朽ちた花びら
- ギャンブル (48)
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自分の経歴を小説風にして、よく書けている。 | ||||
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読み直し本。 | ||||
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麻雀を覚えた梨田は大学を休学して麻雀・競輪・女の世界へ嵌まっていく...そして就職へ... 若い時分の揺れ動く感情が上手く描かれている! | ||||
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病葉流れての続編です。 主人公の梨田雅之がマージャンと出会い、女と酒に明け暮れる放蕩な学生生活を卒業するまでの物語です。 三十年前と言う書き出しで始まってますので、48歳で過去を振り返って書いてます この続編の冒頭は、前編の回想から始まってまして東京郊外の国立大学に入学したって言うことですから 高校時代は真面目に勉強にいそしんでいたのかな 永田と言う通称雀ゴロのカミュとの出会いと、T大生通称赤門と出会って麻雀と競輪に嵌っていくきっかけを紹介してます。 そして、もっとも影響を受ける女性、新宿クラブ姫のママ姫子にやるならとことんやれって 中途半端には生きるなと訓示を受ける梨田雅之です。 前編もそうですが今回も非常にお世話になってますね、このママ姫子がいなけりゃ 梨田雅之はとうに潰れて消えてますね(笑) 梨田雅之の青春小説がメインテーマですが、ギャンブルって言うか賭博って言うか麻雀、競輪を通して 色々な人と関わりを持っていくギャンブル小説でもあります 一般的な麻雀のイメージじゃなくて、まさしく麻雀賭博そのものです、こういう世界に身を置いて ヒリヒリした感覚を味わいたいだけに没頭していく主人公です。 でも、ここの麻雀の打ち方を見ている限り梨田は、全くヘタレな麻雀を打っては後悔をして 再三ビビリまくりの麻雀をしては師匠永田からの教えをトイレの中で何時も述懐をしてる 読者からみると、イライラする中途半端な雀師そのものに見えきます。 この中途半端な打ち筋はこと女性に対しても表われて結局「香澄」という女性を死に追いやるきっかけを 作ってしまう正しく何事にも中途半端な、梨田です。 姫子と別れ香澄と同棲するわけですが、香澄を抱きながらやっぱり姫子の事を本当は愛してるって 述懐してるこの男の馬鹿さ加減には笑いしか出ません。 でも、読者は梨田雅之に感情移入して応援してしまう、主人公の成れの果てを見てみたい気がします。 友人に誘われて、冷やかしで大阪の電機会社に就職の面接を受けに行くのですが 就職内定の通知が届くんです。(^0^*オッホホ たぶん?大阪ではまたもや、マージャン賭博に入れ込んでいく気配で物語は終わってます 願わくば、梨田雅之には本当の意味での強いジャン師を目指してその世界で生きて行ってもらいたいなぁ ヤクザやジャンゴロのイカサマ麻雀に引っかからないように切に祈ってます。 | ||||
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『病葉流れて』の続編。 梨田は再び麻雀を通して、いくつかの出会いと別れを繰り返す。傷つき、傷つけられながら、やがて学生時代は終わりを迎える…。 実は梨田と私は同じ大学を出ている。東京の中央線のはずれの方にある、小さな国立大学だ。この本を読むまで、わたしはあの頃のことは、もう忘れたいと思っていた。恵まれた時代だったとは思う。しかし失ったもののほうが、多かった。苦い、挫折感。 物語は、梨田が卒業式を迎え、ふらふらと思い出の場所へ流れ、その場で学生時代が終わったことを痛感し、涙を流して終わる。賭けるべき何もない中で、それでも確実に何かに賭けて、そして失って終わった。少しだけ、成長をして。 そのラスト・シーンが胸に残った。忘れたかったあの頃だったが、この本を読んで、久しぶりにあの街へ行ってみようかという気になった。実際、仕事でその方面へ行くこともあった。しかし懐かしいあの駅で、降りることはなかった。どうしても気が進まなかった。それくらい、嫌だということか。 いや、そうではないだろう。本当は、何かが終わってしまったことを直視できないでいるだけなのだろう。“何かが終わったその後”をどうやって生きていけばいいのか、その答えが見つけられないでいるのだ。何かが終わったその後も何かを求めなければいられなくて。 この物語の主人公、梨田雅之は、白川道のデビュー作『流星たちの宴』の主人公でもある。その物語の中に、“その後”のひとつの生き方がある。 | ||||
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