スワッグ
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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『このミス』の過去のランキングを見ると、ランクインしたレナード作品の多くは文藝春秋社から出版されたものが多い。文春文庫のレナード作品を手に取ったときは扶桑社→創元推理文庫→HM文庫→角川文庫と渡り歩いてようやく本道に入った感があったものだ。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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車のディーラ店員ジャックと彼の店に窃盗に入った自動車泥棒スティック。ジャックはスティックの罪をお目こぼしし、武装強盗のパートナーにならないか、と誘いをかける。上手く乗せられたスティックは、ジャックとともに強盗稼業に勤しむこととなる・・・。 小さなショップばかり狙い、次々にシゴトを成功させるジャックとスティック。いかしたフラットでそこに住まういかした女性らとパーティ三昧の日々を送る。 表の顔は成功した男。裏の顔は武装強盗。この二人の破天荒な日々が描かれていく。調子が良く自信家のジャック。慎重なのに結局、ジャックの言いなりになるスティック。正反対のキャラクターの軽妙なやり取りが面白い。強盗シーンは、如何にもアメリカ!という印象で、そこに出くわした人々の行動もコミカルである。 ゆるっとした物語かと思っていたら、途中から暴力沙汰ありの波乱の展開となる。ジャックが他の仲間を入れてデパートへの大がかりな武装強盗を企むのだ。ところがこれは、最初からジャックとスティックをはめよう計画されたものだった。強盗は完遂するも金が入らず、おまけにスティックは捕まってしまい、警察にこれまでの武装強盗の犯人と疑われる始末・・・ 警察に泳がされ釈放されたステックの命を狙う悪党ども。 絶体絶命の窮地に陥るジャックとスティックは、一発逆転、起死回生を図ることができるのか。 テンポ良く進むクライマックスと、皮肉が効いたラストが良い。 本作品から7年後は『スティック』でどうぞ。 | ||||
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