこの奇行の連続が非常に重いです。翔子も元々の弱さにつけこまれ引っ張られ、幸せだったのにおかしなことになります。 この作品にまともな人はいないです。 でも最後まで見届けて欲しいです! | ||||
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花束は毒を読んでこの小説の真織を思い出しました。 栄利子や翔子には自分にもこんなところがあると思えますが、真織は無理です。 恐ろし過ぎて不快になりました。 | ||||
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女性の親友がテーマですかね。 いちいち、薄っぺらい印象です。設定からかけ離れちゃってるし。 30歳で1000万超え稼げる人がこんな風になっちゃわないし、もともと治らない発達障害的な病気ならいくら親の縁故があっても2ー3年で使い物にならなくて退職でしょ。 なんか、大人の世界に憧れて見様見真似で書きましたって感じでヘドが出ました。 少しの毒が刺激的な文学になるのっ て思ってそうで怖いです。駄作。以上 | ||||
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女同士のドロドロがこれでもかと書かれている。依存してしまう気持ちはわからなくはないけど…。柚木さんの文章は好き。 お寿司屋さんで白身魚を食べるときに思い出しそう。 | ||||
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ほかの方たちも書いていらっしゃいますが、どの人物もうすっぺらい。 夫婦の会話、男女の会話、社員と派遣社員との会話、みんなうそっぽい。 みんなひたすら育ちが悪く、言葉遣いも汚く、安っぽい。 読後感は最悪。 うーん・・・まずは本屋で実物を手に取ってから購入を考えると良いかと。 ごめんなさい、ある程度の年齢以上の社会人にとっては、レベルに付き合いきれないと思います。 | ||||
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一気に読んでしまいました。 主人公の女性の心理描写が興味深く、自分にもこう言う部分があるとか共感しつつそして否定しつつ、小説の中にどっぷり浸かっている自分がいました。 | ||||
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