甘栗と戦車とシロノワール
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
甘栗と戦車とシロノワールの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の甘栗くんはとても渋い少年です。 悪く言えばジジくさいとでもいいますか、それでいて 自分の自転車に名前を付けちゃってるところなんか子供っぽいところもあって 妙に親近感が湧いちゃいますね この妙に達観した少年がこれからどんな人と巡り合い どんな事件に巻き込まれ成長していくのか、とても続きの気になる 作品なのでぜひシリーズ化してほしいところです。 ところでこのお話のネーミングセンスが秀逸です 甘栗、戦車、エルム、ジャイアント、一度みただけで意味がわからないのが なんともいえない雰囲気を醸し出しています。 この先どんな単語が飛び出し、物語を紡いでいくのか わくわくするところであります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
二階堂黎人の私が探した少年のような、ハードボイルドのパロディ作品と考えていいと思う。それと、ここぞとばかりに出てくるご当地ネタが(名古屋には行ったこともないが)楽しい。 実はハードボイルドはパロディと合うと思うので、ユーモアミステリーとしてはなかなかいいと思う。 それと作者得意の少年のアイデンティティにかかわる命題もほんのりと加えていて、いい感じに仕上がっている。 ごく個人的な意見として、もうちょっとはっちゃけてもいいのかな?と思ったので☆は-1で | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
太田忠司の新シリーズ、高校生探偵・甘栗くんものの第2弾である。 実は第1弾を読んでいないのだが、装丁と裏表紙の釣り書きを見て買ってしまった。 いわく、「元気になれる青春探偵ミステリ!」。 ・・・なのですが、ちょっと看板に偽りありだなぁ、と。 確かに、ストーリはなかなか面白い。少々エキセントリックな脇役やら、主人公の生活スタイルの描写、タイトルにもなっているコメダコーヒー店の名物だとか、なんだかんだの肉づけもうまくいっていると思う。 なのですが、要するにこれ、ばっちりハードボイルドものなんですね。巻末にチラと引用されるチャンドラとか、一人称が「私」だったり、後から考えてみると、もう作者は明らかに意識して書いている感じだ。 そういうのは別に嫌いというわけではないのだが、ちょっと看板に偽りあり、かなと。それほど大部でもなく最後まで一気に読めるので、逆に読み始める前の印象と違うのがクローズアップされたり。 まぁそんなこと気にせずに読んで楽しめればよいという話もあるので、、、編集者か出版社の問題なのかも。 ところで甘栗君の愛車、Giant Escape R3。実は同じのに乗っている(色は違うけど)。時速18kmがまぁまぁの速度って、さすが高校生若い、という感じだが。(笑) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
地元のネタが満載ということを聞いて読んでみました。 作者の文章に対するこだわりは取って感じられましたが、自分には少々合わない書き方で、ストーリーに入りこむまでが少し苦痛でした。 オチの話になってしまうので詳しくは書けませんが、読後感があまりよくありませんでした。後味が悪かったです。 この作者のほかの本を読んだことがないのでこれが作風だと言われれば仕方ありませんが、ミステリーというにも少々弱い気がします。 名古屋ネタだけ楽しむものとしては面白いのかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作「甘栗と金貨とエルム」同様、舞台は名古屋。ローカルねたで恐縮ですが、主人公の甘栗がGIANT(自転車)で移動した地名をざっと挙げると、繁華街の栄、JR名古屋駅近くの笹島、名駅南にはじまり、太閤通、黄金陸橋、大須観音、鶴舞公園、名古屋工業大学、吹上、飯田街道、田辺通、瑞穂陸上競技場、天白川、野並、中川区の昭和橋、中川運河、新栄、覚王山、日泰寺。これらは実在するので、景色を思い描きながら読みました。 タイトルにもある「シロノワール」とは、名古屋でよく見かける喫茶店「コメダ珈琲店」の名物デザート。温めたデニッシュの上にソフトクリームがたっぷりトッピングされたもの。結構ボリュームがあるので、ひとりで食べるには勇気が要ります。(笑) 「コメダ珈琲店」は近畿、関東地方にも進出しているので、甘党の方は機会があれば一度お試しください。 最後のクライマックスで覚王山にたどり着いたときは驚きました。いえ、近所なので。日泰寺参道の「覚王山商店街」には古い食堂、喫茶店、寿司屋、駄菓子屋、紅茶専門店、花屋、履物屋、畳屋、医院などが並ぶ中に、ギャラリー、お洒落な小物やアクセサリーを扱う店がまじって、アジア的な独特の雰囲気を醸し出しているのです。毎月21日の縁日には参道を人が埋め、春と夏には「覚王山祭り」が開催されます。 物語にも登場した日泰寺参道入口のスターバックス。そこにスタバができたときは古い街並みとはあまりに異質で違和感があったのですが何年か経ち、参道にお洒落なケーキ屋さん「シェ・シバタ」がオープンして、新旧や「宗派」を超えて受け入れていくのが覚王山なのだと思うようになりました。 徳永の恩師は一体どこへ消えたのか。探し出すことはできるのか。ちょっと大人びた高校生探偵の活躍をお楽しみください! | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 7件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|