(短編集)

神様のメモ帳5



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    初公開日(参考)2010年05月
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    短編集

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    神様のメモ帳〈5〉 (電撃文庫)

    2010年05月10日 神様のメモ帳〈5〉 (電撃文庫)

    ニート探偵アリスとその助手である僕は、深刻な事件の合間にも、ばかばかしくてつまらない、けれど忘れられない揉め事にいくつも巻き込まれている。今回はそんな僕らの事件簿から、いくつかをご紹介しよう―ミンさんを巡るストーカー事件「はなまるスープ顛末」、アリスご執心の酒屋を襲った営業妨害事件「探偵の愛した博士」、平坂組のバカども総勢を巻き込んだ誘拐事件「大バカ任侠入門編」に、特大100ページ書き下ろしのオールスター野球騒動「あの夏の21球」を収録。泣き笑いの日常満載のニートティーン・ストーリー、待望の短編集が登場。 (「BOOK」データベースより)




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    No.12:
    (5pt)

    これまでのストーリーの合間を描いた短編集

    標題のとおりこれまでのストーリーの合間を描いた短編集。全四話のうち二話がアニメーション化
    されているが、是非OVAか何かで残り二話のアニメーション化もしてもらいたいものだ。

    『はなまるスープ顛末』
    時系列としては2巻と3巻の間。NEET探偵事務所があるマンションの1階テナントであり、
    アイスクリームがおいしいと評判のラーメンはなまるに週一回、ラーメンを注文しては一口だけ
    食べると代金だけ置いて去っていくサングラスの男がいた。失踪した父・花田勝(第66代横綱の
    ことではない)の後を継いで店を営むミンはこれを謎の客からの挑戦と捉え、鳴海を道連れに
    毎晩のように新しいスープづくりに没頭し始める。そんなある晩、ミンがシャワーを浴びている間に
    何者かが侵入し、二度にわたり彼女のサラシが盗まれる事件が発生する。少佐は貧弱な玄関の鍵の
    交換を勧めるが、ミンは頑としてそれを受け入れず――が本章のストーリー。
    花田勝氏の登場が将来の展開を示唆するとともに、読者の思い込みをうまく利用した良いオチで
    終わっている。

    『探偵の愛した博士』
    五月。ラーメンはなまるにミンの高校時代の同級生で、現在は亡き父親の後を継いで岡林商店
    という酒店を営む岡林友造がやって来る。店の隣にスーパーが進出し、ただでさえ売上が落ちる中、
    何者かによって日本酒やウイスキー、ラムに醤油が混ぜられる嫌がらせを受けていた。
    店を懇意にしているアリスをはじめとしたNEET探偵団は依頼も無いのに調査を始めるが――が
    この章のあらすじ。
    なぜ酒を飲まぬアリスが一介の酒屋に執着しているのか。そして『博士』が誰のことを指して
    いるのかは本章を最後まで読めばちゃんと分かるようになっている。

    『大バカ任侠入門編』
    8月30日。四代目が平坂錬次との一件で入院し、あまり頭の良くない組員だけとなった平坂組は
    家賃や公共料金を滞納し、ネットが繋がらなくなっていた。四代目と杯を交わしているため
    組員たちから四代目に準ずる存在と見做されている鳴海は組員の電柱と岩男に泣きつかれ、
    留守の間の組を立て直し始めた刹那、ビルのオーナーの娘でデリヘル嬢をしているカオリを
    誘拐したと、犯人からテナントである平坂組に間違い脅迫電話が架かってくる。しかも奇跡的に
    話が嚙み合ってしまい――というおはなし。
    おはなししのものは犯人側がノリで起こしたものではあるが本題はそこではなく、アリスと鳴海、
    それぞれが違ったアプローチで事件と向き合い、最終的に同じ答えにたどり着いた妙をうまく
    描いたことにある。

    『あの夏の二十一球』
    九月。夏休みの間中様々な事件に巻き込まれ続けた鳴海はその代償として高校生とは思えないほどの
    報酬を得ていたが、その報酬を『GAMEにしむら』に入り浸り、名前の入力だけでその人物が
    持っているだろうパラメーター設定がなされる高度なアーケードオンライン野球ゲーム
    『パワープレイボール』に注ぎ込み、文字通りのパワープレーヤーとなっていた。
    そんな中、経営難に陥っていたGAMEにしむらだったが、ミンや岡林友造の同級生で、入院中の
    父親の代わりオーナーを務める西村は4階にこれから入居する予定でかつビルのオーナーに貸しのある
    ヤクザから賃料250%アップかパチンコ屋への鞍替えを求められ、どうすれば良いか頭を悩ませていたが、
    GAMEにしむらを居場所のひとつとしていたNEET探偵団が元甲子園球児でピッチャーだったヤクザで
    彼等とも面識がある根本と話をつけ、野球で決着をつける算段となる。早速NEET探偵団や元同級生、
    退院した(?)四代目、電柱、岩男そして補欠として鳴海、監督としてアリスが集まり、
    本番を迎えるが――がこの章のおはなし。
    いわゆる『非野球作品における野球回』であり、おそらく『野球回がある作品はヒットする』という
    ジンクスのもと書かれたものであると推察できる。
    探偵団たちに『パワープレイボール』での対決であるかのようにミスリードした上で実際の野球である
    ことを提示したり、集合時間を伝えるが試合開始時刻を伝えなかったり、集合時刻を狙って別動隊を
    入院中の父親の元に送り込み契約書への押印を迫ったりといったヤクザならではの狡猾さを描くとともに、
    残暑厳しい河川敷のグラウンドという引きこもりとは最も遠いと言える場所を訪れる滑稽さそして
    体躯の小ささを生かしたフォアボール狙いと思いきやそうではないという意外な展開をうまく描いている。
    神様のメモ帳〈5〉 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:神様のメモ帳〈5〉 (電撃文庫)より
    4048685430
    No.11:
    (5pt)

    平坂組のお馬鹿さんたち最高!

    短編集でした。いつもよりも軽めの話が多かったかな?最初の話からもうミンさんのおっぱいの話だったしw平坂組の人たちの馬鹿っぷりが暴走する、誘拐の話がとくに面白かったです。全体的にギャグが多めで笑わせてもらいました。でもギャグだけで終わらないのは短編でも変わらないんですね。どの話も最後はちょっとしんみり。野球の話のラストはすてきでした。アリスがバット持ってるイラストが可愛すぎです。
    神様のメモ帳〈5〉 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:神様のメモ帳〈5〉 (電撃文庫)より
    4048685430
    No.10:
    (5pt)

    技巧が冴え渡る小品集

    短編は苦手、とあちこちで言いふらしている作者ですが、ここに収められた四編を読むと、むしろ短編巧者であるとしか思えません。シリーズ開始当初からたまに雑誌掲載してきたものをまとめたため、たしかにキャラの印象は前半と後半でだいぶ違いますが、ギャグの冴えは変わらず。手抜きなしで、盛り上がりとサプライズを用意してまとめてあります。
    白眉はやはり書き下ろしの野球の話。漫画やアニメでは、普段野球とはまったく縁のないキャラたちが野球をやって新鮮味を出そうという「野球回」というものがよくあるのですが、この短編集の最後に収められた「あの夏の二十一球」は、とりあえず野球をやらせて盛り上げよう、といった軽い考えで書かれたものではありません。作者の野球への深い見識と愛情、さらにはこのシリーズならではの設定と展開もしっかり盛り込まれ、最後には特有の苦くさわやかな読後感を残して終わります。これまでの長編にも匹敵する見事な一編です。
    神様のメモ帳〈5〉 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:神様のメモ帳〈5〉 (電撃文庫)より
    4048685430
    No.9:
    (4pt)

    神様のメモ帳がもっと好きになれる。

    番外編らしく、シリアスな場面のある本編に比べて明るいないような気もしました。
    一番良かったのは、平坂組のお話大バカ任侠入門編です。
    それぞれの感想を簡単に。
    ・はなまるスープ顛末 ミンさんをめぐるストーカー事件です。ラーメンはなまるの、お店設立の経緯などがわかります。本編に入れてもよさそうな感じの内容だったと思いました。

    ・探偵の愛した博士 アリスご執心の酒屋を襲った営業妨害事件のお話。
    なかなかいい話でした。個人的に、このお話の終わり方が好きです。ナルミくんがなんだかんだでアリスの世話を焼くのが好きなんだとわかります。

    ・大バカ任侠入門編 平坂組を巻き込んだ誘拐事件。
    平坂組の個性あふれるお話で、電柱や岩男のイラストも出てきます。
    このお話でちょっと衝撃だったのがナルミくんがヒロさんみたいに下ネタを口走ってアリスをいじめるシーン。しかもその下ネタの意味も自分は知らなかったのでアリスと同じようにパソコンで検索してしまいました 笑

    ・あの夏の21球 皆を巻き込んだやくざとの野球騒動です。
    自分はあんまり野球好きでないから、途中ちょっと退屈になってしまい残念です。

    神様のメモ帳がもっと好きになれる一冊ではないでしょうか。
    ただ、読んでいて続きが早く読みたいっていうのがいつもに比べてなくて、ほかの1〜4巻の方が好きだから評価は☆四つにします。
    神様のメモ帳〈5〉 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:神様のメモ帳〈5〉 (電撃文庫)より
    4048685430
    No.8:
    (3pt)

    短編集

    5巻の神様のメモ帳は、4話入った短編集です。

    はなまるスープ顛末は、最後犯人はこの人だろうと創造できてしまい、とても残念な作品でした。

    探偵の愛した博士は、最後の終わり方に少し残念でした。
    話としては、はなまるスープ顛末より面白かった。

    大バカ任侠入門編は、八坂組の面々が出てきて、とても面白くてよかった。


    あの夏の21球は、いつもの神様のメモ帳みたいな感じで、
    ネモさんの過去も出てきて、最後の終わり方もとても良かった。

    自分的に、はなまるスープ顛末、探偵の愛した博士がとても残念だったので星三つです。
    大バカ任侠入門編、あの夏の21球は面白いと思います。
    神様のメモ帳〈5〉 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:神様のメモ帳〈5〉 (電撃文庫)より
    4048685430



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