(短編集)

闇へ降りゆく: ストレンジ・ハイウェイズ2



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初公開日(参考)2000年01月
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闇へ降りゆく―ストレンジ・ハイウェイズ〈2〉 (扶桑社ミステリー)

2000年01月01日 闇へ降りゆく―ストレンジ・ハイウェイズ〈2〉 (扶桑社ミステリー)

ベトナム戦争から生還し、アメリカで再起を果たしたジェスが手に入れた念願のマイホームには、地下室へ降りる階段があった。深く暗い闇へと続く、彼にしか見えない階段が…モダン心理ホラー「闇へ降りゆく」。遺伝子工学の誤算がもたらした、恐るべき鼠との対決を描くSFサスペンス「罠」。スリのビリーが遭った災難をグロテスクに描いた「ひったくり」。サスペンスからホラー、初期のSFまで、ジャンルの枠を超えたベストセラー作家クーンツの傑作集“ストレンジ・ハイウェイズ”から7編をおさめた第2弾。(「BOOK」データベースより)




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闇へ降りゆく: ストレンジ・ハイウェイズ2の総合評価:7.25/10点レビュー 4件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

クーンツ要素満載の短編集だが

前作『奇妙な道』とは打って変わってこちらは純粋な短編集。クーンツ得意のモダン・ホラーからファンタジー、幻想小説とその趣向は様々。
全7作の内、最も印象的だったのは最初の「フン族のアッチラ女王」と表題作。特に前者は植物のような宇宙生命体の侵略物語がどう題名に結びつくのかが興味深く、その趣向に1本取られた感じだ(結局、内容的には大したことはないのだが)。後者は家に現れる地下への階段というモチーフが秀逸。つまりこれこそが主人公の心の闇の深さのメタファーとなっており、人の悪意の底知れなさを仄めかして終わるラストも良い。

その他特殊な両手を備えた男の哀しみを描く「オリーの手」、実験で知能を備えた鼠の恐怖を描いた「罠」、異世界から来た熊の私立探偵とその異世界と現世との比較が面白い「ブルーノ」など前述のようにヴァラエティに富んでいるがずば抜けた物がないのも確か。最終巻の『嵐の夜』に期待。

Tetchy
WHOKS60S
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No.3:
(4pt)

クーンツ氏の懐の広さが判る短篇集第2集

作家ディーン・クーンツ氏の短篇集3分冊の第2集。

7篇収録されておりますが、SF、ホラー、ファンタジーとジャンルフィクションの殆どを網羅した感じのバラエティに富んだ作品が収録されており、その芸域の幅広さが判る作品集になっております。

個人的には、収録作の中で1篇だけ異色作っぽい表題作の「闇に降りゆく」が、コンラッドやグリーンが書きそうな、精神的葛藤をテーマにした重厚な作品に思えて印象に残りました。クーンツ氏が敬虔なカトリック信者というのは結構知られておりますが、この作品はそういう志向が反映されている様に思えました。

これも個人的な感想なのですが、第1人者のキング先生には若干劣ると思っておるのですが、それでもその才能は盆百の作家を凌ぐとも思っております。

クーンツ氏の懐の広さが判る短篇集。機会があったら是非。
闇へ降りゆく―ストレンジ・ハイウェイズ〈2〉 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:闇へ降りゆく―ストレンジ・ハイウェイズ〈2〉 (扶桑社ミステリー)より
4594028462
No.2:
(5pt)

おいおいおいと突っ込むおバカ作品から泣き作品までバラエティに富んだ一冊

「フン族のアッチラ女王」(Miss Attila the Hum)
「闇へ降りゆく」(Down in the Darkness)
「オリーの手」(Olie's Hands)
「罠」(Trapped)
「ブルーノ」(Bruno)
「ひったくり」(Snatcher)
「ぼくたち三人」(We Three)
の7編が収録された超絶の短編集。
SFホラー、心理ホラー、泣きSF、ハイテクホラー、バカSF、モダンホラー、究極SF
とバラエティに富んだお値打ちの一冊。
後の長編の元ネタぽいのもあるので、
クー様 を勧めるには、この短編集を最初に勧めるべきかもしれない。
「オリーの手」は泣きSFとしても「冷たい方程式」 を越えているかもしれない。
バカSFの「ブルーノ」と同じ人間が書いたとは思えない。
クー様 の幅広い芸が堪能出来る一冊である。
闇へ降りゆく―ストレンジ・ハイウェイズ〈2〉 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:闇へ降りゆく―ストレンジ・ハイウェイズ〈2〉 (扶桑社ミステリー)より
4594028462
No.1:
(2pt)

読みやすいけれど・・・

「フン族のアッチラ女王」は,精神乗っ取りを図るエイリアンとの戦いの定番もの。愛の力を前面に押し出す作風は,素直でよろしいが,どうですかねえ。タイトルナンバーは,心の闇へと降りゆく階段を描く。もっと突っ込んだ展開になってもよいのだが,抑え目にしているのは恐怖の余韻の効果を狙ったのか・・・。「オリーの手」は,世を忍ぶ超能力者と自殺未遂の若い女との出会いと別れを綴った作品。まとまりのよさと,テーマにありがちな空々しさが気にならない点で本集では一番の作品だと思う。かわって,「ひったくり」は,スリの男が神も仏もない目にあう話。グロテスクに徹している姿勢は好感をもてる。喉首がざわつく気味悪さは特筆もの。
 残念ながら,全体としては,やや物足りないかな。
闇へ降りゆく―ストレンジ・ハイウェイズ〈2〉 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:闇へ降りゆく―ストレンジ・ハイウェイズ〈2〉 (扶桑社ミステリー)より
4594028462



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