アイトン・フォレストの隠者
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カドフェル・シリーズを刊行していた現代教養文庫が廃刊になった時にはガッカリしましたが、光文社での再刊行を知った時には、出版業界の快挙!と心の中で喝采しました。 そのシリーズも14作目。カドフェル修道士を始めレギュラー陣は健在。中世イングランドの風俗を活写する作者の巧緻な筆力も変わらず。 例によって修道院の平和を乱す事件が起こり、カドフェルやヒュー・ベリンガーが解決に乗り出すが、事件の裏には水面下で進行する政治との絡みが…という展開ですが、カドフェルの決着の付け方と、最後の独白はしみじみと胸に迫ります。 全編を通して感じる、公平で、ちょっと皮肉で、暖かい視線。 神様が本当にいるなら、こういう視線で人間を見ていてほしいと思いながら読んでいます。 | ||||
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修道士カドフェルのシリーズ14作目。荘園の領主が死亡し、修道院に預けられていたまだ年端もいかない少年が相続することとなる。子供の祖母はすでに少年の結婚相手までさがしていて、すぐにでも結婚させたい様子。当の本人は、この祖母が苦手で大人になるまで修道院での生活を望む。子供を奪いあって、祖母陣営と修道院陣営とで対立しているうちに、子供が行方不明となってしまう、といったお話し。この少年の祖母というのがなかなか強烈な人物で、カドフェルや執行長官のヒュー・べリンガーを相手に一歩もひかない女丈夫。その押しの強さにあきれる一方、目的のためならなりふりかまわず一直線、という姿が妙にうらやましかったり・・・。ま、身内にいたら煙たいだろうけど。子供の行方不明に続いて殺人事件もおきて、いつもながらの鋭い観察力で真相を見つけるのだが、罪を犯した者を断罪するのではなく、人情味のある解決方法をとるカドフェル。このシリーズの魅力の一つだと思います。堅苦しいだけで融通のきかない宗教家なんて、実生活でも小説でも会いたくないですよね。 | ||||
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