悪魔のパス 天使のゴール
- ドーピング (10)
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私は、スポーツに関する小説を、数冊程度ですが、読んできました。 いつも思うのが「臨場感がない」。「手に汗握る瞬間」「勝った時の喜び、負けた時の苦しみ」があまりないのです。 原因は、展開がないのです。ほとんどが、ゲームが始まり、途中経過。そして試合結果で終わっていました。 この小説の素晴らしい所は、展開があるという所です。多少、サッカーについての知識がないと、ついていけない場面もあります。 でも、「文字だけでも、ここまでできるんだ」と、思わせてくれました。 | ||||
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本の汚れとかは気にしないけど、表紙に貼ってある、『中古』のシールがでかすぎ。はがせないしガッカリ⤵⤵ | ||||
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村上龍さんが書かれたサッカーを題材にした小説。当初掲載されたのが中田英寿さんのサイトであったこともあり非常に話題になった。 ……と、まぁこれだけ書けばこの作品の紹介はできるでしょうか。 導入部は欧州サッカーに密かにはびこる謎の薬品に日本人サッカー選手・夜羽が気づき友人の矢崎に告げるミステリの要素たっぷりの展開で、グイッと首根っこを捕まれたように引きつけられてしまいます。サッカーとミステリなんて有りそうで無い結びつきで、グイグイと読み進めていくのですが……中盤あたりでミステリ的な要素はドンドンと失速していき、気がつくとなんだか紀行文のようなお話に、うーん不満が残るなぁ。 高く評価されている終盤のサッカーシーンも、もう謎の薬品はどうでも良くなっているんですよね。おぉ、サッカーの試合の一部を巧く切り取っている、夜羽とユヴェントスの対決をじっくりと描いているなぁと思っていたのですが……あれ、number誌の記事を読んでいるんでしたっけ? と思ってしまった時点で、ちょっと冷めてしまいました。 ミステリ部分いらないよなぁ、これなら。 サッカー小説と言えば野沢尚さんの『龍時』が読みたくなってきたなぁ。 | ||||
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リュウ先生のサッカー小説です。 夜羽冬次=中田英寿、メレーニア=ペルージャ、<わたし>=リュウ先生、読み始めると即わかります。 「僕、ヒデ君といつもこうやっておつきあいしてるの」てなもんで。嫌味だねぇ。 舞台は1999-2000シーズンのセリエA。メレーニア以外のチーム、選手は全部?実名。 ペルージャのところにそっくりメレーニアをはめ込んで、リーグ戦は進展する。 伏線に謎のドーピング剤アンギオンの存在が。 設定、展開はきわめて安易。結末はいい加減。 でも、読ませます。 いつものように嫌味な文体ですが、読者を引っ張る巧みさはさすがにリュウ先生。 村上龍の作品群の中では、駄作の部類かもしれません。 でも、日本人の手になる数少ないサッカー小説としては、かなりのもんでしょ。 というか、クライマックスのメレーニアVSユーヴェの描写は、スサマジイ。 「これがサッカーを描いた小説だ」と自画自賛しているだけのことはある。嫌味だねぇ。 現実の好ゲームをビデオ見ながら描写してもああは書けない? ようするに、<サッカー>が書きたかったんでしょうね、センセイは。ストーリーじゃなくてね。 一読しておけば話のタネには十分、なります。 | ||||
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ストーリーとしてはたいした話じゃない。 でもサッカーを小説化した村上龍の功績というか、チャレンジング試みは少なからず意義がある。 特に「五分後の世界」のラスト100ページ以上に渡る衝撃的かつ革命的かつ最高の描写を髣髴とさせる、ユベントス戦の描写は圧巻。 そこにはリアルで壮絶な「サッカー」がある。 そこには全盛期のジダンがいてデルピエロがいてダーヴィッツがいる。 主人公は完全に中田英寿をモデルにしている。 中田にしか見えない。 この小説を読んでいて思ったが、やはり日本は今のままでは一生W杯で優勝できない気がする。 サッカー=文化という体系にならない限り。 ヨーロッパ・南米の国々にとってサッカーは文化でありLIFEそのものなのだ。 地元のクラブチームの勝利に一喜一憂する度合いが尋常じゃない。なんせ人が死ぬくらいなんだから。 そんな人間達にたかが数十年の歴史のリーグを持つ国がで勝てるはずが無い。 レッズのように帰属性を感じられるクラブ作りから始めるしかない。 | ||||
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