五万二千ドルの罠
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ハヤカワ・ミステリ文庫で出版されているレナード作品はこれと『ラブラバ』の2作しかないが、後者はMWA賞受賞作であり、その頃流布していた各種ミステリ・ガイドブックにはレナードの代表作として必ずといっていいほど、『ラブラバ』が取り上げられていた。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
不倫に溺れてしまった実業家。ある日、三人の男たちが現れ、主人公に情事のネタをちらつかせて脅迫し、大金をせしめようとする。しかし、主人公は、妻に真実を告げ、脅しに屈しないことを宣言する。 業を煮やした脅迫犯らは、主人公の銃で不倫相手を殺害したビデオを送りつけて、脅しをエスカレートさせるのだった。 徹底抗戦の主人公が、心理的な罠を仕掛けて脅迫犯を炙り出し、仲間割れさせていく過程が面白い。ただ、脅迫犯を煽りに煽って、我が身だけでなく、妻の身を危険に晒してしまうのが納得できず…。これがために、夫婦にとっては酷い展開が待っているのだ。 クライマックスは、主犯との一騎打ちの様相で、主人公自ら招いたピンチではあるものの、ハラハラしてしまった。派手な幕引きは、何となくモヤモヤしていたものを吹っ飛ばす痛快さがある。レナードらしいといえば、らしい作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルがこのようなものになっていますが、 別に作品そのものが残念なわけではありません。 残念なのはこの作品に出てくる脅迫者ご一行様(!)です。 とにかく、ボロをあちこちで出します。 それはそうでしょう、 たとえ一時は女性関係にだらしのなかった 恐喝相手は実はとんでもない秘密を 持ち合わせていたのですから。 恐喝者たちもあれだけの効果を 使えば容易に金を落としてくれると思ったのでしょう。 ところがどっこい、彼は超強敵ゆえに 終盤ひるむ以外は本当に余裕で構えて いらっしゃるのです。 そんなのを相手にした方々は だんだんと仲間割れをし、 挙句の果てには彼の罠に もののみごとにひっかかります。 そして… こんなにかわいそうな犯罪者は そうそうみられないはずです。 どうぞ、かわいそうな方々を じっくり読んであげてください。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|