江戸の町の不思議事件を解決する“謎解き屋”を始めた静湖姫に、奇妙な依頼が舞い込む。

しばらく泣いてから、落着きを取り戻すと、婚約者が大変な日に死んだことに気がついた。

2つの密室×驚愕のトリック。

奈良県で日本の元内閣総理大臣が撃たれ、死亡した。その場で取り押さえられたのは41歳男性の容疑者。

ふざけんじゃないよ、あたしよりすごい悪役レスラーが、いったいどこにいるってのさ。なのに、あたしはクビになっちまった。

大富豪が殺された。

猪苗代の高級スキー・リゾートで凄惨な連続殺人事件が発生した。死体のかたわらには“処刑魔”の署名が入った犯行声明文が。

警視庁捜査一課の美人刑事、今野真弓。そして夫の淳一も負けず劣らずいい男である。

いなくなった若い娘は醜い容姿に悩み、怪しげなセラピーにのめりこんでいたという。

惣目付として、奥右筆、目付に楔を打ち込んできた水城聡四郎に将軍吉宗から新たな命が下った。監察する 対象は「大奥」。

かの屋根下へ踏み入った者は、声も発さず事切れたそうだ。 設計士・長坂から緊急要請。

上司・空々空と連絡が取れなくなった秘書の氷上竝生と、謎多き部署『不明室』のトップ・左右左危博士。

新任大使としてテイクスカラアン帝国に着任したマヒートは、案内役のスリー・シーグラスとともに前任大使イスカンダーの死の謎を追っていた。

血の繋がりのない９歳の娘と暮らす、元ヤクザの探偵・矢能が正体不明の富豪から依頼されたのは、２億円の価値がある非合法な商品取引の交渉人だった。

マレーバク舎を新設する事となり、飼育方法などを学ぶ為に、山西市動物園へ「研修」に来た桃本ら楓ヶ丘動物園のメンバーたち。

卒業式を目前に控えたある高校で、生徒が窓から落ちるという事件が起こった。落ちたのは卒業生代表の予定だった生徒、常磐星藍。

ベルリンの病院に勤務する医師ホフマンは、予想外の急患に出会う。以前担当した患者がひどい黄疸で運びこまれ、死亡したのだ。

息子を突然亡くした痛みから、愛する妻や娘にも心を閉ざし、ニューヨークで独り生きる敏腕弁護士・ネイサン。

学問としても芸術としても敬遠され、表舞台からパージされてきた、荒唐無稽な語りのエンターテインメント！民話と妖怪を愛好する面々が縦横無尽に語る、あなたの知らない民話の世界。

動物診療所を営む獣医・遠野太一の幼なじみでペットショップを経営する小塚恭平が、自宅マンションでラッセルクサリヘビに噛まれて死んだ。

風光名媚で、いにしえより多くの芸術家が集った尾道を旅行していた原口滋夫が失踪した。

わが明神学園中学にも、ついにイジメが!?坂巻亜矢は、どんなことにもメゲない元気娘だけど、さすがに不安に。

博物館として繫留されていた空母〈イント レピッド〉で、化学兵器を用いた大規模テ ロが発生した。

探偵稼業は女には向かない。ましてや、22歳の世間知らずの娘には―誰もが言ったけれど、コーデリアの決意はかたかった。

―12世紀も半ばに差しかかろうというイングランド。

今なお多くの作家から敬愛される幻想小説の巨星・赤江瀑。

大学のミステリィ研究会が「ミステリィツアー」を企画した。参加者は、屋上で踊る三十人のインディアンを目撃する。

1968年（昭和43年）12月10日、府中で起きた「三億円事件」。

不倫の関係をつづけていた男女が惨殺された。容疑者と目されたのは、殺された男の妻だった女性ルヴァ。

探偵デュパンを創出した天才ポオの全小説を、作家・谷崎精二の全訳で贈る。

警視庁捜査一課所属、自称酒豪、宮藤希美。彼女には奇癖があった。

16歳の天才ハッカー、水城陸。彼は560人が死亡した航空機墜落事故の犯人として冤罪の死刑判決を受けた。

イケメン世襲議員・漆原翔太郎が連発する問題発言でネットやマスコミは大盛り上がり。

人を撃てる、こんな機会を誰が断わるか―。

東京のホテルで宿泊客の男が殺され、彼をホテルに紹介した大学教授も行方不明になった。

五十三歳の真行寺弘道は、「巡査長」という肩書きが警視庁捜査一課で異例なだけでなく、きっちり公休を取り自宅のオーディオでロックを聴くのが楽しみという、刑事としてはかなりの変わり種。

わたしは親友を殺したのだろうか? 殺害容疑をかけられた認知症の女性の一人称と手記、他人の筆跡による伝言などの断片で綴られた、静かな感動をもたらす傑作ミステリ。

愛を歌って生きていく。 新たな門出や、新たな生命(いのち)。

プロレスラーだった父の急死と少女連続殺人事件。

目が覚めると、身体に異変があった。やる気がみじんも湧いてこない」。

3年前、会社から帰宅途中の吉田大輔氏は、最寄り駅から自宅までの間で一瞬にして19329人となった――第7回創元SF短編賞受賞作『吉田同名』をはじめ、まっぷたつになった家で暮らし続ける一家とその観察に没頭する人々を描く「半分世界」、町じゅうが白と黒のチームに

2020年、研究者の工藤賢は死者を人工知能化するプロジェクトに参加する。モデルは美貌のゲームクリエイター、水科晴。

ヴェテランと新進、2人の推理作家の決闘。孤島の密室で発見された死体は?4編の作中作を挾んだ、著者会心の書き下ろし長編。

高校生の一人息子の失踪にはじまり、佐知子の周囲で次々と不幸が起こる。愛人の事故死、別れた夫・雄一郎の娘の自殺。

ヴィクトリアは17年間なにも選べなかった。家事と農作業に明け暮れ、近所の川がどんな景色に繋がるかも知らない。

名古屋大医学部に通う、東京生まれの鏡味龍が下宿するのは、名古屋駅西にある老舗喫茶店ユトリロを営む祖父母宅。

水面に色づきはじめたマロニエを映すサン・マルタン運河。ここに、十津川警部が内偵中だった容疑者谷口の刺殺体が浮かんだ。

夏休み―僕らミラノ高校の天文部一同は、一週間の天体観測合宿を予定していた。あの美しくも不吉なツグミの森で。

伝説の戦闘機乗りは南米の空に消えた──。 愛機を爆破されたジークは無謀な賭けに出る。

こよみちゃんと、菜の花が有名な福島潟で初デート!その日に向け、いろいろ頭を悩ませる、大学生の森司。

12歳の少女ルーは、父とともに亡き母の故郷に移り住んだ。

現代社会崩壊後、陸地の大半が水没した未来世界。

ボクサー崩れの酒井は、恩人・津村のパチンコ店で働く釘師。

『このミステリーがすごい! 』大賞出身作家が描く、消防ミステリー&アクション小説です! 横浜市消防局中消防署に勤める任官2年目の女性消防士、高柳欄。

チャーリー・マフィンはモスクワの空港で妻ナターリヤと娘を英国へ逃がすも、自身は銃撃で負傷、病院に運ばれ当局が尋問を始める。

警察の手を逃れ、故郷のニューオーリンズからフィラデルフィアへと逃亡してきた青年ハートは、あまりの寒さに耐えかね、一着のオーヴァーコートを盗んだ。

「この稀有な旅人のことを、どうしても書きたい」。 「旅」の真髄に迫る、九年ぶりの大型ノンフィクション。

一人めの被害者は、芸能人のミッキー中野こと秋葉原好一だった!彼は東京・中野区の公園に置かれたベンチに座っているところを、拳銃で撃ち抜かれて息絶えていた。

全寮制の名門女子高「純和福音女学院」を次々と怪事件が襲う。

「苦しさを感じるなら、僕なんて愛さなくていいんだ」 聖書や創世記などの見立て連続殺人を主旋律に踊る、世界をゆるがす超絶のメタ探偵の魂の旅。

薬漬けで監禁されていた女性の救出中、白崎の仇「ヨウ」の情報を得た康平たち。

私の名前は紙越空魚。埼玉に住むごく普通の大学生。

徳川綱吉の行列が襲われた。甲府徳川家の家臣の仕業だ。

人は時折、勇気を試される。 落下する子供を、間一髪で抱きとめた男。

ソ連対外交渉専門家のブルトヴァは、一度失脚して強制収容所に入ったことがある。折しも、ソ連からノーベル文学賞候補が出た。

古都のホテルで挙式直後の新郎が殺害された。そもそも怪しげな披露宴であった。

風采は上がらないが頭脳は明晰、発明家兼探偵の百栗柿三郎が、 大正時代の浅草を舞台に、難〈怪〉事件に挑む! 柿三郎を支えるのは、女中兼探偵助手の千代、居候の小学生・玉緒、迷い犬のハチ。

太平洋戦争中に大陸で再会した二人の幼馴染矢島泰介と岩城智也は、必ず生きて帰り、ともに助け合って生きようと誓う。

ーー決して解かれえぬ謎と共に炎に包まれ、この世から消え去った「大樹館」。

「人がハンコを作る時には事情があります」そう語るのは喫茶店にして印章店という『有久井印房』の店主。

「蓬莱山の黄金、鬼道の力、そして空海の秘法“四殺”を手中にした者が覇者となる」野望を秘めた闘いは、空海を宿す魔人黒御所、最大の暴力組織の巨魁・白井狂風を軸に、熾烈化してきた。

兄妹仲の良かった息子や娘に醜い相続争いを嗾けた貪欲なハイエナどもは、絶望の淵にあった老婆の死を待っている。

本書は、現代イタリア文学の旗手アントニオ・タブッキが、見事に「逆さまゲーム」でありながら、頭脳的なゲームにおわることなく、ふかい人間的な感動をともなう世界をノスタルジックに描く。

星が降るような夜空の下、織江と初めて出逢ったのは、もう2年近くも前のことだった。

とざい東西、江戸は神田の橋本町、ものもらいや大道芸人ばかりが住んでいるおかしな長屋に、センセーと呼ばれる推理の特技をもった砂絵かきがいた。

沖縄本島沖の孤島―水波照島にあるヒラモリ電器の保養所で開かれたクリスマスパーティー。

恩師がレッスン・プロを務める由緒あるゴルフ・クラブの百年祭に招かれ、ハワイを訪れたリー。

『メトセラの子ら』で登場し『愛に時間を』『獣の数字』『ウロボロス・サークル』でも活躍する、ハインラインの作品中もっとも魅力的なキャラクターであるラザルス・ロング。

平穏な田舎町キャッスルロックに骨董屋が開店した。店主は素性の知れぬよそ者、でも客はみな目を見張る。

作家・三津田信三のもとに届いた1冊の古びたノート。

城田家にハンガリーからの留学生がやってきた。総勢十三人と犬一匹。

警視庁の吉田刑事の留守宅が放火され、焼け跡から女の刺殺体が発見された。休暇で鹿児島へ向かう最中の事件だった。

書下ろし人気エッセィ、ついにシリーズ第12作登場! 「楽園」とはどんな場所なのか?/ ついていないな、と思ったことはないが、運が良いなとは、いつも思う/ その人にとって満足できる金額を所有している人を「お金持ち」という/ AIは答えること

アニメ、マスコミ関係者の集う、新宿ゴールデン街のバー『蟻巣』。

親友の恋人を手に入れるために、俺はいったい何をしたのだろうか。

夏祭りにやって来た、裏染天馬と柚乃たち風ヶ丘高校の面々。

金田一耕助の探偵事務所で殺人事件が起きた。被害者は、その日電話をしてきた依頼人だった。

「光秀が生きていたぞよ」。山崎の合戦で明智光秀の首を取り、甲賀から離れた小五郎に、かつて命を救った仲間の助七がささやく。

人材派遣会社を営む紀ノ川由希子は42歳、独身。恋人には妻子がいる。

神出鬼没な謎の公務員探偵―― 過去、現在、霊界!? 今度の推理は時空を超える! そのとき死んだのは、“わたし"? それとも―― 街のいたるところに突如現れ、市民の悩みを解きほぐす 「櫃洗市一般苦情係」の職員、通称・腕貫探偵。

極寒の早朝、悠海子は検屍のために呼ばれた。公園のベンチの間にその男は倒れていた。

閉ざされた研究所 発見される死体 土井超音波研究所、山中深くに位置し橋によってのみ外界と接する、隔絶された場所。