(短編集)

嵐の夜: ストレンジ・ハイウェイズ3



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嵐の夜―ストレンジ・ハイウェイズ〈3〉 (扶桑社ミステリー)

2001年05月01日 嵐の夜―ストレンジ・ハイウェイズ〈3〉 (扶桑社ミステリー)

機械知性が支配する近未来の地球。平和な世の中に退屈し、新たなデータの蓄積を求めて雪山に出向いたロボットたちは、伝説の生物「人間」の足跡を見つけた―SFサスペンス「嵐の夜」。頑固な無神論者が、妻と息子を失ったあとにたどり着いた“目覚め”を描いた「黎明」。ベトナム戦争で心に傷を負った青年チェイスが、姿を見せない謎の脅迫電話の主に闘いを挑む「チェイス」(「夜の終りに」改稿版)。ジャンルを超えたベストセラー作家クーンツの傑作集“ストレンジ・ハイウェイズ”いよいよ完結。(「BOOK」データベースより)




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嵐の夜: ストレンジ・ハイウェイズ3の総合評価:7.25/10点レビュー 4件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

一長一短

5編の長短編が含まれた作品集。
順を追って感想を述べると、まず「ハードシェル」。これはクーンツお得意の異形物サスペンス。

次に「子猫たち」。これは奇妙な味の短編とでも云おうか。正直、最後のオチはよう解りません。

「嵐の夜」はこれまたSF。しかしこれは設定が非常に優れている。ロボットが地球の最高知能生存者として生活する未来。二世紀を寿命として作られているため、非常に頑丈でスリルを味わうのを何よりも欲している。そんなロボット達が従来得ている能力を最小限のものとし、山中へ狩に出た際に遭遇する最強の獣“人間”。自分としてはこれがベスト。

作者お気に入りの「黎明」は実は各評論でも評価が高いもの。思っていたよりも後味がすっきりしなかったせいか、私としてはさほどいいとは思えなかった。

最後は長編『夜の終わりに』の改稿版「チェイス」。最初の事件の発端は読んでいて思い出したが、後の展開はほとんど忘却の彼方にあったので実はどう改稿されたのかが解らない。数ある初期作品の中でこの作品を改稿する物として選んだ動機は最後のあとがきに詳しいが、それを読んでも何故この作品を?という疑問は拭えなかった。

この1~3巻までの『ストレンジ・ハイウェイズ』シリーズはそのヴァラエティに富んだ内容からクーンツの作家の資質が全て凝縮されている、という意図で編まれた物だろうと思うが、私としてはどれも不完全燃焼といった感じ。クーンツはやはり長編作家だと思うがどうだろうか?


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No.3:
(4pt)

普通に面白い短篇集第3作目

クーンツ氏の短篇集「ストレンジ・ハイウェイズ」3分冊の3作目。

初めて売れた短篇「子猫たち」から長篇「夜の終わりに」を改稿した「チェイス」等を収録しております。内容もホラー、SF、ファンタジー、サイコ・サスペンスまで幅広く収録されており、前の作品集にも書いた通り、この作家の懐の広さが判る編集になっております。

宗教色の強い「黎明」は一貫して無宗教・無信仰だった人が信仰心に目覚めるという書き方によっては説教臭く、辛気臭くなりそうな内容ですが、普通に読んでも割と楽しめる短篇だと思いました(人に依って評価が判れそうですが)。前の作品集でも書き込みましたが、クーンツ氏が敬虔なカトリック信者という事で、もしかしたら自身の経験や体験した事から創作したかもしれず、興趣が沸きます。

最後の「チェイス」は前述の通り、過去の作品の改稿作ですが、改稿前の作品を読んでいてもまた楽しめるのではないかと思われるサスペンスだと思いました。ただ、主人公がベトナム戦争のトラウマを抱えていたり、犯罪の動機があまり斬新ではなくありきたりなので、不満が残ったのも真実です。中の台詞で人生に意味と目的を探しているという箇所は、日本でクーンツ大好きな瀬名さんが「トワイラト・アイズ」の解説で書いていた、ある時期を境にクーンツ氏の創作動機となった思いと重なるので、改稿後に付け加えられた台詞かも。

とまぁ、色々書きましたが娯楽小説としては良く出来ている短篇集だと思うので、エンターテインメントの小説が好きな人には楽しめるかも。機会があったら3分冊とも是非ご一読を。
嵐の夜―ストレンジ・ハイウェイズ〈3〉 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:嵐の夜―ストレンジ・ハイウェイズ〈3〉 (扶桑社ミステリー)より
4594031528
No.2:
(3pt)

時間つぶしにはなりました

通勤電車の中で読むのに買いましたが、後々有名な作品だと知りました。普通の作品です。キャパの小さい人には丁度良いかも知れません。
嵐の夜―ストレンジ・ハイウェイズ〈3〉 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:嵐の夜―ストレンジ・ハイウェイズ〈3〉 (扶桑社ミステリー)より
4594031528
No.1:
(4pt)

デフォルメされた現実

アダルトファンタジーからSF、ミステリーと娯楽小説てんこ盛りの、いかにもなクーンツお徳用詰め合わせセットでゴザイマス
しかし、よくよく読めば、80年代アメリカ社会のかなり露骨な戯画となっておるのですな、これが

なお、巻末の底意地悪い後書きがまた、なかなか・・
嵐の夜―ストレンジ・ハイウェイズ〈3〉 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:嵐の夜―ストレンジ・ハイウェイズ〈3〉 (扶桑社ミステリー)より
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