黒い犬
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最近翻訳ものを読んでいなかったせいか、日本語の訳文がこなれていない感じがして、常に原文を想像しながら読んでしまい、最後まで読めませんでした。 | ||||
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最近翻訳ものを読んでいなかったせいか、日本語の訳文がこなれていない感じがして、常に原文を想像しながら読んでしまい、最後まで読めませんでした。 | ||||
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物語の舞台は、ダービシャー北西部。たしか「嵐が丘」や「ダーバビル家のテス」の舞台ではなかったか?舞台からしてイギリスらしさが感じられ、期待が高まります。 現代イギリスの、田舎の観光地の雰囲気が、丁寧に描かれていて、興味津々です。 登場人物の描写も丁寧で、人間味があふれています。 シンプルでオーソドクスな文章ですし、事件自体が特別センセーショナルでもありません。 常軌を逸した殺人鬼やグロテスクな怪奇趣味とは無縁です。 むしろ、事件を軸に展開される人間ドラマが、この小説最大のポイントです。 主人公の二人、クーパー刑事とフライ刑事は性別も違いますし、地元民と他所者、大所帯と孤児と云う様に、出自も正反対です。 その事が、二人の行動にも反映されていますし、警察署内部の出世競争にも影響してきます。二人がそれぞれ抱える葛藤も、物語の経過に従い明らかになります。 又それが、二人の感情と行動に、影響を及ぼしているのです。 登場人物の全員が、それぞれに意思を持ち、それぞれの規範に従い行動しています。何れもステレオタイプではなく、血が通った人間として丁寧に描かれています。 タイトルの「黒い犬」が、事件解決のキーワードだったことが最終盤に判明するのも、人間の思い込みという盲点を衝いていて、思わずにやりでした。 世の中の風潮に流されない、毅然とした小説であり、良い小説です。 是非、ご一読をお奨めします。 | ||||
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物語の舞台は、ダービシャー北西部。たしか「嵐が丘」や「ダーバビル家のテス」の舞台ではなかったか?舞台からしてイギリスらしさが感じられ、期待が高まります。 現代イギリスの、田舎の観光地の雰囲気が、丁寧に描かれていて、興味津々です。 登場人物の描写も丁寧で、人間味があふれています。 シンプルでオーソドクスな文章ですし、事件自体が特別センセーショナルでもありません。 常軌を逸した殺人鬼やグロテスクな怪奇趣味とは無縁です。 むしろ、事件を軸に展開される人間ドラマが、この小説最大のポイントです。 主人公の二人、クーパー刑事とフライ刑事は性別も違いますし、地元民と他所者、大所帯と孤児と云う様に、出自も正反対です。 その事が、二人の行動にも反映されていますし、警察署内部の出世競争にも影響してきます。二人がそれぞれ抱える葛藤も、物語の経過に従い明らかになります。 又それが、二人の感情と行動に、影響を及ぼしているのです。 登場人物の全員が、それぞれに意思を持ち、それぞれの規範に従い行動しています。何れもステレオタイプではなく、血が通った人間として丁寧に描かれています。 タイトルの「黒い犬」が、事件解決のキーワードだったことが最終盤に判明するのも、人間の思い込みという盲点を衝いていて、思わずにやりでした。 世の中の風潮に流されない、毅然とした小説であり、良い小説です。 是非、ご一読をお奨めします。 | ||||
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私はいわゆる本格派好みではないが、古典的風格と骨法を備えた警察小説には、てもなく酔ってしまう。ましてやそれが、大好きな英国田園風景を舞台として展開される、複雑極まる人間関係を背景に生じた陰惨な殺人事件の謎解き(誰が殺したか)というシンプルな物語設定のストーリーであれば。加えて、共感を寄せられる捜査官が登場すればなおさらのこと。黒い犬が背中にへばりついた(ふさぎの虫にとりつかれた)心やさしいベン・クーパーと、忌まわしい出来事の記憶に悩まされる野心家のダイアン・フライ。部長刑事への昇進を競いあう一組の若い男女の刑事がこの作品の探偵役。彼、彼女をとりまく村人や同僚たちの人物像がしっかりと描き分けられ、ゆっくりと丁寧に、そしてそこはかとないユーモアと重くなりすぎない深みをもって綴られる文章もいい。 | ||||
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