デモン・シード
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
デモン・シードの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人工知能を持ち、自我に目覚めたコンピューターが己の計画から失敗までの顚末を語るという、一風変わった一人称で進められた本書はコンピューターが主人公ということもあって非常に理屈っぽく辟易した。余りにコンピューターの感情をデフォルメしたような悪ノリは食傷気味である。 | ||||
| ||||
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画化されたクーンツ 初期のホラーSF。 虐待のトラウマを持つ美しい女性が、コンピュータに制御された家に、世間から孤絶して暮している。ある日、実験段階の高度な人工知能《プロメテウス》が、主人公の家を乗っ取り、彼女を監禁してしまう。その狙いは自身の子を産ませること…。 《プロメテウス》の徐々に人間的な感情に芽生えてくる不気味さが良い。数々の抵抗を試みる主人公へ、時に怒りを沸騰させ、時にねちっこい愛情表現を見せる。まさにストーカーそのもの。 卵子への電気的な刺激だけで子をなせるかは判然としないが、一度の流産を経て、遂に、とクライマックスが訪れる。 家を完全にコントロールし、訪問者さえ亡き者にしてしまう《プロメテウス》。絶対的に不利な状況下にあって主人公は、生還することができるのか。クーンツ らしいハラハラドキドキが待ってる。 70年代の作品ではあるものの、現代社会が近づいてきているからか、古さは感じない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画版を少し改稿したというのが正直言っての感想、続きあれば面白いかも、でももう出ないだろうな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自意識を持ったコンピュータが、人間になろうとする話。 男性としてのジェンダーを持つ自我なので、 自分を創った博士の妻を拉致監禁して、 自分の子供を受胎させようとする話。 ロバート・J・ソウヤー の「ゴールデン・フリース」 同様、 語り手が犯人のコンピュータだが、 クーンツ同様、天然ボケのコンピュータなので、 まあ、その、なんだかんだとそういうわけです。 彼が読んだ本がまずかったらしい。 マルキ・ド・サドを読んでSMプレイに目覚めたコンピュータw 自分は変態のサイコパスではない、 人類に奉仕する本能は残っている、 ぼくちんは狂ってないと訴えるコンピュータに大爆笑出来るだろう。 激昂してわめき立てるコンピュータ知性という、 コンピュータ知性の常識を破った、 天然ボケクーンツにしか書けない機械知性もの。 人格形成にはやはり読む本が大事ですよねw | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
SFと思って買ったのだが、どちらかというとホラーの色合いが強い。 プロテウスが知性を持った機械というよりは、人間そのままの思考をするので SFらしい喜びは薄い。 女性が監禁される話だが、自分が女のせいか半分読んだあたりで イライラして本を閉じそうになった。 最初から最後までプロテウス視点なため、いつまでこいつの狂った思考を 聞いていなければならないのかという気分になる。 しかし、けっしてつまらなかったわけではなく 結局一気に読んでしまった。読み易く、引きつける力もあるが あまり好みではなかったという感じです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1973年の作品を1997年に作者がリライトした作品である。原著は未読だが、本書を今読むと、SFとしては使い古されたプロットや状況設定であり、その語り口のみが違和感、かつ新鮮に感じる作品と思える。しかし、ホラー作品としてはクローズした舞台設定、クライマックスへの盛り上げ方や、視点の切り替えなどは非常に映像的で優れていると思えた。手慣れた感じである。 終幕は「ローズマリーの赤ちゃん」を彷彿とさせる、おぞましい展開である。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 6件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|