すべての愛がゆるされる島



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    初公開日(参考)2009年12月
    分類

    長編小説

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    すべての愛がゆるされる島 (メディアワークス文庫)

    2009年12月16日 すべての愛がゆるされる島 (メディアワークス文庫)

    太平洋の真ん中、赤道直下に浮かぶ、名前のない小さな島。そこには教会があり、神父とわずかな島民が暮らし、訪れるどんな二人も祝福され、結婚式を挙げることができる。同性愛、近親愛、不倫愛、そこではあらゆる愛がゆるされる―その二人が、ほんとうに愛し合っているかぎり。その島を訪れる、父親と娘。それから姉と弟。ある者は愛の存在証明のために。またある者は不在証明のために。様々なものを見失って渇いた者たちの、いのちと時間がその場所で交錯する―。 (「BOOK」データベースより)




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    すべての愛がゆるされる島の総合評価:9.00/10点レビュー 8件。Bランク


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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.8:
    (5pt)

    これこそ読書の醍醐味

    タイトルと表紙に惹かれて購入。著者の他作品は未読。ハッピーな話ではないだろうなあと思っていたけど予想外の方向から斜め上のパンチが来た。
     最初に戻って斜め読みしてみるとなるほど、言葉選びの一つ一つが巧妙。すごく考えて書かれた小説だった。
    すべての愛がゆるされる島 (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:すべての愛がゆるされる島 (メディアワークス文庫)より
    4048682202
    No.7:
    (5pt)

    少なくとも二回は読んでほしい作品です。

    二回読みました。
    200ページにも満たないため、内容が薄いのではと不安になりましたが、この小説は少なくとも2回読んでこそ、意味のある作品だなと思いました。(自分の頭が悪いせいかもしれませんが)

    この物語は神父の言葉が物語の本意そのものだと思います。
    自分たち人間が作り出した神、規則、習慣、掟によって登場人物4人、ないしわれわれが「愛」について苦しんでいるのであり、互いが思いあってればどんな形でもそれは「愛」に間違いはないのです。
    扉が開けばそのこと自体が「愛」であり、開かないからといって「愛」の不在証明にはならないのです。
    時が止まっていると言われているその扉の向こうで「愛」がどんな姿で待っているのか。

    細かい表現や、人の呼び方までよく練られた作品です。一字一句気を抜かず読んでみてください。読み終えた時にはあなたの持っていた「愛」に対する認識が、まるで初めからなかったかのように音もなく崩れて消えてしまうでしょう。

    稚拙なレビューとなってしまいましたが、このレビューがこの本を読んでみようと思ってくれれば幸いです。
    ぜひ読んでみてください!
    すべての愛がゆるされる島 (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:すべての愛がゆるされる島 (メディアワークス文庫)より
    4048682202
    No.6:
    (3pt)

    大人向け

    特殊な恋愛をしていて迫害された人たちが祝福される。
    最初は、そんな心温まるハートフルストーリーを想像していましたが、ジメジメした話になっています。
    読みやすい文体をしていますが、残念な比喩表現が多かった気がします。
    個人的には語り部が細かく切り替わっていくのも減点対象。集中しずらい構成になっています。
    そのせいで、この物語のロジックに序盤から気づいてしまう人も多いんじゃないかと。
    自分もこういうタイプの話だな、と気づいてしまいました。
    ただ、素数の話や、信仰についての話は面白かった。
    短くよくまとまってると思う。
    すべての愛がゆるされる島 (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:すべての愛がゆるされる島 (メディアワークス文庫)より
    4048682202
    No.5:
    (5pt)

    愛情に、禁断もなにもない。

    愛がテーマの作品は数多く出ているが、近親愛をテーマにした作品はメディアワークスとしては珍しい。父と娘、姉と弟といった、俗に言う『禁断の愛』にスポットを当てて、そこに纏わりつくしがらみに苛まれながら、すべての愛がゆるされるという島の中で、それぞれの愛情を確かめ合い、あるいは否定しながら、島の謎の核心である教会の扉を目指していく。

    人の内に潜む愛が表に出るとき、それはどのような色を持つのだろうか。酷く、卑しく、狂気を孕むこともある。優しく、温かく、慈しみを持つことも当然あるだろう。ときには諦念にまみれた哀しみを振り撒くこともあるだろうし、その哀しみを覆い隠す外郭にも成り得よう。それほど愛情とは醜いものだし、美しいものなのだ。たとえそれが父娘、姉弟の間に生じた関係だろうと。

    愛情についての再確認、むしろ、新しい見方を得られる本かもしれない。

    この本の魅力は他のレビューでも挙げられているように、読後感の清々しさにある。これだけ重く果てのないテーマを話題としているのに、美しく締めた著者には脱帽と評する他ない。

    是非手に取って欲しい。とてもいい物語だ。
    すべての愛がゆるされる島 (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:すべての愛がゆるされる島 (メディアワークス文庫)より
    4048682202
    No.4:
    (5pt)

    あとがきまで小説。

    あとがきは解説だったり、近況報告だったりすることも多いが、この小説はあとがきも小説の一部なのだということを痛感させられた作品。
    僕が少読の為そういった作品を知らないだけかもしれないが、下手なミステリを読むよりはよっぽど面白い。
    まさに、This is a fiction.といった作品。
    通勤の暇つぶしには最適な一冊のひとつ。
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