つれづれ、北野坂探偵舎 感情を売る非情な職業
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佐々波蓮司が編集者だったときの話。同棲していた校正者の萩原春が事故死し、蓮司は自殺ではないかと疑う。数日後、それまで何年も眠り続けていた雨坂続が突然目を覚まし、小説を書き始める。同僚の工藤凛は、担当の作家になんとか賞をとらせようと悪戦苦闘する。筋だけを追うと何のことなのか分かりにくいが、小説というものに憑りつかれた編集者と校正者の運命と小説を書く天賦の才能がテーマなのだ。結構重いテーマのような気がする。蓮司に幽霊が見えるというのは重要な意味を持ってくるのだが、都合がいいと言えばそうかもしれない。 | ||||
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「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズの第4弾。 今回は過去編。佐々波の編集者時代が描かれており、雨坂が小説を書き始めたあたりも明らかになる。 編集者にとっての物語の価値がメインテーマとなっており、そこに校正者という存在もクローズアップされ、なかなか興味深い一冊であった。 登場人物たちの死にまつわる衝撃的な謎も隠されており、正直なところ、このシリーズで初めておもしろいと思った。 | ||||
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娘が読んでいます。 読み始めるととまらなくなくなると言っており、疲れた頭を休めるのにいいんだとか(笑) | ||||
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前作から物語の肉付けが始まり、今作で時間を加えた少し立体的な形が見えて来た。 ここからさらに深みを出せるか、早くも次作が待ち遠しいと思えたので星4つ付けさせて頂きました。 内容に関してはようやく本題に入って来たといった所だが、物語の結末で2人がどういう選択に至るのか? 今後の展開の中でどういう布石を打っていくのか?力の見せ所かな。 ただ、萩原春に関しては今の所無理がある。作中でも触れている通り、経験が足りていない。 辞書を引くことも出来ないし、完璧を目指す作品を彼女のその時点の知識だけで校正出来るのか? 知っている事も徹底的に調べるのが長所だったはず。幽霊と話せる(?)のなら現世に居てこそでは? | ||||
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つれづれシリーズの4作目です。 これから書かれる小説への期待、不安、そして恐怖を描くサスペンスかもしれません。 このシリーズの主題が「小説」「小説を書くこと」だとするならば、この本において、それはオブラートに包まれていません。「小説を書く」という行為が、赤裸々で生々しく、整えられた文体の中にはち切れんばかりの圧力で、「小説賞」という舞台の中に、押し込められています。 あとに残るような重みのある読後感です。 味わうたびに味が変わってゆくような深みのある作品でもあります。 * * * 設定から考えると、紫色の指先が目的を果たす時は来ないように思います。もっとも、もし、完成したとしても、現実という物語や自分の人生の物語を失った者にとっての理想は、生きている人間の理想とは異なるような気がします。 | ||||
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