ウィンター・ムーン



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初公開日(参考)1995年11月
分類

長編小説

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ウィンター・ムーン〈上〉 (文春文庫)

1995年11月30日 ウィンター・ムーン〈上〉 (文春文庫)

LA市警の警官ジャックは、ガソリンスタンドへ滑りこむレクサスの美しいボディを見るともなく眺めた。いい車だな。が、死神はそのレクサスに乗っていたのだ。白昼の乱射事件。阿鼻叫喚。ジャックは犯人とおぼしき男を夢中で撃った。市民の味方。“天使の街”の英雄。が、彼の入院中、妻と幼い息子の身には思いがけないことが…。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

ウィンター・ムーンの総合評価:6.20/10点レビュー 5件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

ベストセラーの方程式どおり?

クーンツがベストセラー作家として確立されているだけに、ストーリーが定型化しすぎていると痛感させられた。映画にすれば各々の登場人物の演じる俳優のイメージが固定化される思いもした。
導入部はいつもながら物凄い。いきなりクライマックスを迎える。それから膨らむ主人公の周囲を取り巻くエピソードも興味深く、これを貫けばある意味、小説の大家としての地位も確立できるであろうと思うのだが、やっぱりクーンツは怪物や宇宙人が好きなんですねぇ~!

得体の知れない怪物の話は今までになく幻想的で想像力膨らむが、無敵度を強くしすぎたせいか、最後の対決は何ともしぼんだ内容になっている。ここがいつもながら作家としての脆弱さを露呈させているのだ。ベストセラー作家というのが必ずしも良い意味に採られない典型でしょう。

あと、主人公以外の登場人物の使い捨て癖が顕著だった。エドゥアルド・フェルナンデスはプロット上、死ぬことは必要だとしても、獣医のトラヴィス・ポター、弁護士のポール・ヤングブラッドなどは単なる怪異の証言者の1人でしかない。この辺の使い方が書き殴っているようでどうもいけ好かないのだ。

ともあれ、重傷を負った警官とその家族を主人公に、殺人鬼が実はカルト的人気を誇る映画監督だったことから起因する主人公達への冷たい世間の仕打ち、怪異にストイックに立ち向かう朴訥な老人、カウボーイスタイルが似合う老弁護士、宇宙人の来襲を疑問もなく受け入れる男、恐怖や死を知らず憎悪のみを糧に生物を征服しようとする地球外生命体など、エピソードや人物設定などを取り上げれば面白くなる要素ばかりなのだが、それらを十全に活かしきれないクーンツ。

しかし時々『ウォッチャーズ』みたいな傑作が生まれるから目が離せないんだよな~。

Tetchy
WHOKS60S
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No.4:
(2pt)

は?

上巻は面白い。先が気になる。しかし下巻でずっこける。茶番劇としか言いようがない。
ウィンター・ムーン〈上〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ウィンター・ムーン〈上〉 (文春文庫)より
4167309580
No.3:
(2pt)

は?

上巻は面白い。先が気になる。
しかし下巻でずっこける。茶番劇としか言いようがない。
ウィンター・ムーン〈上〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ウィンター・ムーン〈上〉 (文春文庫)より
4167309580
No.2:
(4pt)

SFファンにこそ本書はよりいっそうおいしく頂けます

本書のベストセリフ「自分は人間だ、それだけでじゅうぶんだ」醜い化け物に生まれたわけでもないのに、勝手に呪詛してゴロツキやケダモノになるポンポコピーは、本書を読んで、互いを理解しあえる人間に生まれた事に感謝汁!本書に登場するスーパーナチュラルは、他者を理解するという概念を持たない、独立独歩の完成された完璧な不死の最凶のエイリアン。宇宙の全てはそれに利用される道具に過ぎない。地球にやってきたそれは、死体に憑り付きヴィーグルとして利用した。二足歩行の移動手段に利用しているにしか過ぎないが、地球人にとっては、お馴染みのホラー現象、ゾンビである。知性があり、テレパシーとヒュプノとサイコキネシスも使えるエイリアンだが、自分が不死なので、生命尊重の概念は持たずというか、そもそも、それには、生死の区別は意味がない。生きているものには心に潜入して道具にし、無茶な命令で死んだとしても、サイコキネシスでゾンビとしても動かすことが出来るのである。征服欲がそれの最大の行動原理。地球人の心の抵抗が強いので、それが人間を調査する過程で、人間と交わした会話は、ランドル・ギャレット並みの面白さ。二足歩行移動機として使える死体が墓地の土の下にあるのが、それには理解出来ない。「彼らは、地下で何をしているのだ?」SFと言ってもいいと思う。クラークの描く友好的なエイリアン、ハインラインの描く敵対的なエイリアン、レムの描く理解不可能なエイリアン、SFにおけるエイリアンはこの三種が基本だが、クーンツ自身は第四のパターンを提示したつもりみたいである。意思は疎通出来るが、理解出来ない、理解したくない、理解する必要がないというパターン。それは自身を幸福の「贈り主」と自称する。自分の一部になれば永遠に幸福になれるのに、人間が精神融合、肉体融合に抵抗するのが理解出来ない。幸福の押し売り、こいつの正体は実は神か!?w精神攻撃、物理攻撃を併用して人類はそれを撃退するが、精神攻撃のシーンが「ソラリス」への皮肉としか思えない。SFファンにこそ本書はよりいっそうおいしく頂けます。
ウィンター・ムーン〈上〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ウィンター・ムーン〈上〉 (文春文庫)より
4167309580
No.1:
(4pt)

SFファンにこそ本書はよりいっそうおいしく頂けます

本書のベストセリフ
「自分は人間だ、それだけでじゅうぶんだ」
醜い化け物に生まれたわけでもないのに、
勝手に呪詛してゴロツキやケダモノになるポンポコピーは、
本書を読んで、互いを理解しあえる人間に生まれた事に感謝汁!
本書に登場するスーパーナチュラルは、
他者を理解するという概念を持たない、
独立独歩の完成された完璧な不死の最凶のエイリアン。
宇宙の全てはそれに利用される道具に過ぎない。
地球にやってきたそれは、
死体に憑り付きヴィーグルとして利用した。
二足歩行の移動手段に利用しているにしか過ぎないが、
地球人にとっては、お馴染みのホラー現象、ゾンビである。
知性があり、テレパシーとヒュプノとサイコキネシスも使えるエイリアンだが、
自分が不死なので、生命尊重の概念は持たずというか、
そもそも、それには、生死の区別は意味がない。
生きているものには心に潜入して道具にし、
無茶な命令で死んだとしても、
サイコキネシスでゾンビとしても動かすことが出来るのである。
征服欲がそれの最大の行動原理。
地球人の心の抵抗が強いので、
それが人間を調査する過程で、
人間と交わした会話は、
ランドル・ギャレット並みの面白さ。
二足歩行移動機として使える死体が墓地の土の下にあるのが、
それには理解出来ない。
「彼らは、地下で何をしているのだ?」
SFと言ってもいいと思う。
クラークの描く友好的なエイリアン、
ハインラインの描く敵対的なエイリアン、
レムの描く理解不可能なエイリアン、
SFにおけるエイリアンはこの三種が基本だが、
クーンツ自身は第四のパターンを提示したつもりみたいである。
意思は疎通出来るが、理解出来ない、理解したくない、理解する必要がないというパターン。
それは自身を幸福の「贈り主」と自称する。
自分の一部になれば永遠に幸福になれるのに、
人間が精神融合、肉体融合に抵抗するのが理解出来ない。
幸福の押し売り、こいつの正体は実は神か!?w
精神攻撃、物理攻撃を併用して人類はそれを撃退するが、
精神攻撃のシーンが「ソラリス」への皮肉としか思えない。
SFファンにこそ本書はよりいっそうおいしく頂けます。
ウィンター・ムーン〈上〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ウィンター・ムーン〈上〉 (文春文庫)より
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