陶工の畑
- 十字架 (70)
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「陶工の畑」を10数年前に初めて読んだ時、その結末に違和感を感じました。今回、久しぶりにこの本を手に取り読み返してみましたが、違和感は10数年経っても同じでした。 「私のもの」という配偶者に対する気持ちは現代と変わらないものでしょうが、自分が病み、一切のことが出来ず、悲しい雰囲気が漂う家…という状況が続いた時、ずっとこの状況を我慢していた夫が美しく哀れな境遇の女性に夢中になる…。妻は夫が肉体的にも感情的にも飢えていた事は理解していたが、「配偶者は自分のもの、他の女と分かち合うことは出来ない」と行動を起こす。その行動の結果は、相手の女性も納得したことなのだから自分に責任は無いと言う。 酷い病気が妻をこの結末に導いたのだろうか?愛する相手が満足することもまた愛情ではなかったのか、と色々考えてしまいました。 この時代は、現代の私達には理解出来ない程キリスト教が生活を支配していたでしょう。キリスト教的にみても「配偶者を分かち合う」ことは不可能だったかもしれませんが、愛する相手の満足ではなく、自身の満足を取った妻の言い分には考えさせられることが多いです。 | ||||
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修道士カドフェルのシリーズ17作目。修道院が新しく土地を手に入れた。さっそくクワを入れてみると、白骨の死体が掘り出される。黒い長い髪の毛がついているので女性のものだとはわかるが、ハッキリした身元はわからない。以前この地に住んでいた陶工は、今は修道院に入って生活しているが、最後まで修道院入りに反対していた陶工の妻は、黒い長い髪の女性だった。しかも、どこにいってしまったのか、最近見かけた者がいない。同じ修道院の仲間にかかった疑いをはらすため、カドフェルが調査をはじめる。果たして身元不明の死体は、この陶工の妻のものなのか?ミステリとしてよくできていて、伏線がいろいろと張られているんですが、サラッと書いてあるために見逃してしまいました。白骨死体の身元がわかったかと思えば覆され、一転二転、おもしろい。現代のような科学捜査や通信技術のなかった時代に、誰ともしれない人物を特定することの難しさがよく書かれています。 | ||||
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