烈火の月
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ビートたけし主演監督作品「その男、凶暴につき」の小説版。 ただし、登場人物や結末は映画と大きく異なる。 映画「その男、凶暴につき」を視聴して面白かったので、 原作の小説にも手を出した。 東京湾アクアラインに繋がる千葉県の架空の市町村「愛高市」を舞台に、 「愛高署の瞬間湯沸かし器」の異名を取る暴力刑事の我妻諒介が、 麻薬を巡って街に渦巻く陰謀に対して戦いを挑む話。 映画版を先に見ていたので、主人公の我妻はビートたけし、悪役の仁藤と 清弘はそれぞれ岸部一徳、白竜を頭に思い浮かべながら読んだ。 物語途中から登場し我妻と共に捜査を担当することになる 「マトリの女」烏丸は、なんとなく真木よう子を想定した。 烏丸の気の強さとやさぐれっぷりが真木のイメージと重なる。 当たり前だが、映画では端折られていた話が小説だと より細かく書かれている。特に、我妻が世話になっている先輩の 岩城課長に関する部分の話は、小説を読むと理解しやすい。 終わり方は、小説の方が好きだった。 映画も小説も巨悪を一刀両断して万々歳、なんて わかりやすい終わり方ではないものの、 我妻と清弘の狂気ばかりがクローズアップされた映画より、 「何があっても生きていく」というメッセージが感じ取れる 小説の終わり方のほうが後味が良くて好き。 警察組織に関する細部の描写や 麻薬を摂取した者の心理描写なども、 リアルに描かれていてハマってしまった。 総じて言うと、クライムノベル好きは読んで損しない作品。 こんな面白い小説を書く方が自死してしまった事が惜しまれる。 | ||||
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東京湾アクアライン完成前後から急激に人口が膨れ上がった千葉県・愛高市―。人間の流入は東京湾の対岸から「毒」を呼び寄せ、スモッグにけぶるこの臨海工業地帯を、新しい権利に目の色を変える悪党どもの餌場に変えた。とりわけ若者が集まる倉庫街「愛高ソーホー」は麻薬密売の拠点となっていた。そんな犯罪多発地帯が必要とするもうひとつの「毒」が、愛高警察署・刑事課の我妻諒介。「笑いながら人を殴る」のが特技という破天荒な「厄ネタ」刑事が、欲望渦巻く街を食い物にする巨悪と、腐敗した権力に決死の闘いを挑む。 | ||||
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北野武監督、主演映画「その男、凶暴につき」の脚本を書いた野沢さんが、小説に書き直した作品。脚本は現場で北野監督にいくらか修正されたらしいので、映画とは多少異なるストーリーになっています。映画は封切り当時観て北野武の迫真迫る演技に、かなり興奮したのを覚えています。小説の方も主人公、我妻刑事の暴れっぷりが凄かった!最後に麻薬組織の親玉、それに群がる県警組織のトップ達を、完膚なきまでに叩きのめす様は痛快でした。殺し屋の清弘、麻薬取締官の瑛子等登場人物達も印象的で、結構掘り出し物の一冊でした。 | ||||
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強烈な印象を残す、ハードな警察小説。野沢尚にこのような作品があったのかと驚いた。無論、野沢尚作品なら期待を裏切ることは無いと信じていたが。 主人公は千葉県・愛高警察署の我妻諒介。破天荒な暴力刑事の我妻は麻薬密売人殺害事件を捜査するうちに麻薬取締官の烏丸瑛子とコンビを組むことになる… 北野武の『その男、凶暴につき』の原型となった作品だけに思い切りの良い派手な展開とプロットの面白さが光る。大沢在昌の『新宿鮫』に映画『ダイハード』、安達瑶の『悪漢刑事』を足したような面白さ。 | ||||
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古い出版物ですが、評価どおりで書棚に置いても問題ありませんでした。 ありがとうございます。 | ||||
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