ミルクマン: スケルトン・クルー3
- 異世界 (87)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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『骸骨乗組員』、『神々のワード・プロセッサ』との三分冊で刊行された短編集『スケルトン・クルー』の最後の三冊目であるのが本書。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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まさかの初版本に驚きました。 掲載画像は異なりますが、大変驚いた+いい書籍と出会えたというのが正直な感想です。 ありがとうございます。 | ||||
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キングの長編を追って読み続けるなかで、短編を読む。数ある長編の萌芽を、どの短編からも感じ取れて、興味は尽きない。発想の原点が、ここにあったかと思わせる小さなエピソードは、それがなにげのない短いものであるとなおさら、底知れない恐怖が湧いてくる。S・キングの読者には、たまらない短編集。 | ||||
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キングの真骨頂はやはり長編であって、短編はどうもちょっと・・ と思ってきた人にも、中編の『霧』や短編の『トッド夫人の近道』など十分楽しめる作品。 でもやはりこのシリーズは、例えば平山夢明の「独白するユニバーサル横メルカトル」のような職人芸的悪趣味のコラージュ?のように 読んでキモチワルイ感をクールで爽快だと思える人には、期待通りの読後感を与えるものだと思う。 個人的に印象に残った『生きのびるやつ』。 嵐で遭難して無人島にひとり漂着した青年医師。命をつなぐための食べ物は一切ないけど、 不正取引用に所持していた純粋ヘロインなら大量にあるという状況でどうやって生き延びるのかという。 本人は頭脳明晰で平静を失っていないにもかかわらず、正気な(人間的な)世界から瞬く間に横滑りして転落する。 これは遠近法的に迫ってくる怖さがある。 近くで見るとありふれた日常の風景画なんだけど、 離れた場所からみるとそれが髑髏の顔だったりするような。 ヘロイン中毒者を揶揄した作品なんだろうか。 ある意味アディクション(中毒)という状態を空の上から(無人島上空をなんども通り過ぎていく飛行機から?) 見下ろした時に、見える姿という感じ。 言葉や理屈じゃ中毒は治癒できないというのがよくわかる。 むしろ明晰な思考こそが罠の様に中毒者を中毒状態におとしいれ、 繭の様に中毒者を包み込んで外部世界と中毒者を遮断しているようにも思われてくる。 「患者というのはどの程度の外傷性ショックまで耐えうるのか… 煎じ詰めると、結局のところは次の様な問いになる。すなわち、当の患者がどれほど切実に生き延びたいと思っているか?」 | ||||
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朝早くやってきて、毒やタランチュラの入った、牛乳をひっそりと置いていく、ミルクマン。近道を探すのが大好きな、トッド夫人が見つけた奇妙な近道とは?トッド夫人の近道 池の真中にある浮き台で起こった、恐ろしい出来事、浮き台などが勢ぞろいしている一冊。 しかし、それだけではない。スーパーマーケットの中に閉じ込められ、 足掻く人々を綴った中編の霧も一緒に入って、短編集を読んでる人も、大長編を読んでみたいけど、最初は短い奴を・・ などと考えている人にもお薦めだ。自分は個人的には、無人島で必死に生き延びようとし、信じられない行動をとる男、生きのびるやつがおすすめである。 | ||||
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数あるスティーブン・キングの作品の中で一番好きな作品です。400ページ弱の中に短編が10本あるので1つ1つがあっという間に読み終わります。どの作品も必ず最後に不快な気分にさせられるのにまた読み返したくなる、さすがS・キングです。他に『骸骨乗組員』、『神々のワード・プロセッサ』が同じシリーズでありますが、原作は『ミルクマン』を含めた3冊で1冊の短編集になってます。どれからでも読めますし、1冊読めば必ず他の2冊も読みたくなりますよ。S・キングの名前は知っているけど読んだことのない方にはこの辺から入るといいかも。ちなみにこの3冊の中で私の一番好きな作品は『ミルクマン』の中の『生きのびるやつ』です。ホントいやーな気分になりますよ。 | ||||
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