死神を葬れ
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設定がぶっ飛んでるとこんな展開になるのかな、映画なら最後までいけたかも、活字だともう無理。 | ||||
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導入からハイスピードだ。 本書の面白さを人に説明すると「何それ」といわれる。 マフィアで研修医で入院患者がああもう、何それ、だ。 なので、本書の装丁、装画、タイトルで感じるものがあったのなら 手に取ってもらうしかない。きっと、分かってもらえると思う。 軽快な主人公の語り口で一気読み必至。 研修医の多忙感と物語のノンストップ感がシンクロした一冊。 | ||||
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物語は、現在と過去とをパラレルで書きすすむのだが、テンポも良く読者の興味を、次ページへと繋げる著者のストーリーテラーとしての才能は、並みの作家の誕生じゃーないと感じる。 訳者の池田真紀子さんの訳も秀逸であるから、物語の進むテンポのよさを助けている。 この「死神を葬れ」が第一作だから続編が楽しみな作家である。 巻末に著者が書いていた「警告」が蛇足ながら面白いから、以下引用します。 「警 告」 このパラグラフと謝辞、献辞を除いて、この本はまるごとフィクションだ。冒頭の引用句さえ、でっち上げ、だから、事実として真に受けるのは──とりわけ医学的な情報に関して──まったくお勧めできない。 と、著者が「警告」を書いているが、”事実は小説よりも奇なり”の諺もあるじゃーないか?と考えるとディフォルメされている部分は差し引くとしても、医療の現場の実情を語っているのではないかな? なんせ著者のジョシュ・バゼルが現役のレジデントなんだから・・・。 物語の最後で、主人公が絶対絶命の危機に直面したときに、メスもなく自分で自分の足を引き裂いて腓骨を取り出し、それを武器にすることだけは絶対にありえないと、スキーで骨折をした経験のある吾身から断言できる。著者が巻末に、この「警告」を書くことによって、私のような五月蠅い読者の反駁を封じている。 | ||||
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面白い。 痛快、そしてブラック。景気のいい毒気が撒き散らされてて一気に読めました。やっぱり毒はいいなあ。 主人公は研修医。ということで医療系のサスペンス話が続くのかしら、海堂尊みたいなのかしらと思っていたら、なぜかマフィアが絡んできてドッタンバッタンとてんやわんやでございます。あまり粗筋を知ることなく「コノヤロー!」と読んでしまうのがオススメですね。 マフィアも出るので、そりゃあもう撃ったり殴ったりもオンパレード。舞う血飛沫、飛び散る肉片。こんなにスプラッター描写いらねえだろ、と思いつつも全体を通底するユーモアとポップさでそこはカバー。 マフィアものには欠かせない(とオレは思っている)サメも出てきて、もう何がなにやらワッショイワッショイのお祭り弾丸ストーリーです。 | ||||
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’09年、「このミステリーがすごい!」海外編第16位にランクインした、ジョシュ・バゼルのデビュー長編。本国アメリカで発売前から話題を集めたり、’10年、レオナルド・ディカプリオ主演での映画化が決まったり、何より訳出がジェフリー・ディーヴァーの<リンカーン・ライム>シリーズの翻訳者池田真紀子とくれば、面白くないわけがない。 ‘僕’ことピーター・ブラウンはニューヨークの<マンハッタン・カトリック総合病院>の研修医。病院勤務は凄まじい忙しさで覚醒剤でも飲んでなければやってゆけない。よくあるメディカル・スリラーかと思っていると、とんでもない転回が待っていた。 冬のある日、新規入院患者に「ベアクローじゃないか!」と言われて事態は一変する。実は‘僕’はその昔、マフィアの殺し屋だったのだ。今は「証人保護プログラム」のもとで新たな人生を送っていたが、そいつは‘僕’の過去を知る男だったのである。ここから‘僕’の多忙を極める大病院の日常と、ノワールが香るマフィア時代のエピソードが交互に語られる。 狂騒的な医療現場の現実は、ブラックなユーモア感にあふれ、「とても安心して病院に入院なんかできないぞ」と思わせるほどだ。また回想シーンでは、ユダヤ人の祖父母に育てられ、マフィアの一員になってゆく姿がシリアスに描かれてゆく。やがてその祖父母にも秘密があることが分かり、過去と現在がシンクロするとき、爆痛に耐えながら自らの身体を切り開いて武器にするという‘僕’の凄まじい戦いが展開される。 本書は、一歩間違えれば“バカミス”にもなりかねない、新しいタイプのミステリーであり、抜群の疾走感とノリで一気に読ませるページターナーである。 | ||||
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