ひたひたと

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種別
長編
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あらすじ

2007年05月15日 ひたひたと (講談社文庫)

十二の深い傷跡を全身に刻んだ女のこと。少年に悪戯され暗転した小四の夏のこと。五角形の部屋で互いの胸の奥に封じ込めていた秘密を明かしたとき、辿り着くのは―急逝を惜しまれた著者最後の作品集。まさに着手寸前だった長編『群生』のプロット200枚も収録!野沢ミステリーが目指した高みが迫る。(「BOOK」データベースより)

評判

ひたひたとの評価:

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ひたひたとの総合評価:

8.71/10点 レビュー 14件。

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No.14
(5pt)

心の闇

野沢尚さんが2004年に自殺されて、もう20年近い年月が経つ。とにかく大ヒット作を若くして多く出した大人気脚本家だったけど、水面下では脚本を大きく変えられたり、無理な事を強要されて降板されたりと、辛苦を味わった方ではないかと思う。野沢さんの作品は描かれる女性が本当に魅力的だ。最近のメンヘラみたいなグズがいない。『水曜日の情事』も『眠れる森』も、子供時代や環境に恵まれなかったヒロインは決して泣き言を言わず、人のせいにせず、受け止める真の強さがある。

前置きが長くなったが、実はこの作品が初めて読んだ野沢さんの本だ。未完だと言われるが、これはこれで完成と言ってもいいのではないか、と思える。冒頭の説明ではネットを通じて集められた5人の男女が、ある場所に集められ、1人ずつ自身の秘密を話す。最初の告白者は男性、2人目は女性、どちらのラストも鳥肌が立つものだった。この2人目の話が終わったところで、この本は終わってしまう。残りの3人はどのような秘密をお持ちだったのか、聞きたかったと思うのは野暮かもしれない。おそらく同じように、重苦しく、人にはとても話せない心の闇があるのは明白だからだ。そうでなければ、わざわざこの場所には来ないだろう。

この作品の中の告白者である男女より、最初の告白者が語る元恋人が非常に魅力的な女性だった。女医だったそうだ。この告白者にはもったいないくらいの女性だったが、同時にこの告白者では釣り合わず、持て余してしまうほど重いカルマがあった。その女性も先ほど述べた野沢さんの作品に出る魅力的な女性たちのように、美しく、いさぎよく覚悟のある女性だった。

読み始めたら、あっという間に読み終わった。2時間もかからなかったと思う。中毒性のある作品で、昨夜読んでから、まだ抜け出せない。
ひたひたと (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ひたひたと (講談社文庫)より
4062757400
No.13
(5pt)

心の闇

野沢尚さんが2004年に自殺されて、もう20年近い年月が経つ。とにかく大ヒット作を若くして多く出した大人気脚本家だったけど、水面下では脚本を大きく変えられたり、無理な事を強要されて降板されたりと、辛苦を味わった方ではないかと思う。野沢さんの作品は描かれる女性が本当に魅力的だ。最近のメンヘラみたいなグズがいない。『水曜日の情事』も『眠れる森』も、子供時代や環境に恵まれなかったヒロインは決して泣き言を言わず、人のせいにせず、受け止める真の強さがある。

前置きが長くなったが、実はこの作品が初めて読んだ野沢さんの本だ。未完だと言われるが、これはこれで完成と言ってもいいのではないか、と思える。冒頭の説明ではネットを通じて集められた5人の男女が、ある場所に集められ、1人ずつ自身の秘密を話す。最初の告白者は男性、2人目は女性、どちらのラストも鳥肌が立つものだった。この2人目の話が終わったところで、この本は終わってしまう。残りの3人はどのような秘密をお持ちだったのか、聞きたかったと思うのは野暮かもしれない。おそらく同じように、重苦しく、人にはとても話せない心の闇があるのは明白だからだ。そうでなければ、わざわざこの場所には来ないだろう。

この作品の中の告白者である男女より、最初の告白者が語る元恋人が非常に魅力的な女性だった。女医だったそうだ。この告白者にはもったいないくらいの女性だったが、同時にこの告白者では釣り合わず、持て余してしまうほど重いカルマがあった。その女性も先ほど述べた野沢さんの作品に出る魅力的な女性たちのように、美しく、いさぎよく覚悟のある女性だった。

読み始めたら、あっという間に読み終わった。2時間もかからなかったと思う。中毒性のある作品で、昨夜読んでから、まだ抜け出せない。
ひたひたと Amazon書評・レビュー: ひたひたとより
4062126117
No.12
(5pt)

若くして逝った作者の才能がもったいない

テレビドラマ「青い鳥」で野沢尚氏に感動し、野沢氏の著した小説や脚本のドラマを見る度に、
若くして逝った作者の才能がもったいないと感ぜずにはいられません。
遺作となった本作品は貴重だと思います。
ひたひたと (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ひたひたと (講談社文庫)より
4062757400
No.11
(5pt)

若くして逝った作者の才能がもったいない

テレビドラマ「青い鳥」で野沢尚氏に感動し、野沢氏の著した小説や脚本のドラマを見る度に、
若くして逝った作者の才能がもったいないと感ぜずにはいられません。
遺作となった本作品は貴重だと思います。
ひたひたと Amazon書評・レビュー: ひたひたとより
4062126117
No.10
(5pt)

なんで死んじゃったんだろうな野沢尚

魅力的な登場人物、起伏あるストーリー、偏執的でありながらも何故か共感してしまうセリフの数々…。心の闇を抱え生きる現代の孤独な人間がここにいる。でもここまでの話を書ける人がなんで死んじゃったんだろうな?
ひたひたと (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ひたひたと (講談社文庫)より
4062757400

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