月読(つくよみ)

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種別
長編
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7
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あらすじ

2008年01月10日 月読 (文春文庫)

「月読」とは、死者の最期の思いを読みとる能力者。月読として生きる朔夜が、従妹を殺した犯人を追う刑事・河井と出会ったとき、さらに大きな事件が勃発して―。人は死の瞬間、何を思うのか。それを知ることに意味はあるのか。地方都市で鬱屈する若者たちの青春を描く、著者渾身の傑作ミステリー長篇。(「BOOK」データベースより)

評判

月読(つくよみ)の評価:

5.00/10点 レビュー 1件。 D ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点5.00pt

月読(つくよみ)の総合評価:

9.30/10点 レビュー 10件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(5pt)
【ネタバレかも!?】 (3件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

月読(つくよみ)の感想

 ふと目に留まった美しい題名「月読」に惹かれ、知らない作家さんでしたが読みました。
 地方都市に住む一人の高校生、克己の周辺に物語が展開していく。同級生の炯子の家で殺人と火事があり、刑事の河井が事件の解決を迫るが河井も姪を殺されていてその事件も未解決だ。その町のアパートには月読が陰のようにひっそりと暮らしていた。
 事件を追っていくうちに徐々に登場人物たちの接点が繋がっていく。読んでいくうちに次はどうなるんだといつのまにか物語に引き込まれていく。かなりの長編だがあっというまに読み終えた。
 但し、最後に月読が双子だった事が判明するが、双子であることは映画にした場合にはちょっと面白いかなとは思うが小説の場合はそれほどの効果はないように思う。ラストはもう少し工夫があったほうがよいと思う。
 


XL4BXRDO

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.9
(5pt)

月の光が淡く導く怪しく美しい世界観・・そして、骨太のミステリー

月読の世界では、人は死すと「月導」という「形」をのこす。
月導はさまざまな形で現れる。
あるものは虹、あるものは岩、またあるものは風や香り・・・
そして、その世界ではその月導を読み解く「月読」が存在する。
「月読」は、その才が現れると親や日常から引き離され、「月読」の養い親に預けられ、月読として生きるすべを教えられる。
朔夜一心もそんな「月読」のひとりである。
ある殺人事件がおこり、一心自身の事件、一心の「養い親」にかかわる事件と複雑にからみあう。
そこに現れる「月導」は。
それを残した死者の心、そしてそれを読み解く「月読」は・・・

叙情的な美しい世界観ながら、しっかり骨太なミステリー。
序盤、世界観に慣れるまではやや冗漫でしたが、一気に読みきりました。
作者は名古屋大電気工学科卒の理系の方らしいですが、無駄のない、削ぎ落としたような、それでいて硬くない文章で、長編ながら読んで疲れを感じさせません。
登場人物もとても魅力的。
読み終えてすぐ、続編の「落ちる花」を注文しました。
月読 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 月読 (文春文庫)より
416771759X
No.8
(5pt)

人の思い

人が死ぬときにその場に残る思いを「月導」として、それを読み解く人が「月読」。
そんな人が死ぬときの思いだなんて、ひとつ間違えば「怨念」ともなりかねないものを、その人のメッセージとしてミステリーのキーに持ってくるのは勇気が必要だったのではないかと思う。
しかしその「思い」があるからこそ、ミステリーとしても物語としても楽しめるものになっている。
月読 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 月読 (文春文庫)より
416771759X
No.7
(5pt)

設定の良さが光るファンタジーミステリー

生まれながらに死者の残留思念を読む力を備えていた朔夜一心は、親元を離れ、一子相伝で力を磨き、能力者として孤高の道を歩んでいた。その一心が、失われた過去を求めてある地方都市を訪れた時、そこで謎の連続婦女暴行事件が起きた。従妹を暴行魔に殺され復讐を誓う刑事・河井と一心とが出会った時、運命の歯車は音を立てて廻り始めた……。 本書はSF色の濃いミステリですが、太田忠司らしい読みごたえある作品で、特に中盤からラストにかけては臨場感たっぷりで目が離せませんでした。内容からシリーズ化になるのではないかとも思いますが、ぜひともシリーズ化してほしい作品ですし、次作にも大いに期待したいです。
月読 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 月読 (文春文庫)より
416771759X
No.6
(5pt)

月の光が淡く導く怪しく美しい世界観・・そして、骨太のミステリー

月読の世界では、人は死すと「月導」という「形」をのこす。
月導はさまざまな形で現れる。
あるものは虹、あるものは岩、またあるものは風や香り・・・
そして、その世界ではその月導を読み解く「月読」が存在する。
「月読」は、その才が現れると親や日常から引き離され、「月読」の養い親に預けられ、月読として生きるすべを教えられる。
朔夜一心もそんな「月読」のひとりである。
ある殺人事件がおこり、一心自身の事件、一心の「養い親」にかかわる事件と複雑にからみあう。
そこに現れる「月導」は。
それを残した死者の心、そしてそれを読み解く「月読」は・・・

叙情的な美しい世界観ながら、しっかり骨太なミステリー。
序盤、世界観に慣れるまではやや冗漫でしたが、一気に読みきりました。
作者は名古屋大電気工学科卒の理系の方らしいですが、無駄のない、削ぎ落としたような、それでいて硬くない文章で、長編ながら読んで疲れを感じさせません。
登場人物もとても魅力的。
読み終えてすぐ、続編の「落ちる花」を注文しました。
月読(つくよみ) (本格ミステリ・マスターズ) Amazon書評・レビュー: 月読(つくよみ) (本格ミステリ・マスターズ)より
4163236902
No.5
(5pt)

人の思い

人が死ぬときにその場に残る思いを「月導」として、それを読み解く人が「月読」。
そんな人が死ぬときの思いだなんて、ひとつ間違えば「怨念」ともなりかねないものを、その人のメッセージとしてミステリーのキーに持ってくるのは勇気が必要だったのではないかと思う。
しかしその「思い」があるからこそ、ミステリーとしても物語としても楽しめるものになっている。
月読(つくよみ) (本格ミステリ・マスターズ) Amazon書評・レビュー: 月読(つくよみ) (本格ミステリ・マスターズ)より
4163236902

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