人間消失殺人事件
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表題作、ご都合主義を通り越して展開が適当すぎる。 芸人になった女子高生は、自分の勝手な行動のせいで余所様の一家を破滅させておきながら、被害者の娘に対して他人事のように「辛いだろうなぁ」とか呟く。 また「亡くなった方に必ず償いをします」と言っておきながら「旅芸人を続けたいの」。 バカか!?貧乏旅芸人のままでどうやって償うのか?両親も「好きにしろ」じゃなくて「キチンとした仕事して金稼いで返せ」と言えよ…。 こんな酷い話なのに、なぜか「私にだってできる事はあるんだ」「若者には色々な可能性がある」みたいな方向に作者が無理矢理持ってこうとしてるのが見え見え。嫌らしい。 「寄生生物殺人事件」では、コンピュータ技師のおばちゃんは何のために出てきたのかわからない。わざわざ名前や職業も紹介されてるのに、それっきり出てこないし。 作者が忘れたのか? 最後に載ってる作品に至ってはもう…シングルマザーの婦警、赤ん坊をそんな事に使わせるな! 警察官になったら赤ん坊まで殺人犯への囮に差し出さなくちゃいけないのか? やけになってそのまま投げ落とされたらどうするつもりだったのか? そういえば直子って「少女って年じゃないだろ」と言われてたが、19歳じゃなかったの? サザエさん時空をやめて、年を取らせたのか? 30代の人に「料理の準備をお願い」「大した腕だわ」なんて上から目線な喋り方してるし。 | ||||
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赤川次郎の作品には、ご都合主義的な部分もあるのですが、作者はそれを承知で書いているような気がします。 読む側もそれを承知で読んでいるのだと思います。 そこにあるのは、弱者目線で描かれた金持ちや権力者への皮肉であり、「幸福」はそんな社会的なポジションとは別のものであることを語っています。 その語り口が、ミステリー風の心地よさを一緒に運んできます。 それと、主人公のユニークさも、赤川作品の魅力でしょう。 本シリーズの大貫警部などは、その典型でしょう。 こんな警部がいたら大変でしょう。 でも、考えてみれば、強面の警部のデフォルメと考えれば納得できます。 そして、そこに「おちゃめ」ささえ感じさせてくれます。 軽い気持ちで読める本でありながら、ちょっと溜飲が下がる、そんな赤川作品が何故か好きで、こうして読み続けています。 | ||||
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