住み慣れた大阪を離れ、東京の広告代理店で働き始めたアサグレ青年。

大富豪の55歳の誕生パーティは同時に婚約披露パーティでもあった。

水没都市Q市の沖合に浮かび、シーチューブで本土と繋がれた巨大人工島「アクアポリス」。

不夜城・新宿歌舞伎町。ソープランドの裏の地下室に看板を掲げる『アべ芸能会』には、毎日70人もの“流し”が集まってくる。

「見えているのに見えないもの、それを捜すのよ」 オシャレすぎる女性警視が新米刑事に突きつけた言葉の意味は? 美大に通う女子学生が背中をめった刺しにされて殺された。

恋愛専門の便利屋・ユキは諦めきれない想いに悩む依頼人のために、いくつもの顔を使い分けていた。

トラック運転手の石津は、真面目さを買われ、社長の娘と結婚する約束だった。

江戸は白金村に戻り、手習所を再開した興津重兵衛。

日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作家によるアンソロジー第二弾!海野碧、両角長彦、石川渓月、川中大樹、前川裕の五名が「街」をテーマに競作。

パソコン通信で知り合った互いの本名も素性も知らぬ七人の男女。

大東京を恐怖のどん底につき落とす連続殺人が発生。犯行は金槌によるメッタうちと絞殺が交互する。

死の豪華客船の事故から一命を取り留めた珠子。

アメリカで育ったアレクサンドルはアレックスと呼ばれ、ソ連の研究家になった。

昭和四十年―東京オリンピックが開催された翌年の、厳しい雪の訪れを間近にひかえた十二月初旬のこと。

父危篤の報を受けて帰郷した斎木亮は、中学時代に好意を寄せていた川村麗子の妹・千里と偶然に出会う。

優太は、父が残した手紙に書かれた“福田ヨシ”を訪ねる。

母ひとり子ひとりの家庭で育ったペーターは、祖父母の家で占い本の断片を見つける。

ようこそ、恐怖の“肉食系”ミステリーへ この島は何かがおかしい―― 大手新聞社を定年退職した夜、連れて行かれたショーパブで一人の女性と出会った鮎子。

三ヵ月前に強姦の被害届を出し、突然取り下げた女子大生小山美紗恵が、水死体となって発見された。

「金の切れ目が縁の切れ目」とばかり、武家の若妻・登世は理不尽にも離縁されてしまった。

1972年9月、ミュンヘン・オリンピックの選手村をパレスチナ・ゲリラ“黒い九月”が襲い、イスラエル選手団の11人を惨殺した。

600万のユダヤ人を虐殺したナチスのトップたちは、敗色が濃くなると罪を逃れようと世界中に逃亡した。

市井の人々の悲哀をつつみ、今日も「しぐれ町」は明け暮れる――。 再会、借金、深情け。

出雲の諸手船神事の夜、1年前に死んだはずの村の有力者、那智慶一郎が突如、美保関に現れた。

かつて赤軍派テロを首謀した男が、恩赦を受けて20年ぶりに出所した。姉は郊外の邸宅を準備し、旧友たちを呼び寄せる。

封建武家社会の掟に運命を翻弄される男たちを描いた表題作「熊田十兵衛の仇討ち」ほか、池波独特の世界が楽しめる時代小説11編を収録。

水谷麻衣子が、「京都探偵局」の所長に!大学時代から、いくつもの事件を解決してきた麻衣子は、親友の美奈子とともに探偵事務所を開設。

自治体アシスタントとしての勤務もあとわずか。

夫婦と5歳の息子が暮らす築50年の大型マンションに、今日もささやかな事件が降りかかる――。

ダラス警察の刑事だったルーカス・ストーンコートは、捜査中の事故が原因で退職し、今やヒューストン警察の巡査として一から出直すことになった。

12月30日の夜、神奈川大学駅伝チームの女子マネージャーが誘拐され、監禁中の彼女の映像がTV局に届く。

「やっと、見つけた」シリーズ第1作からの謎がついに明かされる! 能登の事件を解決し、東京への帰路についた一行は、道に迷ってダム湖畔のキャンプ場にたどり着いてしまう。

「高度を維持せよ。

剣術指南役に就けなかったことを恨みに思い、自らが仕える藩の大名行列を襲って、藩主はじめ多数の藩士の斬り殺した人斬り太夫こと赤崎満。

元は凄腕の岡っ引、今は版木彫り職人の伊之助。

閉ざされた中庭（パティオ）が惨劇の始まり 一族を次々襲う奇怪な死。

季節風の到来とともに、若い女性を狙って犯行を開始した“貿易風殺人鬼”の出現に、ホノルルの街は震撼した。

母親がもたらすストレスで精神を病んだ大西恵子。父・浩平は娘のために親子二人暮らしを決意し、神戸へ。

こんな夜更けにケチな盗難事件の捜査とは。モース主任警部は顔をしかめた。

石油王が失踪した。失踪か? 誘拐か? 夫人の依頼により調査を開始した私立探偵リュー・アーチャー。

ああもう、本当に、世界が滅びるなんて最高だ。

高校二年生の村木ルイは、暗い森をさまよう夢に繰り返し悩まされていた。その悪夢には結末がない。

日本ミステリー文学大賞新人賞が誕生してから二〇年。

各国の諜報機関からスパイ業務を請け負うフリーエージェントの影山夏樹は、相棒の真木麗奈と休暇で熊本に赴いた。

様々な悩みを抱える人々が集ういつもの街角で、人気の占い師ミス・アンジェリカが人を占うことの責任を感じ、ひそかに姿を消した―。

貴船屋の企てを退け、無事お琴たちとの再会を果たした左近。

あおり運転?殺人鬼?私の車を追ってくるのは誰?予測不能なドライブホラー 介護タクシー会社に勤務する芹沢千晶は、ある日、仕事中に後続車からあおり運転を受けた。

脅し文の相談で奉行所にやって来た廻船問屋の主人が、商談帰りに襲われた。

クロックフォード―どこにでもありそうな平和で平凡な町。

進々堂。京都大学の裏に佇む老舗珈琲店に、世界一周の旅を終えた若き御手洗潔は、日々顔を出していた。

舟の上で“隠居”を待ちながら、のんびりと交わす老船頭と平蔵のかけ引きの妙味(「大川の隠居」)。

深瀬和久は平凡なサラリーマン。唯一の趣味は、美味しいコーヒーを淹れる事だ。

メアリは白血病患者のために骨髄を提供した。だが、それが恋人の男の怒りをかう。

「きやぁぁっ」老舗の油問屋で悲鳴が上がる。大店で知られる東海屋の主が変死した。

ハイジャッカーは死んだ。が、一味の片割れが後部客室に潜んでいるかも知れぬ。

筋金入りの革命家・清家文次郎が遺したテロリスト姉弟、広瀬雅子と隆彦を一度は退けた高木と洲本だったが、再び牙をむく二人と対決!

佐々木道場の跡目を継ぐため、浪人・坂崎磐音は生計の鰻割きを辞し、住み慣れた金兵衛長屋に別れを告げた。

江戸・深川の六間堀で浪人暮らしの坂崎磐音は八月十五日の早朝、六間湯の一番客となった。

燕飛び交う初夏に、将軍家治は日光社参を決行する。

警視庁捜査一課の警部補・祖父江は右手が切断された死体遺棄現場に臨場する。

京都での出会いが起こした、小さな、確かな奇跡。

「ガリバーの行方を知らないと、あんたも殺されるぞ」―わけがわからない。

フィリップ・マーロウに憧れる私は、むろん私立探偵である。が、やむなく、失踪したペットの捜索を請け負うこともある。

スーキーの友人が何者かに殺され、彼女自身もメナードなるスーパーナチュラルに襲われて瀕死の重傷を負う。

◎その少年は、どこからともなく現れた。それまで彼のことを見た者はいない。

戦時下の事件と現代の殺人が時空間を超えて結びつく、ペーパーナイフが結ぶ運命の糸―本格推理職人芸。書下し長篇ミステリ。

芸能界の驚くべき内幕を鋭く抉る著者会心の傑作長編!!

女子大生エリコの愛の眼は探偵。単なる好奇心? 三角関係? 美しい母と娘の前に現れたひとりの男。

マジック国際大会で優勝した里見沙希は、帰国したのちマジック用品の実演販売員をしていた。

嵐による土砂崩れで奇怪な洞窟に閉じ込められた“あかずの扉”研究会のメンバーを襲う連続殺人。

あなたが“必要としている”写真、お撮りします。そのかわり――。

日々増加し進化する犯罪。その凶悪化、複雑化に対応するべく、ある警察幹部から元公安の橋本に密命が下った。

旅は楽しいし、ミステリーは面白い。両方のよさを一冊の本で心ゆくまで味わえる本。

主人公リックはフロリダ沖で遭難した水上飛行機から謎の男を救出した。

西村京太郎×七人の精鋭作家たち 「振り子電車殺人事件」ほか、素敵なトラベルミステリの世界へ案内する短編集！ 付録として、西村京太郎氏の元担当編集者による鼎談を収録。

著者史上最大のスケールで描く、圧倒的筆致の人間ドラマ――! 昭和13年、鉱山技師の那須野寿一は、北海道東部の山奥で、巨大な水銀鉱床と地図にない集落を発見する。

自分にかけられた呪いを解くため少女が帰った先は、その一族だけが住む孤島。

不動産業者の倉地は、沖縄・那覇で出会った青年山口を東京にさそい、就職の世話をする。

世界で同時多発した事故の原因は。危機Fとは何か?日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

都下の雑木林の中で、若い女の変

警察学校を卒業し、ある所轄署に配属となった新人刑事の梶原は、管内で起きた心中事件の現場に向かう。

足軽の父と暮らす少女・小鼓(こつづみ)の日常は、都から来た高僧・義圓(後の足利義教)の襲撃により奪われた。

天橋立近くの浜で男の溺死体が発見された。

1作につき約3分間の極上読書をどうぞーー。

最新のモードなんて興味なし、わたしは謎が解きたいの―探偵に憧れるロンドンの女子高生アクセル。

ジャック・ダニエルズ、46歳。女だてらにシカゴ警察で暴力犯罪を担当する警部補。

―瀕死の重傷を負った修道士ハルインは、苦しい息のなかで18年前に、身篭った恋人に堕胎を促す薬草を使わせたと院長に告白した。

心理学者でラジオのパーソナリティでもあるスーザンは、傍目には言うことなしの人生だが、両親は離婚、姉に恋人を奪われた苦い過去もある。

文武両道の超名門私立校・国分学園に奇跡的に合格、憧れのバスケ部に入部届を出したジュンペー。

空気の澄み切った月夜に突如現れた白い霧。

南米チリで探偵をしているカジェタノはカフェで、この稼業を始めるきっかけとなった事件を思い出していた。