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五万二千ドルの罠



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五万二千ドルの罠の評価: 3.50/5点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

レナードらしいといえば、らしい作品

不倫に溺れてしまった実業家。ある日、三人の男たちが現れ、主人公に情事のネタをちらつかせて脅迫し、大金をせしめようとする。しかし、主人公は、妻に真実を告げ、脅しに屈しないことを宣言する。

業を煮やした脅迫犯らは、主人公の銃で不倫相手を殺害したビデオを送りつけて、脅しをエスカレートさせるのだった。

徹底抗戦の主人公が、心理的な罠を仕掛けて脅迫犯を炙り出し、仲間割れさせていく過程が面白い。ただ、脅迫犯を煽りに煽って、我が身だけでなく、妻の身を危険に晒してしまうのが納得できず…。これがために、夫婦にとっては酷い展開が待っているのだ。

クライマックスは、主犯との一騎打ちの様相で、主人公自ら招いたピンチではあるものの、ハラハラしてしまった。派手な幕引きは、何となくモヤモヤしていたものを吹っ飛ばす痛快さがある。レナードらしいといえば、らしい作品。
五万二千ドルの罠 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:五万二千ドルの罠 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150761515
No.1:
(4pt)

実に残念な作品。

タイトルがこのようなものになっていますが、
別に作品そのものが残念なわけではありません。
残念なのはこの作品に出てくる脅迫者ご一行様(!)です。

とにかく、ボロをあちこちで出します。
それはそうでしょう、
たとえ一時は女性関係にだらしのなかった
恐喝相手は実はとんでもない秘密を
持ち合わせていたのですから。

恐喝者たちもあれだけの効果を
使えば容易に金を落としてくれると思ったのでしょう。
ところがどっこい、彼は超強敵ゆえに
終盤ひるむ以外は本当に余裕で構えて
いらっしゃるのです。

そんなのを相手にした方々は
だんだんと仲間割れをし、
挙句の果てには彼の罠に
もののみごとにひっかかります。
そして…

こんなにかわいそうな犯罪者は
そうそうみられないはずです。
どうぞ、かわいそうな方々を
じっくり読んであげてください。
五万二千ドルの罠 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:五万二千ドルの罠 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150761515

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