無伴奏



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初公開日(参考)2011年07月
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長編小説

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無伴奏 (創元推理文庫)

2015年04月20日 無伴奏 (創元推理文庫)

「…殺してしまった」という父の呟き。疑いもしなかった、母の人生。そこに、父がいた。父は眠っていた。私の記憶にある父の顔ではなかった。痩せ細り、肌はかさついている。髪は乱雑に刈られ、髭もまばらに剃られていた。口をわずかに開き、寝息を立てていた。職業柄、見慣れている姿のはずだった。毎日同じような老人を何人も相手にし、世話をしているのだから。なのに今、私はひどく動揺していた―。父危篤の急報を受け、二十数年ぶりに実家に戻った阿南は、予想もしなかった両親の謎に直面することになる。十三年ぶりに描かれた阿南シリーズの新作にして、現時点における著者の最高傑作。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

無伴奏の総合評価:8.00/10点レビュー 3件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

無伴奏の感想

何か色々不親切な作品だな、と思ってたらシリーズものでした。
ミステリーっぽい趣向も凝らされてるが正直弱いですね。
テーマは「家族」。
と言っても、ありがちな家族愛の話ではなくて「家族の辛いところ」を描いた作品ですね。
ある程度の年齢の方は身につまされるかも知れません。

梁山泊
MTNH2G0O
No.1:
(9pt)

無伴奏の感想

地味な話、しかし私にとっては物凄く面白かった。主人公は47歳の介護士。自分の父親の過去を調べるエピソードと、高校時代の恋人の旦那さんを探すエピソードで物語は進む。ハードボイルドタッチの文章も読み易く好感が持てるが、何より出て来る人物たちが作品の中で皆生きていた。介護の現状のやるせなさと主人公の頑なな性格のせいも有り、全体的に重苦しい雰囲気では有る。そしてまた、ミステリーとしての驚きは主眼では無い。が、人間ドラマとして素晴らしいと感じた。余り苛烈な設定だと引いてしまうんで、この位が良い塩梅です。おススメ。

なおひろ
R1UV05YV
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.1:
(5pt)

じんわり

阿南シリーズは初めから読んでいるので、気になっておりました。
ようやく読める時間があり、読んでみましたが、以前の終わりから
また阿南さんの職種が変わっておりまして、しかも介護のお仕事…!
実は自分の弟が一年ほど前から介護業界に入って、その内情などを
良く聞いており、また父親の事や、兄弟の事など、やはり年齢や
今の時勢からなのでしょうが、不思議と符合する事が多く、
他人事と思われず引き込まれて行きました。

ミステリ内容に関しては、私程度の観察眼でも追いつける
優しさで、でもさすがに全ては見通せない…そんなとても
適度な状態で心地良かったです。

というのも、ミステリでも読者に分からない部分で勝手に
主人公がものすごい観察眼で解決するとかあるではないですか。
あれはこちらを置いてけぼりにしてしまうので、もう少し
こちらにもヒントを出して欲しいと思うのです。
私自身がお話を作るので、大体この人が怪しいというのや、
話的にはこう作るなって組み立てが分かっていつつも、
それがきちんと説明されているのが良いのです。
また、説明されていても、それが説明だったというのが
分からないのが醍醐味で、そこの上手さ、軽快さとかは
書いている人が分かっている、後で読者に分かる、だけでは
不十分で、一緒に考えられる部分をちゃんと作っている
のが太田作品の絶妙さだと思うんです。

そしてその部分だけでなく、心情的な流れの入れ込み方が
とても良いのです。
太田さんの作品は、苦く重いものがありながらも、何かを見出す、
そして昇華して終わる、そんなお話なので、読後感に深い感動が
あります。
今回も最後のお父さんとの関わりの場面を読みながら、
自分もそうだったなあと思い返しました。

でももうそろそろ阿南さんも誰か良い人に巡り合って
欲しいなと思いました。
(前のお話で出て来た少女とうまく行っているのを願ってたので…)
無伴奏Amazon書評・レビュー:無伴奏より
4488024785



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