光を灯す男たち



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    初公開日(参考)2022年08月
    分類

    長編小説

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    光を灯す男たち (新潮クレスト・ブックス)

    2022年08月25日 光を灯す男たち (新潮クレスト・ブックス)

    絶海の灯台から3人の男たちが消えた! 実在の事件を元にした傑作文芸ミステリ。1972年末、英国コーンウォールの灯台から3人の灯台守が忽然と姿を消した。灯台は内側から施錠、食事も手つかずのままであった。8週間の任務、狭いベッド、夫婦の距離……。孤絶したコミュニティの中で、灯台守とその妻たちに何が起きていたのか? 誰もが光として抱えてきた思いが、20年前の未解決事件の謎を解き明かす。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

    光を灯す男たちの総合評価:7.67/10点レビュー 6件。Bランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (8pt)

    人それぞれに、守るべき秘密と生きるための光がある

    021年、イギリスでベストセラーランキングに入ったという、女性作家の文芸ミステリーデビュー作。1990年にスコットランドの孤島の灯台で忽然と三人の灯台守が消えたという史実をベースに、大胆な構成力で仕上げた謎解きミステリーかつ男と女の物語である。
    1972年のクリスマス直前、イギリス南西部の孤島の灯台に補給船が到着してみると、いるはずの灯台守三人の姿が消えていた。容易に人が近づける場所ではなく、灯台の扉は内側から施錠されており、誰かが侵入したとは考えづらかった。さらに、食卓には手付かずの食事が残されており、内部で争いがあったような形跡もなかった。一体何が起きたのか、全く不明のまま事件は迷宮入りした。その20年後、海洋冒険小説家が事件の謎を解くと宣言し、関係者にインタビューしてまわり始めたのだが、遺族たちの口は重く、さらに遺族間に微妙な対立があり、真相は簡単には明らかにならなかった…。
    絶海の孤島に男三人だけで24時間顔を突き合わせて暮らす灯台守、その留守を守る妻たち。それぞれに守るべき秘密と生きるための光があり、光は同時に闇を生み、人間と家族の物語の陰影が描かれていく。フーダニット、ワイダニットがストーリー展開の軸ではあるが、それと同等、あるいはそれ以上に家族の物語がスリリングである。
    謎解きミステリーにとどまらない人間ドラマとして、多くの人にオススメできる。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.5:
    (4pt)

    女性の描き方は秀逸ながら男性になると・・・

    この小説は1900年、スコットランド沖アイリーン・モア島の灯台で実際に起きた事件を基に書かれたものだが、事件の映画化もされていて「バニシング」(2018年)や「ライトハウス」(2019年)がある。映画は事件の真相を想像して描かれているが(「ライトハウス」は灯台員が2人に設定を変えている)、この小説は設定を1972年に変えて、20年後の92年における残された妻や恋人の回想を中心に書かれている。

    事件の真相は意外にあっけなくてミステリーとしてはあまりお勧めできない。作者が女性なのもあって、女性の心理描写は細やかで説得力があるが、男性になると退屈な男としてしか描かれておらず、最後は世間と隔絶された異常な環境のせいにしてしまうのはどうか? 読者を選ぶ作品。
    光を灯す男たち (新潮クレスト・ブックス)Amazon書評・レビュー:光を灯す男たち (新潮クレスト・ブックス)より
    4105901834
    No.4:
    (5pt)

    絶海の灯台から、忽然と3人の灯台守たちが姿を消したのはなぜか

    『光を灯す男たち』(エマ・ストーネクス著、小川高義訳、新潮社)は、1972年末、英国の絶海の灯台から、忽然と3人の灯台守たちが姿を消したのはなぜか、彼らにいったい何が起こったのか――という謎に挑戦した小説です。

    事件から20年後、謎を解くべく、一人の作家が関係者たちへの取材を始めます。「いまを去ること20年、1972年の冬に、ランズエンド岬の沖合で、コーンウォールの海の灯台から、3名の駐在員が行方を絶った。手がかりが残っていなかったわけではない。入口ドアは内部から閉ざされ、2つの時計が同じ時刻で止まっていて、食事の用意だけはできていた。また主任(駐在員)の天候日誌には、島の周囲に嵐、という記述があるのに、実際には好天だったのが不可解である」。因みに、2つの時計は8時45分で止まっていました。

    事件当時と20年後の、灯台守たちと残された妻や恋人たちの語りが交錯する中、徐々に、それこそ薄皮を剥がすように、それぞれが抱えていた秘密が明らかにされていきます。ストーリーテリングの巧みさに、ページを繰る手が止まらなくなりました。そして、あまりにも意外な結末に、読み終わった後も呆然としています。
    光を灯す男たち (新潮クレスト・ブックス)Amazon書評・レビュー:光を灯す男たち (新潮クレスト・ブックス)より
    4105901834
    No.3:
    (5pt)

    灯台守

    海が持つ深い闇
    灯台守の妻の孤独と解放感

    ゆっくり読んでください。
    光を灯す男たち (新潮クレスト・ブックス)Amazon書評・レビュー:光を灯す男たち (新潮クレスト・ブックス)より
    4105901834
    No.2:
    (2pt)

    ミステリーというほどではない

    三人の灯台守がなぜ、どうやって消えたのかの謎解きを目当てに読むと、そんなに目新しい解決ではなく、想像できるもの。
    また、心理捜査というほどではない。ミステリー小説とは言えない気がします。
    女性たちの生き方、考え方も想像の範囲内。
    ただ、灯台守の生活がわかったので、星2つとしました。
    光を灯す男たち (新潮クレスト・ブックス)Amazon書評・レビュー:光を灯す男たち (新潮クレスト・ブックス)より
    4105901834
    No.1:
    (3pt)

    女性たちの語りにリアリィティ

    消えた3人の灯台守たちよりも彼らを失った妻と愛人の語りにリアリティがあり、読ませます。でもミステリーとして読むとどうしても結末(謎の解明)に無理があると感じました。少しファンタジー風味もある佳作でしょうか。
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    4105901834



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