生徒会探偵キリカ2
- 生徒会 (32)
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生徒会探偵キリカ2の総合評価:
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キリカシリーズ二作目ですが、『神メモ』シリーズに比べると、やはり内容の薄さが否めません。 | ||||
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ひとまず暫定的な総務執行部庶務から書記に『ランクアップ』した牧村ひかげだったが、 神林朱鷺子が議長を務める中央議会での承認が得られていないため、依然として 暫定的なものであった。そんな中、受験を理由に書記を引退した前任者でゲイと 思しき理工学科の三年生・柏崎駿そして中央議会議長・神林朱鷺子のきょうだいで 中等部一年生の神林薫と邂逅する。そんな中、生徒会室に十三人の中等部一年生が やって来て、身体測定の間に教科書代として持参していた一万円、合計で十三万円が 盗まれたという事件が起き、前金千五百円をもらったキリカは調査を始める――が 冒頭のあらすじであり、『国政選挙前の知事選』よろしく生徒会長選挙の前哨戦であり、 総務・監査・中央議会それぞれが推す候補が争う文化祭実行委員長の選出にまつわる話。 ところが三人が三人とも人望が無いため、いまひとつ盛り上がりに欠けていた。 果たして総務はこの戦いに勝つことができるのか――という中盤そして書記への登用の 申請が意図的に中央議会議長・神林朱鷺子のところで意図的に止められていた。 そんな中、狐徹が留守の間を狙い、監査委員長の郁乃の指摘により、昨年の改装工事で 不正が行われたという疑惑が浮上するが――という三幕で構成されている。 三人の候補がいまいちパッとせず、なかなか決まらないというさまを通じ、 一見すると権限を分散させ、意志決定のプロセスにおいて各々の合意形成を 得ていくというやり方は民主的かつフェアに見えるが、実は物事がなかなか 決まりにくいというデメリットが存在するということを浮き彫りにしつつ、 なぜ狐徹が権力の集中と独裁を目指しているのかという本当の理由(表向きは レズビアンのハーレムを作るというふざけたものであるが)を示唆していることが分かる。 また、探偵らしい話は冒頭の教科書代金の詐取くらいで、残り二つの話とのバランスを 鑑みると、実は本作は推理譚ではなく、マンモス校に舞台を置き換えた政治ドラマで あるということが理解できる。 | ||||
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あいかわらず自分に合った作品性で、好きです。 | ||||
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元々キャラと勢力が多いのに、文化祭の委員長を決めるためにさらに増やしてキャラ多すぎ。 で1巻に続き、結局生徒会長の一人勝ちなのはやっぱりつまらない。 | ||||
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う〜ん、確かにこの本は杉井光の作品ではあるんです お約束通りの「男の娘」キャラも出てきますし、主人公が変人相手に突っ込みまくりますし、ヒロインはツンデレですし そういうポイントの抑え方だけ見れば確かに杉井光作品ではあるんです…でも何か足りない まず「生徒会探偵キリカ」というタイトルにも関わらず一巻と違ってキリカはあくまで脇役の一人です むしろ神林姉弟(上記の「男の娘」は議長・朱鷺子さんの弟です)が三本の中・短編からなるこの巻の主役ですし 真打はその神林姉弟を巻き込んでひかげとキリカを意のままに走り回らせる狐徹会長です ただ、一巻でキリカとひかげの個人的な問題にケリが付いたような感じでキリカの家族についても、ひかげが捻くれる原因となった姉のひなたも 影も形もないぐらいに出てこないので本来の主役二人は内に抱えた物を感じさせる事もなく、ただ走り回って会長とその過去の人間関係に屈するだけの役回りです 一応ひかげの前任の書記である先輩キャラも出てきますし、元広報の先輩についても語られるのですが特に掘り下げる事無く、さらりと流されて深みが感じられません ぶっちゃけ新キャラを出し過ぎて新キャラを活かし切る前に前巻から出ているキャラとかちあって双方の影が薄くなるという事態になっており この作品のマスコットである兎を例に出すならまさしく「二兎を追う物は一兎を得ず」という何とも薄ぼんやりとした出来になっております キャラクターを増やすのは良いけど、まだ二巻目のシリーズであまりに多くのキャラを出してしまい、活かしきれない消化不良感が強く感じられました | ||||
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8000人規模の学園で自治権の様なものを持つ生徒会は生徒会は実力派揃い。 高校からの編入となった主人公ひなたは、優秀な姉への劣等感を抱えていたものの、 生徒会の面々と接し、事件や問題を解決する中で自分への認識に変化がもたらされ、 見込まれて生徒会役員として活動する事になりました。 今回は教科書購入費の詐欺事件、文化祭実行委員会委員長選挙戦(他おまけエピソード)の内容。 前巻に於いて生徒会の面々、特にキリカと行動を共にする事によって、 自分が持つ可能性というものについて前向きになったひかげと同様に、 キリカにもまた心境の変化がもたらされていくようです。 詐欺事件では、キリカにはそれまでになかった解決方法が描かれ ひかげとの関係も含め、今後物語が進む上での伸びしろを感じさせてくれます。 巨大学園において生徒会、議会、委員会といった組織は相当の影響力を有し、 その為に選挙戦では様々な陣営の思惑が衝突するのは必然でしょうか。 それぞれの陣営が支持する候補者達はしかし何れも決め手を欠き、 その中でひかげを慕い、生徒会入りを希望する議長神林朱鷺子の弟に対し生徒会長の狐撤は、 彼女を勝たせる事を条件として提示します。 既に会長が支持を表明していた候補者の劣勢は明らかであり、 ひかげとキリカは神林弟を協力する事になります。 ここでは探偵活動はありませんが、キリカが何故生徒会に属しているのかが明かされています。 その気持ちがひかげにも伝わり、朧気とではありますが、作品の今後の展開を暗示しているようです。 選挙戦が収拾が付かない状況に陥りそうな状況で神林弟は精力的に動き、 ひかげは詐欺的な?打開策を示して見せます。キリカの分析が見出した行方は。。。 ここまでは未だ主要登場人物の紹介で推移している印象を覚えます。 従って、1冊単位として考えるとまだ物足りないと感じる向きもあるかもしれません。 しかし、前巻からの流れと今後への指針の様なものも感じられる部分もあり ひかげとキリカの関係の変化、そして彼等が共に目指す目標。 探偵活動はそれ自体が主ではなく、様々な部分を成長させる為の手段なのではないかなと。 今後の期待値を込めた上での連作として面白くなって行くであろうと評価します。 コメント | ||||
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