片道切符
- クライムノベル (72)
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おもしろい。少し古臭い設定がかえって、昭和の映画を観ているようで良い感じです。この作者の新作がもう出ないことが残念。 | ||||
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風間一輝「片道切符」を読了。殺し屋、烏堂が主人公の連作短編集。殺し屋家業の主人公のアウトローぶりが痛快。エンターテイメントとはこうあるべき、という見本のような作品集。面白さは保障します。変なテレビドラマ見るより本書を読んだほうが、痛快な時間が過ごせます。また作者の作品には、作者の他の著作の登場人物がちらっと出てきます。私は「男たちは北へ」を読んだだけですが、主人公がちらっと出ていました。ニヤッとする瞬間です。 | ||||
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主人公の烏堂はプロの殺し屋。殺しの仕事は一人でやるけれど、所謂孤独な殺し屋というのとは違う。彼には仲間達がいる。拳銃ブローカーの大里、車屋で時に優秀なドライバーになる辻、詐欺師の昌恵、建築家もどきの東山などなど、そして私立探偵の室井。(「漂泊者」で風間さんの作品を初めて読んだ私には、室井とまた出会えて嬉しかった! 解説を読むと、風間さんの作品では同じキャラクターが主人公としてまたは脇役として出てくることがよくあると知り、他の作品を読むのが楽しみになった。)烏堂と仲間達との連携が鮮やかで実に心地良い。もちろん烏堂のキャラクターも良い。「俺は命の次に金を大切だと思っている。そして命よりも自由を大切にしているんだよ」なんてセリフは正にアウトロー。しびれる〜。一方時折見せるカッコ悪さや怖がったりする様子もあったりして可愛らしい。しかしそこはアウトローの世界。騙し騙され、裏切り裏切られは茶飯事。茶飯事だからと言って許される訳ではない。どんなに上手くカモフラージュして騙したつもりでも、裏切って逃げ回っても彼には必ず見抜かれ、制裁を受ける。彼を甘く見ると、きっと泣きを見る。ところでこの作品の表紙で初めて風間さんの顔を拝見した。怖すぎる〜。声を掛けられたら逃げ出したくなるような、まさに風間さん本人がアウトローな感じ。やはり解説にて、すでに風間さんが他界されたことを知った。最近知ってその魅力を知った作家さんだけに、残念でならない。 | ||||
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風間一輝という作家はある意味地味な作風だが、文章のいい回しがとても好きな作家さんです。ちょっとしたいい回しにニヤリとさせられることも多く、電車の中で読んでいると人目が気になります。それは人の台詞だったり、会話だったり、地の文のいい回しだったり、いろいろなパターンがあるのですが、文章を楽しむという意味ではこの作家さんがダントツです。また、この作家さんが書くキャラはどこか格好悪いというか、人間味のあるキャラになってます。ハードボイルドに出てくる男は格好いい人も多いですが、この方が書かれるキャラはどこか逃げ腰だったり臆病だったりとごく普通の人間が持つ弱さを持っていて、そこがいいです。格好悪い格好良さとでも言うのでしょうか。臆病なんだけど、ここぞという時に本当に男になる。そんな印象です。もうお亡くなりになっている方なので、本当に残念でなりません。この方の作品をもっと読みたかったです。 | ||||
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この作品だけでも充分楽しめるが、風間一輝さんの他の作品の「漂泊者」を読んでからこの本を読むと、室井と国分の関係が分かる為、もっと楽しんで読むことが出来ると思う。淡々とした文章の中に、煮ても焼いても食えないような男等がやっぱり淡々といる。そんな作品。ネタバレを許してもらえるなら、この作品のキーポイントは最終的に女性にある。 | ||||
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