バンディッツ
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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題名の『バンディッツ』は“盗賊”の意味で、本作では主人公ジャックと元修道尼のルーシー、そしてかつて刑務所仲間だった元銀行強盗のカレンと元警官のロイたち一行を差す。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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中米ニカラグア内戦を背景に、元宝石泥棒、元尼僧、元警官、元銀行強盗がチームを組んで、右派ゲリラから金の強奪を企むというお話し。 元宝石泥棒で葬儀屋の手伝いをしている主人公が、ゲリラの大佐から逃げてきた少女を助けたことからなし崩し的に強奪計画の立案者になってしまう。セレブからニカラグアで尼僧に転じたヒロインがチャーミング。 ゲリラたちがニュー・オーリーンズで集めた支援金を、主人公とその仲間たちがそれぞれの思惑で奪取せんとするのだが、中途半端なドタバタ劇という感が否めない。ゲリラチームの殺し屋を含め、悪党どもキャラクターは流石レナードであるものの、期待通りには動いてくれない。残念…。 結末は途中から予想がつくので、もう一捻り欲しいところである。 レーガン政権時代のアメリカが、ニカラグアの内戦に関与してたことにやんわりと触れられていて、ここは興味を惹かれた。 | ||||
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舞台はニューオーリーンズ、登場するはレーガン大統領の信書を携えたニカラグアの反政府ゲリラの大佐、大佐を怨みハンセン病院の再建をめざす元尼僧、前科のある元警察官と銀行強盗そして宝石泥棒……。 期待したほどおもしろくなかった。もっとめくるめく展開、プロットの収斂を待ち構えて読み進めたのだけれど、軽妙というより野暮ったい会話(とくに主人公ジャックと昔の仲間との昔話)が厚みを増すばかりでいつまでたっても話の流れにグルーブが生まれず、そうこうしているうちにクライマックスであるはずの現金強奪シーンに至るが、ここに胸がすくようなけれん味がまったくない。ジャックとその仲間たちの活躍といえる動きがないのだ。がっかり。 エルモア・レナードを読んだことのない人はこの作品を最初の一冊にしないほうがよいと思う。 | ||||
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