黒いドレスの女
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読むまでは、「逆光の女」のような作品を想像していた。 北方謙三氏の作品には、 ねちっこいくらいに男と女の情事を描いている作品もあるけど、 この「黒いドレスの女」は違った。 たしかに男を狂わせる魔性の女は出てくるけど、 「(前略)俺も庄司さんもなにかをやらなくちゃならなかった。 なんでもよかったんだ。そこに、たまたまおまえがいた。 おまえじゃなくったって、いっこうに構わなかったんだよ」 「でも、助けてくれた。マスターも庄司さんも」 「二人とも、自分がちゃんとした男だと思いこみたいんだ。 試したいのさ。おまえひとり護れないようで、男だなんだと言ってられんのでね。 だから、これからも護る。俺は俺のために、おまえを護るんだ」 易々と女の言いなりにはならない。 男には男の戦いがあり、たまたまその道に女がいただけのこと。 だから、いつもの北方ハードボイルド小説だし、 激しいバトルを堪能できます。アツい漢がたくさん出てきます。 傑作です。 | ||||
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「誤解しないように、ひとつだけ教えといてやろう。俺や庄司さんは、おまえがなにをやろうと、どうでもいいんだ。どうなろうとも、構わん。連中に連れていかれようが、犯されようが、殺されようがな」 「じゃ、なぜ?」 「たまたまさ。俺も庄司さんもなにかをやらなくちゃならなかった。なんでもよかったんだ。そこに、たまたまおまえがいた。おまえじゃなくたって、いっこうに構わなかったんだよ」 「でも、助けてくれた。マスターも庄司さんも」 「二人とも、自分がちゃんとした男だと思い込みたかったんだ。試したいのさ。 おまえひとり護れないようで、男だなんだと言ってられんのでな。だから、これからも護る。俺は俺のために、おまえを護るんだ」 このセリフにぐっときた方は、買って損はないですよ。 | ||||
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過去を背負う酒場のマスター。裏の仕事は、トラブルの解決。一瞬の危険にしか、生きていることを実感できない男。 そのマスターが、身内から追われる年配のやくざを匿うことに。そこに、謎の黒いドレスの女性が現れる。やくざが抱えるトラブル、女性が抱えるトラブル、そこにマスターの過去が重なるとき・・・・。 男であることにこだわる、ばかな男たちのハードボイルド。カーチェイス、酒、刃物の光がとびかいます。少し甘いところもありますが、そこが、またいいです。スピーディーな展開、謎、人々の輝き、文章の強さで一気に読ませます。そして、男たちを振回す、黒いドレスの女性の魅力。 古い本ですが、手放せません。元気のないときに、読むと力をくれる1冊です。愚かな男たちに、お勧め。愚!かな男で、いいじゃん。 | ||||
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過去を背負う酒場のマスター。裏の仕事は、トラブルの解決。一瞬の危険にしか、生きていることを実感できない男。そのマスターが、身内から追われる年配のやくざを匿うことに。そこに、謎の黒いドレスの女性が現れる。やくざが抱えるトラブル、女性が抱えるトラブル、そこにマスターの過去が重なるとき・・・・。男であることにこだわる、ばかな男たちのハードボイルド。カーチェイス、酒、刃物の光がとびかいます。少し甘いところもありますが、そこが、またいいです。スピーディーな展開、謎、人々の輝き、文章の強さで一気に読ませます。そして、男たちを振回す、黒いドレスの女性の魅力。古い本ですが、手放せません。元気のないときに、読むと力をくれる1冊です。愚かな男たちに、お勧め。愚!かな男で、いいじゃん。 | ||||
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