反乱のボヤージュ



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初公開日(参考)2001年04月
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長編小説

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反乱のボヤージュ (集英社文庫)

2004年07月31日 反乱のボヤージュ (集英社文庫)

坂下薫平19歳。首都大学の学生寮で、個性溢れる面々と楽しい日々を過ごしていた。だが、寮の取り壊しをもくろむ大学側は、元刑事の舎監・名倉を送りこみ、厳しい統制を始める。時を同じくして起こった、寮内のストーカー事件や自殺未遂騒動。だが、一つ一つのトラブルを乗り越えながら結束を固めた寮生達は、遂に大学側との戦いに立ち上がる。現代の若者達の「旅立ち」を描く、伸びやかな青春小説。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.00pt

反乱のボヤージュの総合評価:9.61/10点レビュー 23件。Aランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(8pt)

反乱のボヤージュの感想


▼以下、ネタバレ感想

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こぶ平
WX8C8PQZ
No.2:
(10pt)

反乱のボヤージュの感想

ミステリーではないですがこれは本当に面白かった。学生運動の世代ではないけれどその時代の人達の心意気を感じることが出来て凄く新鮮でしたし、主人公の成長していく姿を見ていかに自分の学生時代が薄っぺらかったかを再認識させられました(笑)
登場人物が皆個性的で惹かれるものがあったし、感情を揺さぶられる熱さがありました。良書だと思います

最終列車
KU3TJU3C
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

反乱のボヤージュの感想

大学寮の取り壊しを主張する大学当局と、存続を主張する学生の対立を通して、そこに学生達の成長を描いていますが、作者の真の意図は別のところにあるように思いました。
寮の存続を要求する学生達の主張には、絶対的な信念、確固たる主義主張がある訳ではないと批判しています。
驚くのは、一方で、現代の学生達の父親の世代、即ち大学紛争のあった時代と現代を比較し、当時の学生達も同じだったと批判している点です。
「最近の若い連中は・・・」的色合いの作品ではありません。
寧ろ、現代の学生を引き合いに出して、作者が学生時代に経験した大学紛争、それを扇動していた学生達が、単に社会や権力に反抗しているだけで、現代の軽い学生達と同レベルだったと暴いていきます。
作者の主眼は、こちらにあったのではないかと思います。
寮は周囲から浮いた存在として描かれており、廃寮問題は大多数の学生にとって関心外の事になっています。
この作品の廃寮問題は、大学紛争の縮図的扱いをされているように感じました。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
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No.20:
(5pt)

止まらない。

主人公クンペーの変化が読んでいてものすごく共感できた。そして、そのクンペーに影響を与えた名倉さんに憧れを持った。
どんなことがあっても、地に足をつけて、周りをよく見る。惑わされてはいけない世界がある。
僕も学生時代、たくさんの失敗をした。だからこそ、この物語の中に感情移入できた。
動乱の現代だからこそ、特に若者に読んでほしい本である。
反乱のボヤージュ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:反乱のボヤージュ (集英社文庫)より
4087477266
No.19:
(4pt)

本編を12等分すれば、テレビドラマ1クール分になるのでは

ホントによくできた小説で、恋愛とか家族愛とか友情とかが全て分かりやすく感動しやすく描かれています。
伏線も何もかも、しっかり回収できているし、何より登場人物全てに意味があるので、読んだあと、印象に残ってない人がいないです。
特に舎監として寮生を指導する側として送り込まれた名倉が名言をたくさん言うので読んでて頷くことが多く、キャラとして立っています。

主人公の薫平ははっきり言って、影が薄いけど様々な人々の中でもまれていく中で傍観者から、自分で主張して行動していく人に変わっていきます。
そのあたり、急に変わった感じが合って、もうちょっと心の葛藤が欲しかったです。

六個の話に分かれていて、舞台と登場人物が共通した短編集とも取れるけど、一貫して名倉と若者たちの対話という形は通しているので、読んでて長編のようでもあります。
各話は、それぞれの寮生にスポットライトが当たる話で、キャラクターの個性が伝わる内容です。
これは最終話の一致団結に向けての闘争への助走とも取れます。

本編を12等分すれば、テレビドラマ1クール分になるのではないかというくらい、よくできた展開です。
あと登場人物も大学生なので、その時代の若手俳優を使えば、視聴率も取れそうです。
十数年前の小説だけど、普遍的な自分とは何か、とか、家族とは、とかそういうことを問うている話なのでいつの時代でもドラマ化できそう。
さすが、テレビドラマの脚本化が書いた話だけのことはあります。

ただ、小説としては余りによく出来た良い話と、展開と、さわやかすぎるキャラクターたちで、現実味はちょっとなかったです。
各キャラクターが暴動の騒乱の中、困難を乗り越えて恋愛が結ばれていくけど、そんなにうまく行かないだろっていう感じはしました。
もっと、そこは小説らしくうまくいかないとこや、ドロドロした葛藤とかが欲しかったです。
そこは廃寮という問題と、学生闘争という昔の現実を描いているのだから、何もかもが死闘しながらもうまくいかないことを描いてほしかったです。

うまく行くところ、さわやかな恋愛は、色々話の内容を変えてくれるテレビドラマの方に任せて欲しかったです。
反乱のボヤージュ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:反乱のボヤージュ (集英社文庫)より
4087477266
No.18:
(5pt)

面白い

小説を読む前、you-tubeでテレビドラマを見た。放送時リアルタイムでも見ていた。非常に良く出来たドラマで主演の渡哲也も好演であったことを思い出した。小説はそのドラマに比べ少し劣るが、胸を打つ小説であることに変わりない。

私は全共闘世代より4,5年若い歳であるが学費値上げに反対し大学側と団体交渉を徹夜で行ったこと。機動隊の様子を見張るため県警までバイクで行き見張ったものだ。それが今の自分の原点であると思っている。あの時の首謀者たちはは今どうして暮しているのだろうか?ゲバラの様に職業革命家として過ごしているのか?平凡なサリーマンに変身しているのか?
革マル派の先輩はどうしているのか?
とにかく熱気が残る熱い時代であった。
反乱のボヤージュ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:反乱のボヤージュ (集英社文庫)より
4087477266
No.17:
(5pt)

ドラマに興味をもち原作へ、「反乱のボヤージュ」 DVD が出れば

テレビドラマ 「反乱のボヤージュ」 が素晴らしすぎたため、原作が読みたくなって
購入した本。 本はもちろん素晴らしいが、「反乱のボヤージュ」 DVD が出れば
さらに、この本自体の良さも知れ渡るのにと 残念でならない。
 ドラマ 「反乱のボヤージュ」 については、次の2行 はウィキペディアより部分抜粋
≪テレビ朝日で2001年10月6日に前編、10月7日に後編が放送された。
サブタイトルは 「2001年の学生運動」。 平成13年度文化庁芸術祭参加作品。≫

 非常に素晴らしいので、文庫本ではなく 状態がよい このサイズの中古本を入手
していただき、じっくり読んでいただきたい本。 実際はあっという間に読めるけど。

 衝撃的なお亡くなり方をされて、「著作権などの問題でうやむやになってしまい、
DVD化されなかった」 との記述がネットで調べると出てきた。 このDVD が発売
されるまで生きて欲しかった。 死んだ後も作品は残るため、世に出る機会を失った
この映像作品が DVD として残らないのが残念。 「どうにかしてくれ」 と叫びたい
気持ちでいっぱいだが、現実には、どうにもならないのだろう。
 DVDを見て原作に興味を持ち、多くの人の記憶に残る という過程をたどることが
多いのに。
反乱のボヤージュ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:反乱のボヤージュ (集英社文庫)より
4087477266
No.16:
(4pt)

良質な青春小説

撤去されそうになっている学生寮で、学校側の人間と対立しながらも暮らす青年たちの青春物語と、
なんだかその辺でいくらでも見かけたネタではあるが、さすが手練れの作者なこともあり、
そういった凡作とは一線を画す内容になっている
どんな事件が起こっても基本物語の中心は主人公と元刑事の名倉で、事件のたびに名倉が取る行動は
英断ともいえるもので、作中の登場人物だけではなく、読んでいる読者さえも彼に魅了されることだろう
ただラストの展開があっさりすぎるのはどうにもいただけない
ここはあと数十ページ追加して、卒業後の彼らの行く末を描写すべきだったろう
それさえあれば大満足だった作品だけに惜しい
反乱のボヤージュ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:反乱のボヤージュ (集英社文庫)より
4087477266



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