無伴奏
- 家族 (15)
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
無伴奏の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何か色々不親切な作品だな、と思ってたらシリーズものでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
地味な話、しかし私にとっては物凄く面白かった。主人公は47歳の介護士。自分の父親の過去を調べるエピソードと、高校時代の恋人の旦那さんを探すエピソードで物語は進む。ハードボイルドタッチの文章も読み易く好感が持てるが、何より出て来る人物たちが作品の中で皆生きていた。介護の現状のやるせなさと主人公の頑なな性格のせいも有り、全体的に重苦しい雰囲気では有る。そしてまた、ミステリーとしての驚きは主眼では無い。が、人間ドラマとして素晴らしいと感じた。余り苛烈な設定だと引いてしまうんで、この位が良い塩梅です。おススメ。 | ||||
| ||||
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
阿南シリーズは初めから読んでいるので、気になっておりました。 ようやく読める時間があり、読んでみましたが、以前の終わりから また阿南さんの職種が変わっておりまして、しかも介護のお仕事…! 実は自分の弟が一年ほど前から介護業界に入って、その内情などを 良く聞いており、また父親の事や、兄弟の事など、やはり年齢や 今の時勢からなのでしょうが、不思議と符合する事が多く、 他人事と思われず引き込まれて行きました。 ミステリ内容に関しては、私程度の観察眼でも追いつける 優しさで、でもさすがに全ては見通せない…そんなとても 適度な状態で心地良かったです。 というのも、ミステリでも読者に分からない部分で勝手に 主人公がものすごい観察眼で解決するとかあるではないですか。 あれはこちらを置いてけぼりにしてしまうので、もう少し こちらにもヒントを出して欲しいと思うのです。 私自身がお話を作るので、大体この人が怪しいというのや、 話的にはこう作るなって組み立てが分かっていつつも、 それがきちんと説明されているのが良いのです。 また、説明されていても、それが説明だったというのが 分からないのが醍醐味で、そこの上手さ、軽快さとかは 書いている人が分かっている、後で読者に分かる、だけでは 不十分で、一緒に考えられる部分をちゃんと作っている のが太田作品の絶妙さだと思うんです。 そしてその部分だけでなく、心情的な流れの入れ込み方が とても良いのです。 太田さんの作品は、苦く重いものがありながらも、何かを見出す、 そして昇華して終わる、そんなお話なので、読後感に深い感動が あります。 今回も最後のお父さんとの関わりの場面を読みながら、 自分もそうだったなあと思い返しました。 でももうそろそろ阿南さんも誰か良い人に巡り合って 欲しいなと思いました。 (前のお話で出て来た少女とうまく行っているのを願ってたので…) | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 1件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|