著書520作を超え、質・量ともに膨大な西村ワールドを築き上げた氏。

前集に引きつづきソーンダイク博士の活躍する、倒叙ものと謎解きもの。法医学探偵の面目を伝える秀作群。

合併でできた地方都市、ゆめので暮らす5人。相原友則―弱者を主張する身勝手な市民に嫌気がさしているケースワーカー。

島原の乱に敗れ、幕府への復讐を誓う天草側の軍師、森宗意軒は死者再生の秘術「魔界転生」を編み出した。

ベルギーの小さな村に侵入したドイツ兵士を、謎の爆発現象で吹き飛ばしたのは聖女と評判の修道女であった。

「日本の刑務所は囚人に甘い!」―囚人が増えすぎた刑務所をどうするか。警察庁OBの花菱は画期的なアイデアを思いつく。

伝説の名女優・神名備芙蓉が二十八年ぶりに復活。

神様の通う屋内釣り堀カープ・キャッチャーの景品棚には、高得点でもらえる伝説の白い箱があった。

出世の道を絶たれ、漫然と日々を送る英国領事官員のルウェリンに殺人事件の調査が命じられた。

考えよう。考えればきっとわかることだ。

関空、新宿駅でテロ発生!! 外国人“スパイ”はどの旗に忠誠を誓うのか? 「お前たちのためじゃない。

ハリウッド一の人気女優ジル・ジョイスが、TVシリーズ番組「フィフティ・ミニッッ」のロケでボストンにやって来た。

血の福音書を発見した直後にルーンが姿を消した。それと同時に、恐ろしい殺人事件がローマで頻発するようになり──。

「探偵・日暮旅人」シリーズ著者が贈る、死者の声を聴く女子高生の事件簿。

セラピストのマリアナは、姪のゾーイに親友が殺されたと相談を受ける。

大阪発金沢行き特急「雷鳥九号」の車内で東京の貴金属商が射殺された。

麻薬密売人キーナンの魅力的な若妻フランシーンが、ブルックリンの街角で誘拐された。

殺人鬼、アリバイ、名探偵登場、不可能状況、怪盗登場、失踪など本格ミステリーの世界を象徴する魅惑のキーワード11を、これまた当代きっての名手11人が巧みに料理。

1967年、東京六本木に近い雑居ビルの屋上から、一人の男が飛び降り自殺した。東都新聞文化部長の月田春之。

舞台は鎌倉にある名門・冬汪高校。

ペレス警部が参列したささやかな葬儀の最中、大きな地滑りが発生。

同居人・桜川ひとみの突発的な行動によって、正太郎が連れてこられたのは、東京のS出版。

偶然、殺人事件を目撃してしまったケイシーだが、恐怖と自己保身のために警察に通報できなかった。

詩人・イェイツが薔薇にたとえたアイルランドの自由。

東京・亀有で探偵事務所を開く小仏太郎。

全篇新作書き下ろし! ! 最強のアンソロジーシリーズ復活第三弾! ホラーとミステリーを愛するすべての人に―― 平山夢明、澤村伊智、織守きょうや、斜線堂有紀、皆川博子…… 超ベテランから期待の新鋭まで、短編の名手16人が競演! 秘密の隠れ家で語られる極上の

幸せな四人家族の長女として、何不自由なく育った弥生。ただ一つ欠けているのは、幼い頃の記憶。

大道寺明子は、芸能界を引退した後、美貌を利用して銀座のクラブのママになった。

殺人容疑の男は、犯行時刻、下町の映画館にいた。だが、それを証明できるただひとりの女は、なぜか証言を拒む…。

浅見光彦に錦秋の京都での取材が舞い込んだ。

地球規模の地殻変動で、日本を除くほとんどの陸地が海没してしまった。

八丁堀の町医者の娘お紺は、娘盛りの十七歳。

「子どもか、大人でも子どものような心の持ち主。

小説家と、彼女を支える夫を襲ったあまりにも過酷な運命。

花園学園の創立記念日と合わせ三連休となった週末。由利子、旭子、香子と由利子の妹・真由子の四人は軽井沢へ。

急死した収集家のコレクションに眠っていた謎の短篇映画。

映画『嫌われ松子の一生』原作者が贈る、ランチでのひとときに浮び上がる女たちの人生模様を描いた表題作ほか、笑い・涙・恐怖・切なさ満載のオムニバス短編集。

雪原に林立する巨大なキノコ―モダンアートのオブジェの傍にぼろ切れのように捨てられた女の死体。

見合いの話が断れなくて困っている―。何と、見合い相手のシチューに混入したビー玉が原因だという。

タクシードライバーの栂野朔次は、深夜の国道で記憶を失った女を拾った。

13億円は私のもの? 気づけば大騒ぎの中心に! 売れないファッション・モデルとして貧乏生活を送るサト子。

ロンドン郊外のチムニーズ館に宿泊していた若い外交官が、睡眠薬を飲んで変死した。

格闘家である父の海外単身赴任をきっかけに、北海道から東京の高校「私立青嵐学園」へ転校してきた高校2年生、二宮ナズナ。

医者のマーチ博士の広壮な館に住み込むメイドのジニーは、ある日大変な日記を発見した。

〈魔界都市“新宿”〉にトランクひとつで100億のヤクが流入。

運命の波に翻弄されながら愛に身を裂き、一途に生きた女性の感動の物語。

久し振りに声の便りを寄こした親友の相談ごととは、先踪した夫を捜してくれという頼みだった。

美味しい1杯のお茶が、あなたの悩みを癒します。 仕事もプライベートも崖っぷち。

江戸屈指の両替商分銅屋に、仕事への誠実さを買われ、用心棒として雇われた浪人・諫山左馬介。

死んだ取引相手の男が渡したのは籠に入った赤ん坊だった!?依頼人も行方不明となり事件の謎を調べ始めたアルバイト探偵隆クンは二人組の男にら致されてしまう。

高速料金所の職員、井川正治郎は高級車の運転席に元愛人の和子の姿を見た。

警官殺しが続発する中、カナダ騎馬警察巡査長クレイヴンの母親が惨殺された。唯一の物証が示す犯人はクレイヴン。

一枚の絵が「もし贋物なら、見た瞬間、苦味を感じ、本物なら甘みをおぼえる」という天才美術コンサルタント・神永美有が、短大の美術講師・佐々木昭友と二人で鑑定にまつわる五つの難題に挑戦。

「証明してくれよ、おれが犯人だって」銃を片手に私立探偵ビルを訪ねてきた男はそう言った。男はかつての依頼人。

元SAS隊員マット・ブラウニングは、株取引で多額の負債を抱えていた。

市井の人々の悲哀をつつみ、今日も「しぐれ町」は明け暮れる――。 再会、借金、深情け。

19世紀後半、伝説の魔術師アル=ジャーヒズがジン(精霊)の世界の扉を開き、世界は一変した。

憑依作家・雨宮縁の担当編集者真壁は、戦慄した。

2018年1月26日公開映画『ロング,ロングバケーション』原作 妻は末期癌、夫はアルツハイマーの老夫婦。

デンマークの僻地に住む一家。ほぼ自給自足の幸せな暮らしは、クリスマスに起きた事件を境に一変する。

あたしは堀アンナ、十八歳。胸はそんなに大きくないけど、ぱっちりした目はちょっと自信アリ。

戦前、ナチ政権下で検事だったゼルプは、1945年に総てのキャリアを失った。

シングルマザーのステファニーは、同じ幼稚園に子どもを通わせているエミリーと友人になる。

数字を一つ思い浮かべろ。その奇妙な封書にはそう記されていた。

月の森の蛇ガミをひたすら愛し、一生を森で送ったホウズキノヒメ。

伊賀と柳生の境にある月ヶ瀬に伊

切り絵作家のアグネスに不穏な影が迫る。 彼女に肖像画を依頼した客が、次々と謎の死を遂げているのだ。

刑事を辞めて八ヵ月。雑誌への寄稿で食いつないでいた俺・柚木草平を、絶世の美女が訪ねてきた。

15年前―。駐車場に横たわる撲殺死体。

イタリア人実業家の亡夫から相続した、小島の館に隠棲する日本人女性=レニエール夫人。

事件は突然訪れる――。 「深山木薬店」の店主・秋が何者かによってさらわれた。

妊婦探偵・暮林美央が大活躍する、バルーン・タウン・シリーズ第三弾。

闇に身を潜め続ける犯人。

ロンドンのどこかに、霧の中から不意に現れ、そしてまた忽然と消えてしまう「あやかしの裏通り」があるという。

この気持ちは、なんだろう？ はじめて感じる胸のモヤモヤ。 過ぎ去ってしまったあの頃のこと。

両親を事故で亡くした女子大生・笹木唯は高額の報酬と引き換えに記憶消去薬「レーテ」の新薬実験に参加する。

「最後のバラ色の三日間。あとはみなさん、さようなら！」　イリスが車に乗せた青年は、こう言うと笑った。

メアリ・ラッセルがシャーロック・ホームズに初めてあったのは、1915年、サセックスの丘陵でだった。

伯爵家の令嬢シンジャン・シャーブルックは舞踏会で長身の男性にひと目惚れした。漆黒の髪に、吸い込まれるような群青色の瞳。

売れないSF作家だった父ダニエルの死後、エドガーは母ラブレスから未完の草稿を渡される。

梶本文也は35歳独身のサラリーマン。歴史が好きでアマチュア歴史研究会所属している。

山田風太郎『甲賀忍法帖』が『バジリスク』に。

「援交探偵」上木らいちの元に、名門企業の社長から「メイドとして雇いたい」という手紙が届く。

病に倒れたカリフラワー・グループの総帥、苅部良知は、自ら築いた財閥を守るために米国より隠し子の赤松有美子を呼び戻し、政略結婚を企てた。

気ままなフリーター生活を送る浅井航は、飲み屋で知り合った笹川啓介の会社「デッドモーニング」で働くことになる。

鉄道、バス、飛行機……閉鎖された空間だからこそおこる様々な人間ドラマと犯罪。 乗り物を舞台に描かれるミステリー傑作集。

赤字の海外子会社に赴いた損保マンが、不透明なカネの流れを追う中で知った“悪の構図”とは…。

「和真は俺の兄貴で…そして今日から、月子のもうひとりのお父さんだ」東京、三軒茶屋の路地裏に佇むプラネタリウム。

著名な書家が失踪。後援する大塔印刷では御曹司三郎に捜索を任せるが、工場でも厄介事が……。

10年ぶりの再会が、騙し合いの始まりだった。 青春を奪った体罰教師に卒業生たちが仕掛けた罠。

「ニジノサクラを一つくださいな」吉田須美子の友人、小松原育代が営む生花店にやって来た少女はそう言った。

絵に描いたような幼なじみの真理子と利恵を苛酷な運命が待ち受けていた。

旧友の中川との二十年ぶりの再会をはたすため、写真家の望月は、西アフリカを訪れた。

由良家の一人娘・珠子が無事に小学校へ通い始め、平穏な日々が訪れるかに見えたゆら心霊相談所。

世界シリーズ累計2000万部突破。

バラバラ死体に付いた謎の文字列の紙片。ポー刑事は事件の背後に潜む黒幕〈キュレーター〉と対峙する。