オーディション
- サイコホラー (16)
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○映画を先に見て、原作ではどう書いてあるんだろう、と気になって読みました。いずれにしても1997年の小説だったんだ。結構昔ですね。 ○まず感じたのは、終盤までほぼ映画とぴったり同じという印象です。それから、凄まじい「読み進めやすさ」グイグイ読んでしまいます。裏を返すと、語り口が普通すぎるというか、エッセイとか社会時評などと同じような、すぐに入って行けるが出て来る高さも同じ、という文体です。 ○でも、読みやすさとドライブ感にはうーむ、と感心しました。 ○映画の映像に引っ張られるようにして読んだからこそ楽しめたのだと思います。というのも、重要な山崎麻美という女については、映画の方が断然魅力があるわけです。逆に、小説の方が、性描写に迫力が出ていた。あとは、山崎麻美を正面から掘り下げない代わりに、ホテルのレストランで出くわした車椅子の青年、主人公の友人の吉川、行きつけの店の女将、この三者から、彼女の異常性の輪郭がうっすらなぞられようとしています。でも十分とは言えない。最終的に彼女の残虐さの理由が主人公によって、トラウマとしてほぼ先取りされるように理解されてしまいます。そしてそれと同じだけしか読者にも示されることがありません。 ○結論すると、こんなことがありました、という域を超えていない小説でした。でも読み物としてはこれでいいのかな、とも思いました。新幹線なんかに乗ってる間に読み切れるスリルのある小説。女性観を揺さぶられたりオーディションの背景にあるグロテスクなものの見方を痛感させられたり、映画にはあった、ある種の哀切さがなかった。 ○映画も面白くできたし、読んで楽しかったんだから、いいだろう、と言われたら、まさにその通りだと答えます。 | ||||
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ホラーというよりはグロテスクなだけだなと思った。終盤があっさりした展開で終わったので、あまり良い本を読んだという気持ちがしない。 | ||||
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再婚相手を架空の映画のオーディションから選ぼうとした中年ギョーカイ人。4千人の中から惚れこんだお相手はサイコな女子だった、というとってもグロいお話しである。 ラブラブな関係から、徐々に恋愛モンスター化していく彼女に不気味なものを感じ、過去を探ったところいくつかの不可解な事件を知ることになる。彼女の理不尽な壊れっぷりと主人公を追い詰める執拗な手練手管には、ぞっとすることだろう。 クライマックスからラストにかけては読みながら痛みすら感じるのだが、なんとも納得し難い展開で、ゲンナリしてしまったよ。 | ||||
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期待ほどでもなかった。 | ||||
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村上龍の作品は割と満遍なく読んでいるが、本作品はその中でもちょっと異色。 妻を亡くした中年男が理想的なオンナを探して再婚を試みる手段として新作映画の主役になる女優をオーディションで選ぶと言う企画をカモフラージュとして用いて、好みのオンナを見つけてデートに漕ぎ着けたまでは良かったが。次第にオンナの裏の顔が見え隠れし始めるが、惚れた弱みで主観的に気付く事が出来ないのは無理もないかなと思う。最後は思わぬ展開になって行くが、ネタバレになるのでこれ以上は触れないが、オンナの心の闇と主人公に対する攻撃の理由が今一つ私には理解出来なかったので、星は一つ減らして4つにした。 | ||||
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