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月読(つくよみ)
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月読(つくよみ)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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最初から幻想的な雰囲気を感じ、ファンタジー要素のある設定なのだと気づく。 物語としては後半になって一気に動きだし、あれよあれよと目まぐるしく転回するので、目が回るというか付いていくのに頭の整理が大変。 え?っていう偶然過ぎる要素はおおい気もしたが、最後までとても面白く読むことができた。 | ||||
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「月読」とは、死者の最期の思いを読みとる能力者。月読として生きる朔夜が、従妹を殺した犯人を追う刑事・河井と出会ったとき、さらに大きな事件が勃発して―。人は死の瞬間、何を思うのか。それを知ることに意味はあるのか。地方都市で鬱屈する若者たちの青春を描く、著者渾身の傑作ミステリー長篇。 | ||||
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何件も市内の古本屋さんで探しましたが見つからず、Amazonさんで購入しました。 状態も良く、とても満足です。 | ||||
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二度読みました。設定に無理がなく、話の流れがスムーズで、すんなりと読み込めました。素直に面白かったです。 | ||||
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物語の設定は、死人が最後の”想い”を形にして残し、それを読み解く稀有な能力を持つ『月読』が存在するパラレルワールドです。読みはじめはなかなかその設定に慣れませんでしたが、そういうものなのだと思ってしまえば、独特の世界観になじめました。 いくつもの線が最後ひとつにまとまり、絡まり合った糸がほぐされていく様は見事で非常に読み応えのある作品でした。 本のボリュームのわりには非常に読みやすい文章で、かつ文章が美しいと感じました。 ただ、個人的には『朔夜一心』がもっと登場してくれたら良かったのに・・・とちょっと残念ではありましたが、続編に期待、という感じでしょうか。 物語の設定は好き嫌いがあるかもしれませんが、ミステリとしてはよくできた作品だと思いました。秋の夜長に読書にふけるには、月を感じる作品なだけに雰囲気的におススメです。 | ||||
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月読の世界では、人は死すと「月導」という「形」をのこす。 月導はさまざまな形で現れる。 あるものは虹、あるものは岩、またあるものは風や香り・・・ そして、その世界ではその月導を読み解く「月読」が存在する。 「月読」は、その才が現れると親や日常から引き離され、「月読」の養い親に預けられ、月読として生きるすべを教えられる。 朔夜一心もそんな「月読」のひとりである。 ある殺人事件がおこり、一心自身の事件、一心の「養い親」にかかわる事件と複雑にからみあう。 そこに現れる「月導」は。 それを残した死者の心、そしてそれを読み解く「月読」は・・・ 叙情的な美しい世界観ながら、しっかり骨太なミステリー。 序盤、世界観に慣れるまではやや冗漫でしたが、一気に読みきりました。 作者は名古屋大電気工学科卒の理系の方らしいですが、無駄のない、削ぎ落としたような、それでいて硬くない文章で、長編ながら読んで疲れを感じさせません。 登場人物もとても魅力的。 読み終えてすぐ、続編の「落ちる花」を注文しました。 | ||||
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人が死ぬときにその場に残る思いを「月導」として、それを読み解く人が「月読」。そんな人が死ぬときの思いだなんて、ひとつ間違えば「怨念」ともなりかねないものを、その人のメッセージとしてミステリーのキーに持ってくるのは勇気が必要だったのではないかと思う。しかしその「思い」があるからこそ、ミステリーとしても物語としても楽しめるものになっている。 | ||||
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生まれながらに死者の残留思念を読む力を備えていた朔夜一心は、親元を離れ、一子相伝で力を磨き、能力者として孤高の道を歩んでいた。その一心が、失われた過去を求めてある地方都市を訪れた時、そこで謎の連続婦女暴行事件が起きた。従妹を暴行魔に殺され復讐を誓う刑事・河井と一心とが出会った時、運命の歯車は音を立てて廻り始めた……。 本書はSF色の濃いミステリですが、太田忠司らしい読みごたえある作品で、特に中盤からラストにかけては臨場感たっぷりで目が離せませんでした。内容からシリーズ化になるのではないかとも思いますが、ぜひともシリーズ化してほしい作品ですし、次作にも大いに期待したいです。 | ||||
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