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ナイルパーチの女子会
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ナイルパーチの女子会の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全88件 21~40 2/5ページ
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”誰も死なないけど、ゾクゾクする本が見たい”という無茶ぶりに対して、 図書館の司書さんが即答でおすすめして下さった本です。 いやー、気持ち悪い!笑 あまりの気持ち悪さに徹夜して一気に読んでしまいました。 まさに”誰も死なないけど、ぞくぞくするやつ”です。 一見すると、”女友達という存在に執着しすぎる異常者”の話なんだけど これって大きく大きく描かれているから異常者として描かれているだけであって、 女性は大なり小なり持ち合わせている部分だと思う。 結局それはエリコであり、翔子であり、真織でもある。 みんな表裏一体。 どこかでたった一歩だけ行きすぎちゃうと簡単にそっち側へ行ってしまう。 そこが怖かった。 真織だって周りの女友達(同僚を含む)とうまくやっている風に見えて、 実はエリコと同じで女友達という存在に依存していて、 実際はどう思われているかわからないしね。 芋けんぴ、たまーに超固くて先がとがったやつに遭遇するけど まさか凶器になるとは…!これは完全犯罪イケそうな気がする…(笑) ドラマ版は残念ながら地域的に放送がなかったので、いつか見て見たいな。 | ||||
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最近 TVでドラマになっていて 興味があり 読みました。水川あさみさんが主役を熱演されていて それはそれで面白く それで原作ってどんなものかと。小説の主人公の方が上品な印象で だんだんと執着心に支配されるかんじ、ギリギリ感や それによる女同士の人間関係の圧迫感が 良く描かれている。 読後は良い意味で、唸ってしまいました。 | ||||
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面白かったです。ドラマ観てるので、気になって買いました。 | ||||
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登場人物が不器用でそれぞれの生きにくさがわかり憎めない。 もがいている感じが切ない。 | ||||
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ドラマ化されているので、興味本位で読み始めたのですが、圧倒的な孤独と一瞬の煌めきにさまざまな人生を重ね合わせました。少し辛い毎日を過ごしているのですが、なんとなく救われまし | ||||
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母が欲しいと言うのでプレゼントしました。喜んでくれました。 | ||||
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これはもう今年一番の作品かもしれない〜まだ2月なのに。 女友達って本当に面倒。学生のときはまだ同じ水槽にいるから いいけど社会人になって結婚して皆が違っていく中で同じを求める 息苦しさが伝わってくる。ちょっとイラっとしても諦めというか? 相手に期待しないことが大事なんだよな〜って思わされます。 寂しいけどそう思ってないと大怪我するんだなぁとこの作品を読んで 改めて思いました。時間をおいてまた読みたいです。 | ||||
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文章がきれいで読みやすいです。しかしこの程度の話でもありますし、かいつまんでお願いします。 | ||||
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ドラマ化されたのを見て面白かったので原作を手に取りました。 一見、恵まれた環境で充実した日々を送る主人公ら登場人物の内側に潜む、孤独、劣等感、歪みを表現する作者の力は素直にすごいと思います。狂気じみた行動へ駆り立てていく衝動の描き方もすごい。人と期待通りに繋がれないことへのもどかしさや寂しさには、共感できるところもあります。 ただ、本当にこんなにエキセントリックな人たち、そうそういませんよね…と途中で白けてきてしまったのも事実です。 特に、主人公の一人である総合商社の総合職の女性。彼女が常軌を逸した行動を取り始め、ストーカー化していくタイミング、思考の切り替えがあまりに早すぎ、これまでよくコミュ力が物を言う商社でバリバリ仕事できたな…とまず違和感を覚えました。もう少し、一見普通だったのに実は、、、な徐々に変容と恐怖を読者が実感していくテンポ感であって欲しかったです。後半、その存在にかなり違和感を覚える派遣社員の意味不明な指示に従い主人公が社内でやらかすストーリー部分が余計に思えただけに、前半をもっと膨らませて欲しかったです。 執筆された時代の問題かもしれませんが、エリート女性の像、社内で置かれる環境自体も、一昔前な気がしました。 | ||||
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小さなネタバレです。 飲食店午後8時までとなった今、栄利子の救いとなった深夜のファミレスはないんだなと思った。 そういう意味で、緊急事態宣言は、友達のできない人にはつらい。 コロナ禍だったら色々違ってたかもなんて想像しました。 | ||||
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女子校だったから、分かる 東電ol殺人事件を思い出しました、あれは彼女が可哀想だったけどね 他の人が見えなくなってしまう所が似ているなって思います | ||||
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作者が書きたいテーマは分かるんだけど、ヒロインの設定が破綻していて全然感情移入出来ない。 名門校を出て『30歳で1000万をとうに超えて稼ぐ』ような人が、このような思考や行動は取らない。 そもそもこんなに情緒不安定ならば、脇目も振らず勉強したり、激務の商社で順調に出世は出来ない。 心身共にタフだからこそ、タフワークに耐えられる。 どれほどの頭脳明晰な人がどれほどの激務をこなしているのか、到底普通の人では成し得ないから、高収入な訳で。 本当にね、実際に見たら打ちのめされますよ。 ただ仕事量が多いだけじゃなくて、質もね。 それを知っていたらこの内容にはならない。 作者が本当に頭の中だけで空想しているエリートと言う感じ。 大人びた十代が書いた文章のよう。 有名総合商社が舞台なのに、物凄い低レベルの会社にしか見えない。 派遣の人のレベルの低さも。 エリートもそうでない人も、人間の本質や悩みはそう変わらないけど、緻密に書き切れてない所が力不足といった感じ。 作者が意図しているとしても、デフォルメが過ぎてもはやギャグになってる。 若い読者はこの毒々しさにガツーンとヤラれるのだろうけど、とうてい大人が読むには耐えない代物。 つまらなくて途中で読むの辞めた。 | ||||
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大手商社のキャリアウーマンの栄利子は多忙な毎日のささやかな楽しみとして『おひょうのダメ奥さん日記』という人気ブログを愛読していた。ある日、栄利子はふとしたことからおひょうこと翔子と出会い、交流を深めた。 翔子はスーパーの店長である夫と二人暮らしの専業主婦。のほほんとした雰囲気を持つが、内心は親の財産を食い潰し、なにもしないのに高圧的な父親と、その父親に嫌気がさして失踪する母親への鬱屈を抱えていた。 そして、栄利子も翔子も心許せる友達がいない。 そんなふたりは初めてできた女友達に最初ははしゃぎ嬉しくなるも、翔子が実家に行くことになり、しばらくブログを休んでいたことから栄利子による翔子へのストーカー行為が始まっていき……という話。 今はTwitterを退会されたものの、作者の柚木麻子はこの小説を書いたきっかけを、Twitterにて「最近、女子会をやってわいわいしているとそれに対して周りのざらついた視線を感じる時がある」と呟かれた。 そこから「友達」とはなんだろうと突き詰めて書かれたという。 正直、私自身も高校時代に友達ができず、友達を作らねばと躍起になり、栄利子のように友達ができない心の傷を拗らせたり、女の子たちが固まってわいわい騒ぐさまを見て、殺意に近い憎しみの眼差しを向けた過去があるので、学生時代に友達ができなくて心細さを感じた人間にはかなりグサグサ刺さる作品ではないだろうか。 そして、生真面目さが災いして他者を自分の価値観の鋳型に無理やり入れて張りぼての友情に固執する栄利子が獰猛なナイルパーチなら、翔子はさながら他者(男)に寄生して侵食していく人食いアメーバのようで、ベクトルは違えど似た者同士だなと寒気が。 と、同時に友達がいないからくるコンプレックスという呪いを解くのは、結局は自分自身だけなのだと改めて思い知らされる。 結末は纏めようと焦りすぎた感があり未消化だが、友達を作ろうという過去の呪縛から解放された栄利子と翔子が受けた代償の大きさに痛々しくなるし、それを踏まえて彼女たちが友達の多寡とかステータスとかで自分や他人をジャッジするのをやめて自分なりの人生をきちんと生きられたらと願いながら星4つ。 追記・コミュニケーション能力は高いが成り上がるために栄利子の同僚と既成事実を作り婚約した派遣社員の真織。彼女が栄利子に言い放った言葉は確かに一理あるものの、あの狂暴さとマウント臭がするコミュ力からして真織は実は友達と思っている子らから疎まれているんじゃないかと意地悪な考えが過った。もし、そうだとしたら真織はどう反応するだろうか。そして真織の張っていたクモの巣に引っ掛かった杉下は多分失踪等をして真織からフェイドアウトしそうで怖い……。 | ||||
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商社勤務の30歳の女性が仕事は出来るし、仕事上なら上手く人間関係をさばけるのに、プライベートになると、友人もいない。彼女が好きなブロガーさんと偶然知り合い、強引に「親友」となっていく過程が怖いです。作者の他の作品も読んでみたくなります。 | ||||
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途中読んでると怖くてやめたいけど、やっぱり続きが気になって夢中で読みました。私は恵莉子に近いと思って、読んでて自分の暗い部分をつかれているみたいで怖かった。友達がちゃんといる自分を演じてなかったと言い切れないし、もしかしたら私の言葉で誰かを追い詰めてしまったことがあるかもしれないと思った。 人の心は思い通りにできないというのを忘れると、人って横暴になったり自分の読み通りの言動をしない人にイライラするのだと思う。 翔子のラスト、強くなったなと思った。 | ||||
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一流商社勤めの女性が、ブログを書いている女性と一方的に親友になろうと努めるのだが、結局は破綻してしまう。育った環境も置かれている状況も異なるふたりだが、視点人物を巧みに交互に転換することで、ふたりは似た者同士であることを描出する手法は見事である。 | ||||
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柚木先生の作品に登場する人物は、大概狂ってる。有名になる柚木作品では特に磨きのかかった狂人が所狭しと躍動している。毎度のことだが、最初は登場人物達を「こいつ、やべぇやつだな(笑)」と第三者的に突き放して眺めていたはずが、気付くと鏡越しに自分を見ているような錯覚に陥る。ナイルパーチの女子会も正にそれ。胃がきりきり痛む。毎度こうなると知っててつい柚木先生の小説を読んでしまう。正直とても困っている。 | ||||
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数年前にちょっと気になり、最近ようやく手にして読みました読み始めてすぐに不快な気持ちに…。 後味悪いと言うか、気分が落ちていく感じ。 正直読まなければ…とも思う作品でした。 | ||||
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本作品は、エリートの独身女子と主婦ブロガー、友達いない彼女たちが、人と人との距離を測りかねて空回りていく様が描かれている。 物語は、二人の視点が切り替わって進む。 著者は、女心の抉り方が容赦なしだね。他の作品には、怖い女が登場するものがいくつかある。彼女たちは、一見無垢、しかしながらその心のうちには、寒々しいものを抱えている。本作品にもそんな女子が登場するのだ。 読了した時には、快活な柚木麻子節が恋しくなってしまったよ。 ちなみに、ナイルパーチはスズキの代用品だから、タイトルが何を示唆しているかは自ずと分かだろう。 | ||||
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男の自分だが、女子会という言葉の違和感を少し理解できた気がした。 最初は栄利子は頭がおかしい人間だと思い、怖いもの見たさで読み進めたが、翔子が英利子に似た部分があるように、男の自分にもかなり似た部分が多いと感じた。 ちょっとした人との出会いやタイミング、運の違いで同じような人間になっていたかもしれないし、もしかするとこれからなる可能性もあるのではと思うと少し怖くなった。 楽しい小説ではないけど、ドキドキ、ヒリヒリした印象に残る作品でした。 | ||||
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