雨は心だけ濡らす
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女性が主人公という、珍しい設定のシリーズ。 数多の超人が戦う「挑戦」シリーズや、「神尾」シリーズなどに比べたら、 随分と大人しいシリーズです。 ただ、この「美有」シリーズは第2巻で終わるのですが、 このあとに美有の恋人になる野崎通が主人公の「野崎」シリーズ全3巻に繋がっていくので、 結局外すことができません。 | ||||
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まだ駆け出しのインテリアデザイナーの女主人公が仕事に拘りたいという理由を付けてはいるが妨害者に危害を加えられることが分かっていてもその危険に身を晒していくというのは考え方がトンガっているというか奇異。 昔の映画やハードボイルド小説のマネでもしてるのかな? 携帯電話も登場しないしそれが高級だと言わんばかりに外国製のモノばかり登場するのも現代の感覚とはズレている。 マセラティビトルティボを連呼しててうざい。語感が良いから? 総じて古いですね。 | ||||
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タイトルに惹かれて購入しました。ストーリーもしっかりしているし 何度もよみかえしたくなる本です。 | ||||
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ハードボイルドの主人公が女性とは珍しい。 私は高校生の頃から北方謙三が好きだけど、女性が主人公の作品があって嬉しい。 ハードボイルドが好きな女の子なんて、周りにいなかったので。 主人公の女の子は、初めのころのはツライのに、肩肘張って頑張っている状況だったが、 最後のほうは、その辺の男性よりもたくましく、一段と素敵な女性に変身している。 そのへんの恋愛小説とかに出てくる「いろいろ悩みながらも、恋も仕事もがんばってます」 的な「等身大の」女性像には、飽き飽きしていたので、 こういう、凛とした女性、大好きです。 | ||||
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膨大な北方作品群の中でも、そのタイトルのカッコ良さでは一、二を争う作品ですが、主人公が女性という点でもこれは異色作です。 出版されたのは1988年となっており、日本中が史上最高のGDP達成に浮かれ、バブルの夢に熱狂していた時代です。 マセラッティ・ビトルボ・スパイダーとかメルセデスとかブルガリの時計だとかシャトー・ラトゥールの78年ものだとか、やたらと豪華な“モノ”の記述が多いのですが、それでいて登場人物たちはそろいもそろってサムライ的な性格で、そのちぐはぐ振りが今となってはなぜか微笑ましくさえなってきます。 もし日本があのままの経済的繁栄をずっと続けていたとしたら、こういったゴージャスな描写を今読んでも不釣り合いには感じないのでしょうがー。 北方氏は本質的には理屈や時代の変化では変わりようのない、人間の心の叫びといったものを描く作家であり、ああいった軽くてバブリーな社会背景は似合わないはずなのですが、あの時代に大衆作家(エンターテイメント小説という呼び名が使われるようになったのもこの時代あたりから) としてデビューした、その苦労が浮き彫りになっているような珍しい作品だと思うのです。 後に氏が時代小説、さらには古代中国ものに移って行ったのも自然な成り行きだなあ、と今にして思います。 しかし時代背景はともかく、ストーリー展開のうまさ、登場人物たちのかっこよさはやはりさすがです。 女性を主人公にしたハードボイルドというのは本来難しいはずですが、主人公鹿島美有はひたむきでカッコいい、いつの時代でも通用するハードボイルド・ヒロインとして成功していると思いますし、いぶし銀の看板職人、津井の親父さんがまたいい味出しています。 男性にも女性にもお薦めできる良質の一作です。 また、同じく女性を主人公にした作品では、“ふるえる爪”という佳作もあります。 ご参考までに。 | ||||
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