刑事失格
- 警察小説 (526)
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全1件 1~1 1/1ページ
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阿南シリーズ第一作。何気なく読んだ「無伴奏」が凄く良くて、遡って読んでみたいと思った。が、売れて無いんだろなぁ、古書で探すのに丁度1年かかりました。内容は青春ミステリー(成長譚と言う意味で)、もしくは変格ハードボイルド(主人公がブレるんで)、と言う感じであるが、いずれにしても雰囲気が暗い。何せ阿南が変人過ぎて怖いよ、考え方が独特過ぎる。ミステリーとしては結構派手で結構ざっくりしてる、本格では無いかな。つまり本作の魅力は、阿南のキャラに尽きる。気持ち悪いが目が離せない男、シリーズを追いかけ変化を見てみたい。 | ||||
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主人公の性格付けに一貫性がないように思われ、ストーリーの展開も意外性があるというよりは不自然、電子書籍ゆえの素人の方の作品だったのだろうと思いましたが、推薦文を書かれた方の高い評価に驚き、もしかしたら、自分の感覚がおかしいのかと、不安になりました。 | ||||
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楽しく読めたが、ドラマが少ない。シンプルな一冊。 警察物としてはやや物足りないと感じる。個人的には今野敏さんの作品の方がいいかな。 | ||||
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冒頭で主人公の「私」は警察を退職していることが明らかにされ、 そのきっかけとなった派出所勤務時代の悲劇的な連続殺人事件が 展開される。さらに物語が進むにつれて、「私」がそもそも警官 を志すことになった事件、警察の仕事に疑念を覚えるに至ったで きごとも語られることになる。 本書には青春小説という色合いが濃い。全編に渡って描かれる、 自分と現実とのあいだに薄い膜を張られているかのような焦燥感 や違和感はまさしく若者特有のものだ。しかし、過去のふたつの できごと、さらには本作での事件が主人公に与えた打撃は、心の 傷といって済ませるにはあまりにも大きく、青春小説のラストで 読者が期待するような未来への展望は感じられない。「私」の心 象風景を反映しているかのような暗く寒々とした情景描写とあい まって、読後感は決してすっきりしたものではない。 にもかかわらず、自分にあまりにも正直な主人公の生き方は読者 (若者にかぎらず)に強い印象を与えるはずだ。暗い過去を背負 い、闇を抱えた主人公という造形はハードボイルドではありふれ ている。しかし本書は、その暗い過去をまず正面から取り上げる ことで、ひとりの人間の精神的な成長を描くことに成功している。 なお、本書は、1990年にデビューした太田忠司が初期に手掛けた ミステリーだが(92年に講談社ノベルスで初版)、筆致に未熟な ところはいささかもみられないばかりか、現在(2011年)読んで 古くなった感じもまったく受けない。続編『Jの少女たち』、 『天国の破片』も同じ創元推理文庫から再版されているので、是 非読んでみたい。 | ||||
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