闇へ降りゆく: ストレンジ・ハイウェイズ2
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前作『奇妙な道』とは打って変わってこちらは純粋な短編集。クーンツ得意のモダン・ホラーからファンタジー、幻想小説とその趣向は様々。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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作家ディーン・クーンツ氏の短篇集3分冊の第2集。 7篇収録されておりますが、SF、ホラー、ファンタジーとジャンルフィクションの殆どを網羅した感じのバラエティに富んだ作品が収録されており、その芸域の幅広さが判る作品集になっております。 個人的には、収録作の中で1篇だけ異色作っぽい表題作の「闇に降りゆく」が、コンラッドやグリーンが書きそうな、精神的葛藤をテーマにした重厚な作品に思えて印象に残りました。クーンツ氏が敬虔なカトリック信者というのは結構知られておりますが、この作品はそういう志向が反映されている様に思えました。 これも個人的な感想なのですが、第1人者のキング先生には若干劣ると思っておるのですが、それでもその才能は盆百の作家を凌ぐとも思っております。 クーンツ氏の懐の広さが判る短篇集。機会があったら是非。 | ||||
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「フン族のアッチラ女王」(Miss Attila the Hum) 「闇へ降りゆく」(Down in the Darkness) 「オリーの手」(Olie's Hands) 「罠」(Trapped) 「ブルーノ」(Bruno) 「ひったくり」(Snatcher) 「ぼくたち三人」(We Three) の7編が収録された超絶の短編集。 SFホラー、心理ホラー、泣きSF、ハイテクホラー、バカSF、モダンホラー、究極SF とバラエティに富んだお値打ちの一冊。 後の長編の元ネタぽいのもあるので、 クー様 を勧めるには、この短編集を最初に勧めるべきかもしれない。 「オリーの手」は泣きSFとしても「冷たい方程式」 を越えているかもしれない。 バカSFの「ブルーノ」と同じ人間が書いたとは思えない。 クー様 の幅広い芸が堪能出来る一冊である。 | ||||
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「フン族のアッチラ女王」は,精神乗っ取りを図るエイリアンとの戦いの定番もの。愛の力を前面に押し出す作風は,素直でよろしいが,どうですかねえ。タイトルナンバーは,心の闇へと降りゆく階段を描く。もっと突っ込んだ展開になってもよいのだが,抑え目にしているのは恐怖の余韻の効果を狙ったのか・・・。「オリーの手」は,世を忍ぶ超能力者と自殺未遂の若い女との出会いと別れを綴った作品。まとまりのよさと,テーマにありがちな空々しさが気にならない点で本集では一番の作品だと思う。かわって,「ひったくり」は,スリの男が神も仏もない目にあう話。グロテスクに徹している姿勢は好感をもてる。喉首がざわつく気味悪さは特筆もの。 残念ながら,全体としては,やや物足りないかな。 | ||||
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