善良な男
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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古くは『ストーカー』、『邪教集団トワイライトの襲撃』、『ウィスパーズ』、『ウォッチャーズ』、そして最近では『ハズバンド』、『チックタック』といった一連の逃亡物、クーンツ独特のノンストップアクションだ。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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間違って殺人を依頼された主人公が被害者になりそうな女性と会い・・・というお話。 巻き込まれ型サスペンスですが、主人公が狙われる訳ではない所が本書の新味でしょうか。後はいつものクーンツ氏の作品の様に最後までノンストップで進む作品でした。 クーンツ氏に関しては、誠実で人生の目的がはっきりしている方、理屈抜きで虚心坦懐で楽しめる職人作家、信仰心の強いカトリックの人、と様々な見識がありますが、個人的にはどんな作品でも暖かいヒューマニティを感じて好感を持てます。 以前、最近でも健在で作品を発表しているそうなので、何れ日本で翻訳された物だけでも、全て読みたいと思います。 職人作家の手腕が唸るサスペンス。機会があったら是非。 | ||||
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解説によると「チックタック」という作品に似ているらしいです。そちらは読んでいませんが、「夜の終わりに」というのにもそっくりです。目立つのを嫌うけれども戦闘スキルの高い男が魅力的な女とともに逃げたり反撃したりするというお話し。 それ自体はこの作家に限らず繰り返されて利用されるプロットなので批判は出来ませんが、ありありのプロットであるほど、理由と決着には工夫を凝らしてほしいものです。 敵の残虐行為に比例しないあっさり決着であったり、虎の威を借る狐型の落とし前の付け方であれば、500頁の前振りは長すぎでしょう。 なぜクーンツを読まなくなったのかを思い出しました。好きな作家の劣化を見るのが辛いからでした。 | ||||
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久々に和書の小説を読んだせいもありますが、比喩的な表現が多い原書を全般的に上手く訳して、その比喩的な文章で表される風景を想像し味わいながら読み進められました。主人公などの会話もアメリカンジョークと言えるのか分かりませんがウイットに富んでいて面白い。逆に言えば、これらのせいで少し展開が遅く脂っこさのようなものを感じてしまうかもしれません。 本文抜粋 「格子つきの細い窓が並ぶ、どっしりとしたレンガ作りの図書館は、要塞を思い起こさせる。まるで、将来を見渡せる司書が、野蛮人の群れに対抗して書物を死守すべき日が刻々と迫っていることを悟ったかのようだ。」 物語は、石工にすぎないお人好しの主人公が、ひょんな事から謎のプロの殺し屋に見知らぬ女性が狙われている事を知ったために事件に巻き込まれ逃走劇が始まるというものです。 | ||||
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チックタックやハズバンドも読んだが、最近のクーンツの作品には雰囲気がないと思うのは私だけだろうか?中古で購入して読むくらいなら楽しめるのでは?というくらいのレベル。ウォッチャーズ、ストレンジャーズ、心の昏き川、ファントム、コールド・ファイア、ミッドナイトなど、数々のすばらしい作品に比べると、なんと味気ない作品なのか。 | ||||
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主人公のティムが全く面識のない女性を殺し屋の魔の手から助ける本当に善良な男です。 冒頭からなぜリンダが狙われるのか気になってしまってハイペースで読んでしまいました。 その理由とやらは、そんな無茶な理由でって突っ込みたくなりますよ。 それとティム、はただのレンガ職人ではないと思ったけど・・・。 追うものと追われるものの目線から物語が進行するので2つの線が交わっていく展開が面白かったです。 今の時代、大勢の人の中に紛れ込んで逃げる事すら出来ないぐらいハイテクが進んでるのにはビックリした。 ラストは良かった〜。 | ||||
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