(短編集)

修道女フィデルマの叡智



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修道女フィデルマの叡智 修道女フィデルマ短編集 (創元推理文庫)

2009年06月20日 修道女フィデルマの叡智 修道女フィデルマ短編集 (創元推理文庫)

法廷弁護士にして裁判官の資格を持つ美貌の修道女フィデルマが、もつれた事件の謎を痛快に解き明かす傑作短編集。巡礼として訪れたローマの教会で聖餐杯のワインを飲んだ若者が急死、偶然居合わせたフィデルマが犯人を突きとめる「聖餐式の毒杯」ほか、宿屋の幽霊騒動に巻きこまれる「旅籠の幽霊」、大王位継承をめぐる事件に挑む「大王の剣」など、バラエティ豊かな5編を収録。 (「BOOK」データベースより)




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修道女フィデルマの叡智の総合評価:8.29/10点レビュー 7件。Bランク


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No.7:
(5pt)

古き良き時代

ミステリが好きですが、昨今の過激な描写、サイコパスな登場人物、などという作品はもう読みたくありません。そんな中出会った本作は古き良き時代の雰囲気を色濃く残し、わたしの求めていたのはこれ!と思いました。
当時の風俗や人々の生活の様子の描写も興味深いものでした。
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4488218113
No.6:
(3pt)

テンポが良く面白い作品だが、詰めが甘い

私は、推理小説が大好きで特に、緻密で合理的な組み立てが得意な、バズラーと呼ばれるエドワードDホック(サイモンアークシリーズ、サムホーソーンシリーズ、怪盗ニックシリーズほか)の作品を好んで読んでいる。

 フィデルマシリーズはレビューの評価も高かったので今回、その書籍を初めて手に取った。
 ピータートレメイン氏の作品を読むのは今回が初めてであることを付け加えておく。

 率直に言って、全体的に詰めが甘かったり、真犯人を追い詰める前に読者に対してすべての事実を提示していない記述があり、フェアではないという印象を受けた。

 例えば、作品『聖餐式の毒杯』では、
   被害者は聖餐杯に入った毒入りワインを飲んで死んでしまう。
   毒入りワインは、強い刺激臭があり、毒の入っていないワインは刺激臭がないと作中でフィデルマが言っている。
 ならば、なぜ被害者は聖餐杯の毒入りワインを飲んだのだろう。
 被害者はこの一週間毎日ミサに出て、毎日聖餐杯に入ったワインを飲んでいる。
 昨日までは刺激臭がなく、今朝はむせかえるような刺激臭がしたのだ、どう考えても飲むのを止めるハズである。
  また、被害者は巡礼の旅をしているのに、一週間も宿泊して同じ教会のミサに出席しているがその理由は何か、
 といった読者が当然抱く疑問について全く触れられず、解決されずじまいで、消化不良を起こしている気分になった。

 作品『ホロフェルネスの幕舎』では、
 書籍に暗褐色のしみがあることと、手の跡のように見えると言うことは事前に述べられているが、それが男の掌の痕であるとフィデルマが気がついたと言うことについては、真犯人が明らかになってから述べられており、私のように推理小説を読者が探偵役になって読み進めるタイプの人間にとっては、フェアではないと感じる。

 ホックと比べてしまうのは気の毒なのかもしれないが、作品自体の詰めが甘いと感じざるを得なかった。

 とはいえ、全体的にはテンポが良く面白い作品なので、ここまで細かいことを気にしない方には良いと思うが、私のように気にする方は他をあたった方が良いかもしれない。
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No.5:
(4pt)

なかなか凝ったどんでん返し

古代ローマやアイルランド王国を舞台に、美貌の修道女探偵フェデルマ女史が活躍する短篇集である。

比較的とざされた状況の中で犯人を探し出す形の短篇となっているが、なかなか凝ったトリックやどんでん返しもあり、うーんとうならされる出来である。

それから、最近の翻訳にしては、もともとの重厚なストーリを、かなり抑えめの感じの文章にまとめているのも好印象。主人公の設定上、宗教ネタがやたらに多いにもかかわらず、不自然な訳に陥らないところは素晴らしい。

難点を一点挙げるとすれば一部の短篇では、キリスト教、その中でもローマカトリックに特有の概念などが出てくるのだが、それがいかに宗教人に取って重要かがポイントになってくる話があり、この辺りはニュアンスがどうにも掴みにくくて困りました。たぶんキリスト教圏の読者には違和感ないのでしょうけど。

このシリーズとして長編や短篇がいくつかでているのだが、ちょっと宗教的にお腹いっぱいになった感があるので、個人的には少し様子見ですかね。

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No.4:
(5pt)

修道女フィデルマの叡智を読んで

同シリーズの「洞察」と共に非常に優れた短編集。フィデルマの叡智と洞察のほとばしりは極めて歯切れよく小気味よい。7世紀のアイルランドというわれわれの馴染み極めて薄い世界でこれまで聞いたこともないような名前の人々が生き生きと動くさまは
読んでいて感動的でさえある。それもこれも翻訳者の甲斐萬里江さんのすばらしい仕事のおかげである。私は編集部に電話で問い合わせてフィデルマ・シリーズはすべて甲斐さんの翻訳だと聞いて全部読もうと決めた。佐藤一公
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No.3:
(3pt)

期待しすぎだったかも…

ミステリも好き、歴史も好きなので、割と期待していたのですが…期待しすぎだったのかな?
ミステリとしては悪くないと思います。フィデルマのキャラもいい。有力な王家の一つの王女であり、努力と才能で古代アイルランドの高位の法執行官に登りつめ、さらに古代では尊敬される存在である聖職者。二重にも三重にも尊敬されるべき女性で、しかもそれが血筋だけで手に入れたものではないからカッコいい。探偵役として、とても魅力があります。
ただ、他のキャラがちょっと…。短編集なので、個々の作品によって違うのですが、どうも古代人っぽくないというか、価値観があまりに現代人っぽすぎ、と感じてしまう場面が多々ありました。何か、現代人がコスプレしているテレビドラマを見てる感じと言うか。
まあ、古代アイルランド人について何を知っているわけでもないんですが…人間性に昔も今もない、と言えばそれまでですが、せっかく時代劇ならもう少し昔っぽさがあってもいい。
長編作品の方は違うのかもしれませんが。
あくまで好き嫌いの問題であり、私見ですけれど。
「大王の剣」と「旅籠の幽霊」は大変楽しく読めました。
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