十二月のひまわり
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白川道は全部読んでいるが忘れていたのがこれ。5つの短編からなっているが、全部同じ。これだけ同じシチュエーションでよくかけたものだ。もうネタ切れだったのだろうね。その証拠にあの藤原伊織の解説の苦しいこと。内容にはほとんど触れていない。好きな作家だけにこんな駄作を残したことは残念。 | ||||
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不可思議な現在の物語に混ざって、過去の記憶がよみがえり、そして謎は氷解して一つになる。そんな5つの短編集です。一寸した伏線が結末に大きく影響したりして、短編としてうまくできていると思いました。 人間関係が少し複雑なのでメモをとりながら読んだ方が、前のページをめくらなくて済むと思います。 | ||||
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表題作も含め、全5編の短編集。いずれも過去の柵と対峙する男たちをハードボイルドに描く作者らしいストーリー。読者にポーンと結末を投げたような話しの落とし方だが、好き嫌いが分かれるところか。次の2編が佳作。 『車券師』。冷めていた過去の憎悪に火が点いたとき、男はすべてを捨てて復讐を誓う。 『達也』。突然「達也」と名乗る男に誘拐される弁護士。車で引き回されるうちに意外な過去を聞かされる。 | ||||
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とても均整のとれた作品ばかり5篇収められています。 白川道さんの小説、初めて読みました。たくさん書いているなかで『十二月のひまわり』が、どんな位置にあるのか全くわからないのですが、しっかりと構成された作品世界に気持ちよさと同時に多少の窮屈さ、あるいは古風なものを感じました。(初めてなので、これが白川さんの持ち味なのかどうか、判断できないのですが。) 5篇ともきりりと引き締まった緊張感が貫いています。 「十二月のひまわり」と「切り札」は相い似た話。信頼と裏切りと、感謝と蔑みと……。人生のほとんどを占める関係の人物との間に、予想もしない亀裂が走ります。 「淡水魚」。この話がいちばん好きでした。拭いきれない過去の汚点。男にも女にもそれぞれの打ちあけられない孤独な思いがあって、ただ一人、真希の母だけが全てを見通していたことに胸打たれます。 殺し、裏切り、博打、恋、別れ……、危ない世界や稼業も出てきます。 ただ、5篇それぞれの味わいはあるのですが、主人公たちの境遇が似通っており、後半になると あれ?と首を傾げたくなりました。 曰く、勉学優秀で、家庭は経済的に逼迫していたり肉親の不幸が重なったりする。そこのところに必ず経済面精神面ともに救世主が現れる。そして、その後の物語……というふうに続いていきます。 どの作品も此処だというツボは押さえているし、伏線めいた話のまわし方もとてもうまいだけに、5篇が相殺しあっているような感じがします。 そこが、白川さんの初めての読者である私には、味わい尽くせなくて少し単調に感じた理由かもしれません。 | ||||
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