八時間に及ぶ凄絶なファイトの果てに、五〇〇kgを超える伝説のブルーマルリン“帝王”を釣った男に訪れた劇的な運命の転換とは？　冒険、復讐、コンゲーム…男の世界を描く魅力の傑作集。

アメリカ兵器産業界の大物と石油王による陰訪が始動した。

前へ七歩進んで、後ろに五歩さがる。くるりとターンして、カニ歩きで右に三歩。

西暦八十万二七〇〇年。

1948年ロンドン。エチエンヌは故郷アルザス在住の兄から届いた手紙に驚愕する。

優雅なクルーズで起こった事件の連鎖。それは恐るべき殺人と計略の始まりだった。

「『鬼』の正体は探るな」クラウス教授にそう忠告された絶対城。

新米刑事・水木直央の母、真由が突然、刑事課を訪ねてきた。

詐欺師の母親の元でノーラは何度も名前を変え、その度に人を騙す方法を学んできた。

誘拐事件が連続して起きていた。 しかし子供の家族がなんとか払える身代金を要求するため、表沙汰にはなっていない。

秀吉の死去により、世はふたたび戦乱の暗雲に覆われる。

切り立った岩の上で独り稽古を積む、藤戸藩お抱えの道具役(能役者)の長男・屋島剛(やしまたける)。

良心さえも凍る極寒のクリスマス・イヴ。ストリップ・バーの経営者チャーリーは仲間たちとともに市会議員の金を強奪した。

新聞記者として最初に遭遇した殺人事件の取材で、「私」は完敗した…。

あやかしのお医者さんである双子、晴と嵐に弟子入りした莉莉。

栄誉ある連隊の兵士たちを襲う、奇怪な災厄と姿なき殺人者。

十津川警部は、暴力団組長の殺人罪を立証する重要な証人を、札幌地裁に護送することになった。

不覚にも涙するノンストップユーモアクライムストーリー。

辿り着く。必ず。

仮想都市=ヴァーチャストリートで発生した殺人事件。第1回島田荘司推理小説賞受賞。

徳川11代将軍家斉の時代。時の老中・松平伊豆守信明を叔父にもつ、気ままで人懐っこい青年剣士・月影兵庫。

成功報酬は5百万円。新人歌手の過去を暴いてほしい―。

東京駅23時25分発の大垣行345M列車に乗っていた女性デザイナーの絞殺死体が小田原駅近くの線路で発見された。

トルコ南部の都市ルインにそびえる城塞―世界最古の巡礼地“シタデル”。

綾子は、同じマンションの住人・水原あての荷物を軽い気持ちで預かることにした。

この世には、理解不能な神々が引き起こす超常現象がある。

あの夜、わたしは出会ってしまった。ハナカマキリのような、獲物を求める恐ろしい女に。

宮本武蔵が撃つ!柳生宗矩が斬る! 死を賭して得た剣名、生を捨てて得た剣技、何人にも負けるわけにはいかない――。

小学四年の春、ようやく自分のキャッチャー・沢登を見つけた新真之介は、リトルリーグ全国ベスト4、中学二年の春季大会では全国準優勝にチームを導いた。

佑香は28歳のバリバリ働くOL。いつものように泥酔して起きた朝、見ず知らずの小学6年生「今野あやめ」になっていた。

異国の地で城の地下牢に囚われた女。名前も顔も知らないがこの世界のどこかに存在する絶対の敵。

伊豆の旅館で板前が殺された。容疑者は、「まずい料理の恨みは必ず晴らす」と喚いて去った男女の客。

地下鉄トンネル内で発見された白骨の山。

江戸情緒が色濃く漂う小石川、伝通院で繰り広げられる捕物帖。腕と度胸、情の深さと男だて、漢(おとこ)浜吉の御用稼業。

炎に包まれる山、黒い鳥。“失われた十支族”の末裔、芳賀舎念は危機を予知する。

全てを失っても、明日(きみ)に最高の小説を残したい――これは、一人の小説家による奇跡の物語。

失踪したシャンソン歌手を追って軽井沢の別荘で私立探偵真木の見つけたものは?依頼された仕事は終わっても事件の背後に潜む真相を真木は追及し続ける。

「私が誰なのか調べてもらいたいのよ」。

梶屋信介は都内の工業高校に通う17歳。ちょっとしたことから人工衛星をつくることになった。

芸大生の秋(あき)都(と)は、三年前に恋人の楓(かえで)を失った。

新首都郊外の難民地区で、若い女性の行方不明事件が多発している。

北海道の過疎地域にあるバトラー病院は深刻な困難に直面していた。

“死なない敵”を暗殺せよ―高度資本主義社会に挑む哲学×アクション小説!

風俗店と消費者金融が入居する東京・池袋の雑居ビルで火災が発生。19名の死傷者を出す大惨事となった。

ついに警察官人生が終わる退職日の朝、チョプラ警部のもとに想定外の事態が舞い込んだ。

酷くなる一方の息子の家庭内暴力に、このままでは妻が殺されると感じていた町野は、ふと頭に浮かんだ自分の発想に慄然とした。

コルテス大佐は、アンデス山麓に屹える城塞“隼のゆりかご”で、テロリスト富樫耕平の訊問にあたっていた。

なぜ俺たちは戻ってきてしまうんだ!?半壊したラブホテル。廃墟探索サークルの男女5人を襲うタイムループ。

心がふるえる青春（恋愛）小説が生まれた。

魔が差したのだ。術後の昂揚した気分が引き起こしたまちがいは、女医柿沼東子を奈落へ突き落とした。

心霊学研究者モンタギュー博士は、幽霊屋敷として知られる「丘の屋敷」を調査するため三人の男女を呼び集めた。

美貌のナチュラル・ライフ・アーティスト、草間佳奈子が自殺した。

津賀署管内で起きた老女殺害事件で慌ただしい中、警務課の野路明良は、出署を拒否し引きこもる新人警官・友枝蒼を復職させるため彼の家に通っていた。

違和感を抱えて生きるすべての人へ。不器用な「私たち」の物語。

今夜、武道館で。切なく響く約束の物語。

閑静なノース・ラスベガスも今や安全な住宅街ではない。

二〇〇一年四月、竹田佳子・聡子の美人姉妹が弥生原公彦宅を訪れた。

ホートン・ミア館に向かう馬車にゆられながらぼくは泣きたい気持ちになっていた。

目障りなハエを消していけば、世界は今より美しくなるのだろうか。

1588年、長崎に上陸したイエズス会士レンヴァルト・シサットは、布教の行き詰まりを打開すべく秀吉の元に向かった。

豊臣秀吉亡き後、再び風雲急を告げる乱世。徳川家康に従うか、それとも石田三成につくか。

精神科医にして名探偵・弥生原公彦宛てに「宮崎勤事件」についての謎を指摘する資料が届く。

同窓会で修善寺温泉を訪れた医師・桐生は、恩師で初恋の女性・葛城美津子と40年ぶりに再会。

能登七尾の畠山家に仕える武士の家に生まれた信春は、10歳で長谷川家の養子になる。

古典の授業中、教師に鞭で打たれた本間香葉子は、そのショックで平安時代にタイムスリップ。

時は推古天皇の御世。混乱を極めた大陸に統一国家“隋”が誕生。

終戦直後の混乱と貧困のなか男たちは出会った。

あれから5年、高校生になった坂本孝広と橋本陽介たちは学校内でサークルを作り、動画の投稿や生放送で話題を集めて楽しんでいた。

1969年7月、ケネディ家末弟で上院議員のエドワード・ケネディは若い女性秘書を乗せてドライブに出た―。

地方検事のジャックは、目覚めてすぐ身体の異変に気づいた。胸には銃創があり、左腕には呪文のような刺青が。

十五歳の僕と十四歳にして名探偵のルンババは、家も隣の親友同士。

太陽フレアによって地上の大部分が破壊されてしまった現在。

大時化の海の遭難事故によって、信頼の強い絆で結ばれた六人の仲間。そのなかの一人、米村美月が、青酸カリを呷って自殺した。

拘置所に収監中の男からの奇妙な依頼。世界が、自分が、壊れていく…。

昭和、平成、そして新時代へ―。

うまいと評判の蕎麦屋“さなだや”で、貝柱のかき揚げをやりはじめた平蔵だが、店を出た先客がどうも「気に入らぬ」と…。

春の訪れとともに、担当編集者が変わった柚木草平。

桐内製薬本社副作用情報室。ファックスが一枚の副作用が疑われる死亡報告書を流し出した。

妻・夏枝が逢い引きをしている隙に3歳の娘を殺害された辻口は、夏枝への復讐のために、密かに当の殺人犯の娘・陽子を養女にする……。

これが当たり前になった時代で、あなたならどう生きる？　 信者に人生を壊されたVTuber、バズって神格化された女子高生、呪いのアプリの謎に迫る調査員、娘に似た女性をマッチングアプリで探す男、学校の机に「推し」の祭壇を作る彼女、上司を騙して残業代を増すＯＬ、

国立O大学医学部附属病院の研修医本木は、乳癌手術で左右の乳房を取り違えるミスを犯してしまう。

今夜は少し遠いところへ 出かけてみませんか。

過ちと分かってなお手放せない感情には、どんな醜い名がつくだろうか――。

郊外の団地で一人暮らしをしていた姑が、突然亡くなった。嫁の望登子は業者に頼むと高くつくからと自力で遺品整理を始める。

1969年の夏、沼の底から男子小学生の首なし死体が引き上げられた。

セーラのもとにかかってきた一本の電話。 それは白骨化した父親の遺体が発見されたというものだった。

「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」横浜と奈良で見つかった二つの刺殺体。