殺意のシステム



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初公開日(参考)1986年10月
分類

長編小説

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殺意のシステム (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

1986年10月01日 殺意のシステム (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

「あなたは成功者なんだから」という浮浪者の言葉がグレイアムを殺人に駆り立てた。彼は金をせびりに寄ってきたその老人の頭に、傘を思い切り叩きつけた―何が成功者だ!たしかに、それまでの彼の人生はバラ色だった。両親の愛情を一身に受け、高校、大学と激烈な競争に勝ち抜き、超一流の石油会社に入社、人事部長候補の地位に駆け上った。その間には美しい妻と豪邸を手に入れ、「成功者」であることは自他共に認めていた。それだけに、途中入社でたいした学歴もないベナムが部長になった事は、この上ないショックだった。殺人を犯したのは、初めての挫折を噛みしめながらの帰り道だった。だが、何日経っても警察は彼の前に現れない。事件は迷宮入りしたのか。そのうち、妙な優越感が、犯行発覚の不安に取って代った―自分は、他の人間にできない人殺しをやってのけたのだ!彼は、かつて競争相手を何人も蹴落したように、邪魔を除こうと決意した。まず、昇進の妨げになるベナム、そして今や煩しい枷となった妻。新たな力を得たかのように、彼は緻密な計画を実行に移して「成功者」への階梯を再び登り始めたが…鮮かなツイスト、ブラックユーモアのきらめき、鋭く抉り出される人間の醜い実像―俊英が新生面を開いた注目の犯罪心理サスペンス。 (「BOOK」データベースより)




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No.1:
(4pt)

グレイアムってGrahamのこと?

著者サイモン・ブレットは脚本家出身で現代イギリスを代表する人気作家の一人、日本においては一部のミステリーファンを除けば知る人ぞ知る程度の知名度であることもまた間違いない、本作は「アメリカン・サイコ」のイギリス版「ブリティッシュ・サイコ」の趣きもあるブラック・ユーモア溢れた一編でこちらはスプラッター度合いはほとんど無いのでミステリー好きには誰にでも推薦できます、ある種「太陽がいっぱい」風のどんでん返しも楽しいでしょう、
本作は英米では現在もロングセラー本、カセットまで発売されていることからあちらでの人気度がうかがえるというものです、発表当時にベストセラーになった関係からマイケル・ケイン主演で映画化もされました、主人公の心理を丹念に記述するスタイルは現在の日本のミステリー作家などもけっこう参項にしているのでは?
訳文のよくこなれた日本語でとても読みやすい、ただし一点を除けばです、それが「グレイアム」という表記、主人公の名前Graham Marshall、これを訳者は「グレイアム・マーシャル」と表記しているのです、例えば日本人に最も馴染み深いGrahamといえば電話の発明者ベルですが普通はグラハム・ベルと書きグレイアム・ベルとは表記しないでしょう、
確かに辞書によっては発音記号をそのままに「男子名 グレイアム」、ほかの辞書なら発音記号を参考にしながらも聞き取りにより忠実に「グレアム」と記しますが、3DKを「サン・ディー・ケー」としたり顔で読むアナウンサーを見るような居心地の悪さを感じます、毛はモウなのに金はキム、Hepburnはヘップバーンになったりヘボンになったりと、日本語の文脈内で使うなら誰でもわかる読み方が正しいでしょ、
殺意のシステム (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:殺意のシステム (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150014795



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