ヒュウガ・ウイルス: 五分後の世界2

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種別
長編
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あらすじ

1998年03月31日 ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界 2 (幻冬舎文庫)

21世紀はこの小説で始まる。点状出血、内臓溶解、骨格筋の爆発的なケイレン。信じ難い致死率の出現ウイルスは何を象徴しているのか?ずれた時空の日本を襲う生存への最大の試練。世界人類が迎えた「最後の審判」を刻む衝撃のドキュメント。(「BOOK」データベースより)

評判

ヒュウガ・ウイルス: 五分後の世界2の評価:

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ヒュウガ・ウイルス: 五分後の世界2の総合評価:

8.47/10点 レビュー 38件。

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No.38
(5pt)

主役はヒュウガウイルス

結局、この小説でいいたかったこととは、オクヤマの「ウイルスの出現は何を象徴するのか?」という問いなのだと思う。冒頭サカグチの「知性と危機感」のセリフから始まり、ミツイの生存理由、エピローグの手紙にその答えがあるわけであるが、最後にコウリーにはっきり言わせた時点で、作者の創作意欲は途切れてしまった。
欲をいえば、この世界がその後どうなったのかまで書いてほしかった。知性と危機感をもったUGは生き残り、新たな日本が形成され、世界人口の大部分が死んだ世界には、新しい秩序が築かれるのだろうか。よく学び、危機感を持って生きなければ、人は滅ぶ。
ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界 2 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界 2 (幻冬舎文庫)より
4877285857
No.37
(5pt)

主役はヒュウガウイルス

結局、この小説でいいたかったこととは、オクヤマの「ウイルスの出現は何を象徴するのか?」という問いなのだと思う。冒頭サカグチの「知性と危機感」のセリフから始まり、ミツイの生存理由、エピローグの手紙にその答えがあるわけであるが、最後にコウリーにはっきり言わせた時点で、作者の創作意欲は途切れてしまった。
欲をいえば、この世界がその後どうなったのかまで書いてほしかった。知性と危機感をもったUGは生き残り、新たな日本が形成され、世界人口の大部分が死んだ世界には、新しい秩序が築かれるのだろうか。よく学び、危機感を持って生きなければ、人は滅ぶ。
ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界〈2〉 Amazon書評・レビュー: ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界〈2〉より
4877281088
No.36
(5pt)

圧倒的な危機感をエネルギーに変える作業を日常的に繰り返してきたか?

去年というか2020年の4月に、< 東京 >に新型コロナの< 第1回緊急事態宣言 >が発動された時には、巨大マスコミは、カミュの『 ペスト 』を読むことを推奨していましたが、< 東京 >に< 第4回緊急事態宣言 >が発動される2021年7月現在では、『 ペスト 』だけでなく、村上先生の『 ヒューガウイルス 』を読むことも< 推奨 >できるのではないか?と思いました。

 カミュの『 ペスト 』が< ペストに立ち向かう医者 >が主人公であるのに対して、この『 ヒューガウイルス 』という< 小説のモチーフ >になっているのは、< ウイルス、免疫、遺伝子 >であって、これらを中心に物語は展開していきます。

 それにしても、< 新型コロナの緊急事態宣言が発動されている最中(さなか)にオリンピックを開催する! >とは、、、、、。

 < 著しく具体的妥当性を欠く! >と共に、JOCや東京都知事、あるいは政府与党やそれを支持する人たちは、< 完全に新型コロナウイルスを舐め過ぎて >いますね!!
ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界 2 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界 2 (幻冬舎文庫)より
4877285857
No.35
(5pt)

圧倒的な危機感をエネルギーに変える作業を日常的に繰り返してきたか?

去年というか2020年の4月に、< 東京 >に新型コロナの< 第1回緊急事態宣言 >が発動された時には、巨大マスコミは、カミュの『 ペスト 』を読むことを推奨していましたが、< 東京 >に< 第4回緊急事態宣言 >が発動される2021年7月現在では、『 ペスト 』だけでなく、村上先生の『 ヒューガウイルス 』を読むことも< 推奨 >できるのではないか?と思いました。

 カミュの『 ペスト 』が< ペストに立ち向かう医者 >が主人公であるのに対して、この『 ヒューガウイルス 』という< 小説のモチーフ >になっているのは、< ウイルス、免疫、遺伝子 >であって、これらを中心に物語は展開していきます。

 それにしても、< 新型コロナの緊急事態宣言が発動されている最中(さなか)にオリンピックを開催する! >とは、、、、、。

 < 著しく具体的妥当性を欠く! >と共に、JOCや東京都知事、あるいは政府与党やそれを支持する人たちは、< 完全に新型コロナウイルスを舐め過ぎて >いますね!!
ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界〈2〉 Amazon書評・レビュー: ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界〈2〉より
4877281088
No.34
(5pt)

引き裂かれたナショナリズム

コロナ禍の今こそ読まれるべき作品だと思う。
20年以上も前の作品だが、畑中正一京大名誉教授ほか、当代一流のウイルス学者の協力を得て、解説まで書いている。
ヒュウガウイルスがもたらす最大の重症化要因として、サイトカインの名も出てくる(サイトカインの代表的な暴走例としてアナフィラキシーショックが挙げられている)。

それはそうと、村上龍作品全般に見られる「制度」に対するアンビヴァレンスが、現在のコロナ禍への感染症対策に含まれる自由をめぐるアンビヴァレンスにそのまま重なるように思える。
アメリカの自由主義に育てられた制度に対する反発と、基地の街で育ったアメリカへの本能的反発が、本作でいえばUGのような統制国家への憧憬となって現れる。
それは我々日本人が今まさに、欧米や中国、我が日本のコロナ禍対策を見比べた時に感じるアンビヴァレンスと同じものではないか。
ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界〈2〉 Amazon書評・レビュー: ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界〈2〉より
4877281088

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