国境の南



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    初公開日(参考)2002年07月
    分類

    長編小説

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    国境の南 (双葉文庫)

    2005年07月31日 国境の南 (双葉文庫)

    来日中のアメリカ副大統領が日本人夫婦を射殺し、その住居に立てこもった。前代未聞の事態に苦慮した日本政府は、その「現場」をアメリカ領土にすべく、「アメリカ大使館別館」を作ってしまう。日本なのに、パスポートが必要な生活に戸惑う近隣住民。そんななか、大使館別館に隣接するアパートの住人、緑川母娘の部屋にやって来たのは…。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

    国境の南の総合評価:8.40/10点レビュー 5件。Bランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (8pt)

    America first!

    来日中のアメリカ副大統領が日本人夫妻を殺害してしまう。その事実を隠蔽するために、現場をアメリカ大使館別館としアメリカ領土とする。アパートの出入りにそこを通らなければならない住民は、パスポートが必要な生活を強いられる。なんとも突拍子も無い設定が魅力的であった。

    この物語を面白くしている一つの要因がリズムの良さだろう。アパートの住人やその関係者等々、複数の視点が目まぐるしく入れ替わり、スピーディな展開が繰り広げられる。また一冊を通して、文章一文ごとに改行をするといった独特な書式がそのリズムを助長していた。その奇抜な絵面とストーリー設定が見事にマッチしていたようにも思う。ストーリーの意外性も十分にあり、非常に面白く読むことができた。
    唯一のマイナスポイントはディテールの弱さである。どうも雑な印象は拭えない。伏線を異様に張り巡らす割には、それをうまく活かしているようには感じられなかった。これは、アメリカの公務員の仕事っぷりが雑すぎて、結果としてストーリーを雑にしたのではないだろうか。

    全体的に、序盤はユーモラスな作品かと思ったが、段々と少し重たくなってくる。良くも悪くも裏切られたかな。

    陰気な私は地球を回さない
    L1K3MG03
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    No.4:
    (3pt)

    全体として伝わってくるものが弱いのが残念。

    「米軍基地が六本木や広尾にあるように、あなたの隣が米国領になるかも」と気付かせたい小説なのかなと思います。秘密を知った人をどんどん殺害していく米軍憲兵と、従属する日本政府。

     他家の私道経由でしか公道に出られない、その私道が米国領になってしまい、出入りにパスポートが要るようになったアパートの住人達という設定や、各人を見ていて、弱みを攻めてくる米軍のインテリジェンスの怖さ、という点はまあまあですが、全体として伝わってくるものが弱いのが残念でした。
    国境の南 (双葉ノベルス)Amazon書評・レビュー:国境の南 (双葉ノベルス)より
    4575007153
    No.3:
    (5pt)

    西村京太郎の数少ない社会派小説

    「アメリカという国は己れを守るためなら他の国を滅ぼすことも辞さない国」
    というずばり本質を突いたところが優れている。
    どれだけの国が、アメリカの横暴に泣いたことだろう。

    それを、真正面から直球で投げたところがすごい。
    それでいて、最後はさらりと批判めいたことを書かないのが赤川次郎流なのだろう。

    あくまで題材として取り上げただけで、社会派として書いたのではないというような言い訳。
    そこが赤川次郎の可愛さなのだということが分かった。

    正面から取り上げているにの、正面から受け止めてもらえないように書き終える。
    これも処世術なのだと理解しました。
    国境の南 (双葉ノベルス)Amazon書評・レビュー:国境の南 (双葉ノベルス)より
    4575007153
    No.2:
    (4pt)

    大切なのは?

    米副大統領の突然の殺人。そして国の対面を優先した米に反抗出来ない日本。真実を叫ぶ声がかき消されてしまう…なんだか今の日本を見せ付けられているようです。人の命より外交を選ぶ、こんなことが将来起こらないことを祈ります。これを読んで上司に逆らえないあなた、勇気をもらってください。
    国境の南 (双葉ノベルス)Amazon書評・レビュー:国境の南 (双葉ノベルス)より
    4575007153
    No.1:
    (5pt)

    隣の家は外国

    隣家が突然「アメリカ大使館別館」に。隣を通るときはパスポートが必要。でないと不法入国とみなされ射殺される・・・平凡なアパートの住民が前代未聞の事態に遭遇します。そしてそれを不審に思う住民たちにも、命を狙われたり、突然大抜擢されたりと不可解なことが次々と起こります。人を殺せば逮捕される。これは当然のことです。ところが政治が絡むと単純なことが単純ではなくなるのです。「アメリカという国は己れを守るためなら他の国を滅ぼすことも辞さない国」というのは言い過ぎのように思いますが、国家や政府のためといった名目で事実を捻じ曲げるということは日本でもありえない話ではないでしょう。
    国境の南 (双葉ノベルス)Amazon書評・レビュー:国境の南 (双葉ノベルス)より
    4575007153



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