ライトニング



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    初公開日(参考)1989年09月
    分類

    長編小説

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    ライトニング (文春文庫)

    2014年08月06日 ライトニング (文春文庫)

    80年代の本読みを即死させた究極の徹夜本! 彼女が危機に陥るたびに、その男は雷鳴とともに彼女を救いにやってくる。男は何者か? 壮大で大胆不敵な構想で贈る超サスペンス。 不幸な生い立ちの作家ローラには、「守護の使い」がいた。幼い頃、危機に陥るたびに、稲妻と雷鳴とともに謎の男が救いに現われたのだ。そして今、家族を持った彼女を謎の暗殺者たちが執拗に狙う。決死の逃亡を決意した彼女の運命は?刊行当時に本好きたちを徹夜させた無敵のジェットコースター・スリラー。海外ミステリ・マスターズ第3弾! (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

    ライトニングの総合評価:7.60/10点レビュー 15件。Cランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全2件 1~2 1/1ページ
    No.2:
    (7pt)

    タイムパラドックスは大丈夫なのか?

    クーンツにしては、という云い方は失礼かもしれないが、複雑なプロットの物語でかなり読むのも苦労をした。タイムトラベル物の一つなのだが、とにかく複雑な構成。パラドックスに関してかなりの時間を費やして考察を行った節があるのだが、最後の敵クライトマンがクリーゲルのチャーチルとヒトラーに対して行った工作が成功した後にも存在していたのは何故?などという疑問もある。
    先に読んだ『奇妙な道』にアイデアは似ていると思う。特に防戦に失敗して主人公が死亡した後に、別の手段でやり直しが効くところは正にそっくりだ―まあ『奇妙な道』の方は何度も何度も繰り返され、アンフェアな印象があったのだが―。

    しかし、いつものクーンツ作品と違い、事件解決後の後日談があるのも珍しい。ここまでするのならもう一つサプライズがあっても良かったかなとも思ったが。しかしローラの半生を丹念に描くところなんかはシドニー・シェルダンの小説を読んでいるかの如くで、特に『ゲームの達人』が発表された年とこの作品が発表された年とを比較してみるのもまた一興だろう。

    Tetchy
    WHOKS60S
    No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (5pt)

    一気読みとはならず

    スリラ-、徹夜本という煽りで読んでみたが正直イマイチ。SFっぽい内容なんだろうなと思いながら読んでみると、中盤まで永遠に主人公の女流作家ローラの生い立ちからの半生が描かれていて、時折不可解な事件や謎の男が登場したりするぐらいで、どうゆう方向にいくのか、また期待するような先の展開が乏しく結構つらかった。

    後半になると、一気に話が加速し盛り上がってくるが、何かターミネ-タ-っぽいというか、そこまでSFではないにしろ歴史の野望というか・・そんな感じです。ここまでくればそれなりに面白いしし最後まで突っ走れるけど、そこまで主人公の半生を描く必要があったのかは疑問。

    タカタソン
    HU0OGV5Q
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.13:
    (2pt)

    ライトニング

    いまは流行作家としてときめくローラ・シェーン、かつては孤児院で辛酸をなめた薄倖の美少女だった。これまでの生涯、何度か人生の危機や事故に見舞われそうになったが、そのつど、どこからともなく立ち現われて危難から救ってくれた“騎士”がいた。そのたびに、空には閃光が…。
    ライトニング (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ライトニング (文春文庫)より
    4167109085
    No.12:
    (5pt)

    孤児ものとタイムトラベルものという興味を惹きつけてやまないジャンルの合体

    本書の魅力は端的に言って4点。天涯孤独の身になった美少女の行く末への興味。少女のピンチのたびに閃光と共に現れる騎士の正体。タイムパラドックスをかいくぐっての正義と悪の虚虚実実の戦い。ヒトラーやチャーチルを物語に登場させるほどの壮大な構想と意外性。

     なにしろ孤児ものとタイムトラベルものという読者を惹きつけてやまない要素が合体しているのでエンタテインメントとして超一級の作品です。
    ライトニング (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ライトニング (文春文庫)より
    4167901757
    No.11:
    (2pt)

    あまりに荒唐無稽な

    まさかタイムトラベルとは。こういうのはもともと苦手で、事前に確認しない方が悪いと言われればその通りなのですが、それを差し置いてもちょっと辛い。途中で止めるのが嫌いなので、我慢してやっと読み終えた、と言う感想。解説者含めてみなさん書かれているように、守護の理由がそれかい、とか、辻褄合わせにあの人やらかの人やら、とか。タイムトラベルなんて使ったらなんでもありになっちゃうっていうリスクに開き直り過ぎじゃないですか。
    流行作家、パルプフィクション、80年代。時代のせいだけにもできないけど、こちらはタイムマシン持ってないんで、時間返して欲しいです。
    ライトニング (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ライトニング (文春文庫)より
    4167901757
    No.10:
    (2pt)

    良くも悪くも一般大衆向けのウケを狙った"プロの作家"の作品

    1989年に刊行されたものの復刻版の由だが、「一気読み必至」という帯のコピー(及び解説者の熱狂的賛美)とは裏腹に大して面白い物語ではなかった。全体は二部構成になっていて、第一部は両親を幼い頃に亡くした少女をヒロインとして、その苦難に満ちた幼少時代からベストセラー作家として成功するまでの成長過程を描いている。「人生は生きるに値する、特に家族(同様に親しい人)と共にある時は」及び「運命は自らの手で切り拓かなければならない」というのが主旋律になっている様だ。この点はボストン・テラン「音もなく少女は」(傑作)と類似の雰囲気を漂わせていて、読める出来になっている。ただし、第一部の中で一風変わっているのは、ヒロインが(文字通り)生死を賭けた人生の岐路に立った時には必ず、<守護天使>が現れてヒロインを救うという設定である。「えっ~、これって、「クリスマス・キャロル」風の作品なの」との疑念が湧くが、それはさておき、<守護天使>の正体は ? <守護天使>がヒロインを救う目的は ? という2つの謎が読者の前に提示される。前者は比較的アッサリと明かされるが、後者は依然として謎のまま第二部に突入する。

    ここからはネタバレになってしまい恐縮で、本作に興味のある方は以下を無視して下さい。

    本作は所謂<タイム・トラベル>物なのである。<守護天使>はナチス・ドイツの時代からやって来た<タイム・トラベラー>であって、しかもナチス転覆を画策しているという設定。ここまでは良いと思う。人生の意味を問うたリアリスティックな世界と<タイム・トラベル>を組み合わせるという発想自身は悪くない。しかし、その内容が凄まじく酷いのである。まず、上述の後者の謎だが、これが愕然とする程の陳腐なもので、読んでいて脱力した。そして、ナチス・ドイツの時代からやって来た複数のゲシュタポやSS隊員を、ヒロインがほぼ一人で撃退してしまうという展開は荒唐無稽に過ぎて余りと言えば余りだろう。こんな事なら、第二次世界大戦時、アメリカは婦人部隊だけで闘うべきだったという事になってしまう。更に酷いのは、作中で披歴される<タイム・パラドックス>論である。<タイム・トラベル>物では暗黙の内に禁忌になっている事柄を平気で破っている全くデタラメの論である。作者が<タイム・パラドックス>を理解していないか、自作のためにワザと曲解したとしか思えない。読了後、疲労感しか覚えなかった。良くも悪くも一般大衆向けのウケを狙った"プロの作家"の作品だと思った。
    ライトニング (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ライトニング (文春文庫)より
    4167901757
    No.9:
    (5pt)

    祝!傑作復刊!ホラーよりSFに近い作品

    生まれつき不運に見舞われる主人公に謎の男が付きまとい・・・というお話。
    一番最初に本書が翻訳された際はこの前にでた「ファントム」等でモダン・ホラー(死語)扱いされた作品が多かったので本書もそういう作品かと思って読んだらSFに近い作品でした。このころに出されたモダン・ホラー系の作品がホラーだけどエンターテインメントとして楽しめるものが多かったので、本書を含めて娯楽としてホラーを楽しめる健全な時代だったなぁと懐かしく読み返しましたが、今読んでもあまり古びていず理屈抜きで虚心坦懐に楽しめる傑作であるのは論を待たない事実でしょう。
    あと、今回読み返すまで忘れていましたが、あるジャンルの嫡流でもあるのがなかなか面白かったです(興を削ぐとまずいのであまり書けませんが)。
    この後陸続と翻訳されたクーンツの端緒を飾るにふさわしい傑作。是非ご一読を。
    ライトニング (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ライトニング (文春文庫)より
    4167901757



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