(短編集)
奇談蒐集家
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メフィストで連載されていた他の作品を読んで、 太田氏に興味を持ちました。 それからKindleで読める既刊の作者の本を2冊読んだのですが3冊目にして初めて星5のレビューを書きたいと思う本書に出会いました。 総合的にみて、どの作品もそうですがネタはさすが太田氏で、また完成度も高く納得のいかない点も無くおもしろかった。 | ||||
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新聞に出された 「自分が体験した不可思議な話を話してくれた方に高額報酬進呈。ただし審査あり」 という広告に釣られてやって来た数人の客の話からなる短編 話を聞くのは愛煙家にして酒を愛する道楽者の恵美酒と性別不詳の助手、氷坂 やってきた客は自分が体験した奇談を披露するが悉く助手の氷坂によって話の真相を突き付けられる あるものは感謝しあるものは茫然とするという安楽椅子探偵物のような展開 まぁ氷坂の推論も一つの可能性であって本当にその答えが全て事実であるかどうかは分からないのですが 氷坂の毒舌かつ一刀両断に突き放すような冷たいセリフが小気味よくていいですね そして全ての奇談がつながる最後のエピソード 「おいこら、本当に報酬はいらんのか?」 圧をかけながらの恵美酒のこの最後のセリフがいいですね、報酬とは何だったのか、もしもらっていたらどうなっていたのか想像力を掻き立てられる良い小説です。 | ||||
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奇談を集めるというバー「strawberry hill」の恵美酒一のもとに、何人もの人たちが奇談をもってやって来る。恵美酒はなんともスノッブで嫌味な感じの男である。話を聞いて「おお、これこそ奇談だ」と喜ぶのだが、客の背後に控える中世的な氷坂が一見理屈に合った話として退けてしまう。そのひっくり返し方が面白いとも言えるのだが、超常的な奇談でないにしても十分変な話ではある。というか、ちょっと無理やり感がないでもないのだ。最後は、全編をくるりんとまとめてしまう。うーん、それもまあまあかな。 | ||||
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各章が前半に謎、短い後半で解答という構成になっています。とても魅力的な謎なのですが、あまりにあっさりと探偵役が解いてしまいます。後半を少し読んだところで、休憩をしてから残りを読むとよいです。最終章までは、これで十分楽しめます。 | ||||
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「奇談求む!」の新聞広告に誘われて応募した人たちが自らの不思議な体験を語ると、主宰者のエビス氏は御満悦、ところが、無粋なアシスタント氷坂が辛辣にぶったぎって真相を推理する。 基本パターンはいたってシンプル、ファンタジー風味だったりスリラーだったりの奇談の数々を抜群のリーダビリティで淀みなく読み進められるのであります。幽霊の正体見たり、枯れ尾花。応募者も長年の疑問が解明されて気分すっきりだったり、夢を見たままでいたくてがっかりだったりで人さまざま。 けれども、巻末のエピソードで匂わされているように氷坂の推理も解釈の一つというだけで結局真偽は分からず。現実と奇談が逆転し、「奇談蒐集家」の存在そのものを都市伝説にしてしまったオチが一番の大番狂わせ。 | ||||
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