神々の座を越えて
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『遥かなり神々の座』から6年。再び滝沢育夫が還ってきた。 | ||||
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チベット独立運動を背景に、ヒマラヤ、チベットを舞台にした山岳冒険小説。よい意味でも悪い意味でも谷甲州らしい作品。等身大の人物の視点から緻密なストーリー展開という著者の特徴は本作でも同様。氷壁へ打ちこまれるハーケンのひとつひとつ、細かなロープ遣いまで描き分けるような登山シーンは迫力。一方で視点が主人公に固定されているので、主人公の逡巡や思いの吐露の描写に延々と付き合わされる嫌いはある。「遥かなり神々の座」とは主人公が同じ続編ということであるが、ストーリー的なつながりは弱く、本作単独でも楽しめる。チベットの独立運動を背景に、チベット教の精神的指導者である青年、実行部隊であるチベットゲリラが登場。運動を取り締まる中国公安警察との対立の中に、日本人登山家である主人公が巻き込まれる。ネパール、中国チベット地方が主舞台。後半クライマックスはチョモランマを擁するヒマラヤ山脈を舞台にした脱出行が描かれる。雄大で過酷な自然環境下でのストーリーは目新しく、迫力。一方で緻密な描写がかえってスピード感を損なっているようにも思えた。 | ||||
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