(短編集)

深夜勤務



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初公開日(参考)1986年07月
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ナイトシフト〈1〉深夜勤務 (扶桑社ミステリー)

1988年04月30日 ナイトシフト〈1〉深夜勤務 (扶桑社ミステリー)

16年前に兄を殺した不良少年たちが、当時の姿で転校してきた!高校教師を脅かす悪夢『やつらはときどき帰ってくる』、腐ったビールを飲んで、怪物と化してしまった父親を描く『灰色のかたまり』、血の味にめざめたクリーニング工場の機械がおこす血なまぐさい惨劇『人間圧搾機』、宇宙飛行士の手の中に寄生した異星生物と、その不気味な行動『やつらの出入口』、暗い汚水溜の中、信じられない出来事が連続して起きる『地下室の悪夢』、ラヴクラフトの暗黒世界に挑んだ『呪れた村〈ジェルサレムズ・ロット〉』など、鬼才キングが若さと才能のすべてをぶつけた傑作短編集『ナイトシフト』ここに登場。 (「BOOK」データベースより)




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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

創作意欲が滾々と湧き出ているのが解るよう

キング初の短編集。日本では本書と『トウモロコシ畑の子供たち』の二分冊で刊行された。

まずは長いはしがきで幕を開ける。初の短編集であるせいか、はしがきでさえ熱がこもっており、キングの物語に懸ける思いの強さが漲っている。

そんな思いが詰まった第1編「地下室の悪夢」は独立記念日の週に行われる地下室の大掃除を扱った物。
夜の熱気にさらされたのか、学生のホールは自ら危険を求めるかのように異常発達したネズミと、それらが突然変異したかのように見える大きなコウモリの巣窟へと主任を誘って自ら降りていく。鼻持ちならない主任を懲らしめるための思い付きだったのかもしれないが、ホール自身も暗闇と巨大ネズミたちの大群で次第に正気を失っていくのが解ってくる。
暗闇によって引き起こされる感覚の麻痺と従業員に不遜に振る舞う上司への反抗心が生んだ、奇妙な味わいの作品だ。

次の「波が砕ける夜の海辺で」はある長編の断片を切り取ったような作品だ。
たった26ページで語られる物語は新種のインフルエンザによって人類が死滅しつつある世界。そんな世界の一シーンを切り取ったかのように唐突に物語は始まり、そして唐突に終わる。
彼らの行く末はどうなるか解らない。しかし明日に希望を持たないモラトリアムな若者たちにとってそれはどうでもいいことだった。そんな若者の倦怠感を謳った作品。しかし大きなラジカセを担いだ若者の姿が時代を感じさせる。

一見少年殺害の現場を偶然見た男の告白と思わせて意外な展開を見せるのが「やつらの出入口」だ。
本書が書かれた70年代はアメリカとソ連の宇宙開発競争がまだ激化している時であり、また本書発表の1978年は映画『スターウォーズ』公開の翌年で一大SFブームの真っ只中でもある。逆にそんなブームの中で宇宙開発に警鐘を鳴らすキングの特異性が浮き彫りになる短編だ。

さて次の「人間圧搾機」はキング独特の根源的な恐怖を扱っている。
クリーニングの機械が人間の血の味を覚え、それ以来意志をもって人間を意図的に巻き込んでミンチにする。そんな狂える機械の恐ろしさを語ったのが本書だ。
しかし本書ではその機械の圧倒的な力に人々は屈するしかないというバッド・エンディング。
命を持たない機械が意志を持って人間に襲い掛かるとどうなるのか。人間の作業を楽にする機械が牙を人間に向けた時の怖さを本書では十二分に語っている。

次の「子取り鬼」も奇妙な作品だ。
ブギーマンと云えば映画『13日の金曜日』のジェイソンの原型とも云える映画『ハロウィン』に出てくる連続殺人鬼ブギーマンを想起してしまうのが私の世代だが、本書で初めてブギーマンが子取り鬼とも称されていることを知った。
物語は奇妙な味わいのホラーである。言葉にすることで具現化するという言霊の恐ろしさを描いた作品とも取れるだろう。

冬の酒場を舞台にした「灰色のかたまり」もまた昔ながらのホラーストーリーだ。
本書で書かれるように不定形の怪物というのは理解を超えた恐ろしさを持っており、実際のゲームのようには易々と倒せるような相手ではないように思える。
本書で恐ろしいのは怪物に変化している男ではなく、父親がどんどん変わってしまう少年の心を襲う大いなる不安だろう。働きもせず、ただただビールを飲んで家じゅうを真っ暗にしてテレビを見ているだけの父親に対しておかしいと思いながらも従順に従う息子のティミーが愛おしい。彼の抱いた哀しみの深さと恐怖こそが本書の最も恐ろしい部分だろう。

「戦場」はどこかで読んだような話だ。
まさにこれは『ジョジョの奇妙な冒険』の第4部『ダイヤモンドは砕けない』の虹村形兆のスタンド「バッド・カンパニー」である。というかその元ネタがこれだったのか。
人によっては『トイ・ストーリー』の方を思い浮かべるかもしれないが、内容はまさに『ジョジョ』。

次の「トラック」もまた予想外の物語だ。高速道路のサービスエリアにいるのは若い男女とトラックの運転手にレストランのカウンター係に男性2人。彼らはそこに閉じ込められていた。
いきなりトラックやバスなどの大型車両が自ら意志を持って人を殺し始める。
どこからそんな着想が来るのか、全くキングの想像力は不思議だ。いやあるいは我々が子供の頃に玩具のトラックでまるでそれらが生き物であるかのように口で擬音を発しながら、ぶつけ合っている、そんな遊び心をそのままホラー小説に仕立て上げたかのような作品だ。
誰もが経験した遊びをこんなデストピア小説へと結びつけるキングの発想力にはただただ驚くばかりだ。

皆さんは小さい頃、悪ガキ連中に絡まれたことはないだろうか?もしあるならばその時の怖さを覚えていることだろう。「やつらはときどき帰ってくる」はそんな誰もが持っている少年の頃の苦い思い出が恐怖となって襲い掛かる物語だ。
少年時代の不良グループやいじめっ子たちから暴力を振るわれたり、カツアゲをされたりする経験は当時としては恐怖以外何ものでもなく、絶望の日々を送るような思いをしたことは誰しもあるのではないだろうか。しかし普通そのような思い出は大人になれば懐かしい思い出となり、同窓会で彼らと再会しても笑い話として済ませ、当時の恐怖が甦ることはよほどのことがない限りないだろう。
しかしもしも当時の不良たちが同じ悪意を持ってそのままの姿で現れたら?
これは確かに恐怖以外何ものでもない。彼らは精神的に成熟しておらず、自らの思うがままに振る舞い、他者の迷惑など顧みず、相手を虐め、苦痛を与えることに快楽を見出す悪意の塊だ。そんな大人の道理が通じない輩ほど怖い物はない。そんな誰しもが持っている根源的な恐怖をまざまざと蘇らせる、実にリアルなホラーだ。

さて本書の掉尾を飾るのは「呪われた村<ジェルサレムズ・ロット>」。キング2作目の長編『呪われた町』と同じ名前だが、舞台はどうも違うようだ。
長編ではジェルサレムズ・ロットに訪れた吸血鬼が徐々に町民たちを吸血鬼に変えていく侵略の物語だったが、本作はチャールズ・ブーンという男のボーンズという友人に宛てた手紙と彼の友人で付き添い人でもあるカルヴィン・マッキャンの手記によって構成されている。
本作で描かれるのはジェルサレムズ・ロットにある教会に纏わるブーン家の忌まわしい過去の話。ジェルサレムズ・ロットが先祖のジェイムズ・ブーンなる怪僧の近親結婚者たちによって形成されたおぞましい村であったこと。そしてジェイムズはドルイド教に傾倒しており、数々の魔術的な儀式を行っていたことが語られる。
そんな先祖の負の遺産を清算するために手紙の送り主であるチャールズ・ブーンが出くわした怪物との戦いが描かれている。
最後の最後まで気の抜けない作品だ。


はしがきにも書かれているようにデビュー作『キャリー』以来、『呪われた町』、『シャイニング』と立て続けにベストセラーのヒットを叩き出した当時新進気鋭のキングが、その溢れんばかりに表出する創作の泉から紡ぎ出したのが本書と次の『トウモロコシ畑の子供たち』に分冊された初の短編集である。

今まで自分の頭の中で膨らませてきた空想の世界が世に受け入れられたことがさらに彼の創作意欲を駆り立て、兎にも角にも書かずにいられない状態だったのではないだろうか。

その滾々と湧き出る創作の泉によって語られる題材ははしがきで語っているように恐怖についてのお話の数々だ。

古い工場の地下室に巣食う巨大ネズミの群れ。

突如発生した新型ウィルスによって死滅しつつある世界。

宇宙飛行士が憑りつかれた無数の目が体表に現れる奇病。

人の生き血を吸ったことで殺戮マシーンと化した圧搾機。

子取り鬼に子供を連れ去られた男の奇妙な話。

腐ったビールがもとでゼリー状の怪物へと変わっていく父親。

殺し屋を襲う箱から現れた一個小隊の軍隊。

突然意志を持ち、人間に襲い掛かるトラック達。

かつて兄を殺した不良グループが数年の時を経て再び現れる。

忌まわしき歴史を持つ廃れた村に宿る先祖の怨霊。

これらは昔からホラー映画やホラー小説、パニック映画に親しんできたキングの原初体験に材を採ったもので題材としては決して珍しいものではない。ただ当時は『エクソシスト』やゾンビ映画の『ナイト・オブ・リビングデッド』といったホラー映画全盛期であり、とにかく今でもその名が残る名作が発表されていた頃でもあった。

そんなまさにホラーが旬を迎えている時期に根っからの物語作家であるキングが同じような恐怖小説を書かずにいられるだろうか。

その溢れ出る衝動の赴くままにここでは物語が綴られている。

はしがきでも述べられているが本書の諸作では特にキングが少年時代に数多く作られた巨大な昆虫や突然変異した怪物が人々を襲うパニック映画の影響が大きいようで必ず異形の物が現れて、人々を恐怖に陥れるパターンが多い。10編のうち6編がそれに相当するだろう。

しかしこの着想のヴァラエティには驚かされる。
上にも書いたが、今ではマンガや映画のモチーフにもされている化け物や怪異もあるが、1978年に発表された本書がそれらのオリジナルではないかと思うくらいだ。

例えば『ジョジョの奇妙な冒険』の作者荒木飛呂彦はキングのファンである事で知られているが、私は『シャイニング』を読んだときに遅まきながらそのことに気付いた。そして本書には彼のアイデアの源泉がキングにあることを改めて知らされるのである。

特に顕著なのは「戦場」という短編だ。この小さな玩具の兵隊が意志を持って人間を襲うのは『ジョジョ~』のスタンドでも使われている。さらにそこから想像を広げると例えば「灰色のかたまり」の父親は同じく『ジョジョの奇妙な冒険』の第4部に登場する、「弓と矢」で怪物と化した虹村兄弟の父親を想起させる。

本書の個人的ベストは「やつらはときどき帰ってくる」だ。この作品は少年時代にトラウマを植え付けられた不良グループたちが教師になった主人公の前に再びそのままの姿で現れ、悪夢の日々が甦るという作品だが、扱っているテーマが不良たちによる虐めという誰もが持っている嫌な思い出を扱っているところに怖さを感じる。
無数の目が体に現れたり、小さな兵隊が襲ってきたり、トラック達が突然人を襲うようになったりと、テーマとしては面白いがどこか寓話的な他の作品よりもこの作品は誰もが体験した恐怖を扱っているところが卓越している。

また最後の短編「呪われた村<ジェルサレムズ・ロット>」は長編とは設定が全く異なることに驚いた。一応長編の方も再度確認したが特にリンクはしていないようだ。ただ後者は全編手記によって構成されるという短編ゆえの意欲的な冒険がなされ、最後の一行に至るまでのサプライズに富んでおり、長編の忍び来る恐怖とはまた違った味わいがあって興味深い。

さて本書は最初に述べたようにキング初の短編集でありながら、次の『トウモロコシ畑の子供たち』と分冊して刊行された。いわば前哨戦と云ってもいいかもしれない。それでいて現在高評価されている漫画家へも影響を与えたほどの作品集。
次作もキングの若さゆえのアイデアの迸りを期待したい。


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Tetchy
WHOKS60S
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No.16:
(4pt)

キング短編集。溢れるそれぞれの恐怖。

ステイーブンキングの10篇から成る初期の短編集。
1.「地下室の悪夢」⇒地下室の掃除にゆくと、そこにはネズミ帝国が、、、、、。
2.「波が砕ける夜の海辺で」⇒コロナ禍の現在にピッタリ?未知のウイルスの攻撃で、、、。
3.「やつらの出入口」⇒キング版の『寄生獣』!
4.「人間圧搾機」⇒クリーニング工場のマシーンに悪霊が憑りつき、キング版『陰陽師』!
5.「子取り鬼」⇒キングお得意のクロゼットの中にいる何かが、、、、。
6.「灰色のかたまり」⇒父親が、得体の知れないスライム様物体に変わりゆく恐怖。
7.「戦場」⇒斑点の付いた小箱から出撃して来た小兵隊軍の総攻撃で始まる恐怖。
8.「トラック」⇒トラックたちが意思を持ち、人間に襲い掛る。キング版『突撃』!
9.「やつらはときどき帰ってくる」⇒兄を殺したやつらが、再び、殺しにやってくる!
10.「呪われた村」⇒吸血鬼の住み着く前のセイラムズ・ロット村にあった呪いの話。
一番怖かった作品は9。 面白く読めたのは6。 読みずらさ一番は10。
Stephen Kingホラー作品のすべての恐怖要素がここにある気がした。そんな短編集。
スティーヴン・キング短編傑作全集〈4〉深夜勤務 (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)Amazon書評・レビュー:スティーヴン・キング短編傑作全集〈4〉深夜勤務 (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)より
4383025315
No.15:
(4pt)

内容は面白い

何とか読みましたが、字が思ったより小さくて(汗)
夜は目が疲れて読めなくて時間かかりました。
あまり書くとネタバレになりそうなのでやめておきますが
面白かったです。
スティーヴン・キング短編傑作全集〈4〉深夜勤務 (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)Amazon書評・レビュー:スティーヴン・キング短編傑作全集〈4〉深夜勤務 (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)より
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No.14:
(5pt)

なかなかいいです!
スティーヴン・キング短編傑作全集〈4〉深夜勤務 (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)Amazon書評・レビュー:スティーヴン・キング短編傑作全集〈4〉深夜勤務 (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)より
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No.13:
(4pt)

世界は憎悪に満ちている?

先日来、世界的に騒ぎになっている北欧の少女グレタ何某、
ファナティックな環境で生まれ育ち、純粋培養されたファナティックさを臆することなく全世界に露出してしまった近年稀に見る特異なキャラクタだと思う、
彼女の視界に見える世の中すべては憎悪と悪意に満ちており、憎悪と悪意は彼女自身に直接向かってくると教育されてしまった、
そして自身に向けられた悪意と憎悪を拭い去るためには彼女自身が全方位に憎悪と怨嗟を投げつける以外の手段を持たないようにも仕付けられていることになる、

彼女の表情、声音、声量、アクセント、すべてが憎悪と怨嗟で満ちているように見える、
世界史は、特にフランス革命以降は、そんな憎悪と怨嗟が暴虐を振るった歴史でもある、
フランス革命時、彼女と同じ憎悪と怨嗟に固まった革命派が何をなしたか、
続くロシア革命以降の社会主義革命政権が同じ憎悪と怨嗟を自分の国の国民に向けて、いったい何人の犠牲者を、いったいどのような方法で出したか、
己を省みることなく排他性に満ちた傲慢さが噴出させてきた非道な歴史を彼女の姿から連想すべきなのである、

彼女と同じ派閥に属する連中がまっさきに旬の話題として取り上げたが、すぐに沈静している分、現在の日本人は冷静なのだと思う、
彼女の姿から憎悪や怨嗟を読み取らずとも、彼女の不健康さ、不健全さに素直に反応できるだけの健全な市民が多いのだと思う、
芸能人の大小さまざまな不祥事から、はては内面・外面のギャップの激しさから辞職する国会議員のスキャンダルまで情緒に問題のあるキャラクタの映像をたくさん見慣れている日本人にとってグレタ某の不健全さは一目瞭然なのかもしれない、

フォックスTVのキャスタが彼女を見て”トウモロコシ畑の子供たち”と同じだと発言したそうだ、
言い過ぎたとすぐ取り消したとも報道されているが、核心を突いた発言であることは間違いない、
私は映画「キリングフィールド」に登場するクメール・ルージュ(カンボジア共産党)の子供たちを思い出した、

本書は短編集なので書き込みはあっさりしたものであり、キャスタが想起したのは映画版かもしれないと思うが、
キリスト教徒の価値観で暮らしていると思われるキングだが、作品から強い信仰心があるキャラクタとは思われない、
だから狂信を描写しながらも、なにか軽みが消えないのがキング作品の良さでもあり、物足りなさでもある、

本書は1988年が初版だが、現在では忖度しなければならない単語が頻出しているので再刊は難しいかと思う、
興味のある方はこの文庫でぜひ確認を、
スティーヴン・キング短編傑作全集〈4〉深夜勤務 (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)Amazon書評・レビュー:スティーヴン・キング短編傑作全集〈4〉深夜勤務 (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)より
4383025315
No.12:
(5pt)

ジョジョファンにも是非オススメ

スティーヴン・キング氏の真骨頂は短編だと個人的には感じていますが、その中でも「ナイトシフト」シリーズはずば抜けて面白いですね。

奇想天外な発想とシチュエーション、非日常でありながらも荒唐無稽でなく、そしてスリリング。一つ一つの作品に手に汗握ることでしょう。

さて、ナイトシフトシリーズの前巻となる「深夜勤務」には11編が収録されていますが、なかでも「灰色のかたまり」、「戦場」は漫画の「ジョジョの奇妙な冒険」の愛読者ならおぉ〜と感じるのではないでしょうか。虹村兄弟の元ネタがあります。

それ以外の作品もオススメですが、荒木飛呂彦さんの短編集が好きな人であれば、ナイトシフト2「トウモロコシ畑の子供たち」に収録されている「超高層ビルの恐怖」も間違いなく楽しめると思います。
スティーヴン・キング短編傑作全集〈4〉深夜勤務 (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)Amazon書評・レビュー:スティーヴン・キング短編傑作全集〈4〉深夜勤務 (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)より
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