スーツアクター探偵の事件簿
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怪獣モノ特撮撮影現場ハードボイルド?であります。 本書の刊行は2016年6月。『シン・ゴジラ』公開を当て込んだかのような異色?の特撮系お仕事ミステリなのですが、CG全盛でゴジラもフルCGの現在の特撮映画の撮影現場なのだと思って読んでいるとけっこう違和感。TV番組ならともかく、大作映画で四足歩行の怪獣の着ぐるみにスーツアクターが入って演じるんですよ? どうも昔の特撮雑誌の撮影レポートやメイキング本を読んで、そのイメージで執筆してしまったという感じなのですね。いっそ昭和末の設定にしてしまった方が違和感なく読めたかも。 そんな撮影現場で探偵役、はっきりいえば雑用係としてトラブル解決を押しつけられるのは事故のトラウマで着ぐるみに入れなくなった元スーツアクターの椛島青年。探偵は探偵でも、本格ミステリ流の名探偵タイプではなく、体力と度胸で情報を集めるハードボイルド系タフガイタイプ? 暴漢を相手に殴ったり、殴られたり、あんた、スーツアクターができなくてもスタントマンで充分にやっていけるんじゃ…。 謎解き要素は薄味で先の展開が想像しやすいものの、ライトなタッチでよどみなく読める本作ですが、残念な点もいくつか。 第一に表紙のイラストから受けるイメージがいまいち本編の内容に合っていない。一見すると体力だけが取り柄のぼんくらな太田青年は能ある鷹は爪を隠すタイプ…と思いきやそんなことはぜんぜんなく、著者も持て余したのか、相棒ポジションとしては性悪スーツアクターの布施や三十路女性ライターの方がずっと存在感があったような。 第二に、著者が書いているうちに設定を勘違いしたか、それとも後から書き直したために整合性がとれなくなったのか、最後のエピソードで展開の繋がりがおかしなところがあるような? それとも、私の読み方が悪かったのかしらん。 | ||||
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タイトルに事件簿とあるように、一応ミステリーなのだが、そのミステリー作品としての部分はあまり期待しないほうが良い作品。だが、例えば怪獣映画や特撮映画の現場やその裏側を知りたいという方には、資料的な価値を持つ小説である。主となる登場人物は変わらないが、オムニバス的に短編を繋いである感じの構成なので、読み飽きない。ハードカバーなので新品で買うと高いが、中古で沢山Amazonでも出品されているので、興味のある方はお得にそういう方法で入手して読んでみて損はない小説だ。 | ||||
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「スーツアクターとは」の方向だなー。 観るとしたら被り物系は「中の人」を意識して観たくはない派だが、薀蓄、裏話、苦悩、苦労の描写は楽しく読んだ。 謎は…失礼ながら、どうでも良かったw | ||||
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